<原田山林道→奥山仲尾沢林道→大学口上滝田林道→増間御門林道→山名林道→千倉林道→畑林道>

今日はこどもの日。こいのぼりが空を泳ぐにはふさわしいほどの青空だ。天気は最高だよ。
内房線岩井駅からの出発だ。

時刻は既に午前10時過ぎ。ちょっと遅い出発だが、日がのびているから明るいうちには千倉駅に着くだろう。ただ、家に帰り着くのはだいぶ遅い時間になるだろうね。
岩井駅を出て、まず国道127号沿いのコンビニに立ち寄り水と食料を仕入れた。コンビニからは、原田山林道へ向かう県道258号の入口まで少しあと戻りの形だが仕方がない。
空には雲一つない。真っ青だ。寒くもなく、暑くもない。なんとなく体調がいまいちだったが出てきてよかったよ。


原田山林道へ向かう県道258号だよ。
富津館山道の下をくぐって間もなく、林道への入口だ。青い標示板があるのですぐわかったよ。


道を入ってすぐはのどかな田園風景だね。走っているととても気持ちがいい。

まもなく緑の湖水の静かな岩婦湖だ。岩婦温泉があるところだね。

岩婦館のそばに林道の標識があるよ。ここからが林道だろうかね。

道はずっと上り勾配だが、それほどきつい上りではないよ。まだ足が元気だからかね。

一つめのトンネルが現れたよ。岩婦隧道とある。

これは二つ目のトンネルだ。一つめより長いトンネルだね。電灯もついていなくて真っ暗だよ。原田山トンネルだね。

暗いトンネル用に買った新しいLEDライトを試すことができたよ。アマゾンで買ったんだが、1200円くらいだったかね。やすいのであまり期待はしていなかったが、意外と明るかったよ。単三アルカリ電池3本使用でダイナモライトよりはるかに明るい。トンネルの暗闇がまったく怖くなかったね。ホルダーは例によって自作だよ。

このトンネルが上りのピークかね。トンネルの外に見える新緑がきれいだよ。

道は下りになったよ。

あっという間に三つ目のトンネルだ。こちらは原田山隧道と書いてある。前のトンネルが原田山トンネルで、こちらは原田山隧道か。隧道を出たところで道は木の根林道にぶつかり、原田山林道は終わりだ。

この木の根林道は既に一般道化しているみたいだね。車は来ないが林道っぽさがないよ。

下り坂を南へ走り、丹生というところから左へ新しい広い道へと進んだよ。先へ行くと富津館山道の高架の先にトンネルが見える。大津トンネルだね。道もトンネルもまだ新しい。

トンネルをくぐれば楽だろうが、まだ元気だし、敢えて旧道の方へ入ってみた。雰囲気はいいが、林道のように勾配は急だよ。高架の富津館山道が下に見える。


大津トンネルの上を越えて元の道に戻ると、明るく田んぼの広がった風景の中に出たよ。

犬掛館山線という県道185号を横断して、更に新しい道を進むと、道は緩い上り勾配になり、やがて道幅も狭まり、小さな入口の古いトンネルが現れたよ。仲尾沢隧道だ。これは大正時代に造られたもので、当初は素掘りだったらしいよ。入口前面の壁が緑に苔むしていて、いい雰囲気だね。

トンネルを出てすぐのT字路を左へ行くと林道の標示板があったよ。天気はこのうえなくいいし、静かだなあ。


路面の舗装がアスファルトではなく、ざらざらのコンクリート舗装になっているよ。いよいよこれから急勾配の始まりかね。幅員が狭く、急カーブ、急勾配云々と書いてあるよ。覚悟しろということだね。

思った通り、勾配がきつくなってきたよ。
一頑張りして振り返ると、下り13%の標示板が立っていた。つまり13%の上り勾配だったんだね。

新緑がきれいだよ。


急勾配の上り坂はさらに続くよ。


ようやくピークを越えたんだね。こんどは下り勾配14%だ。ブレーキレバーから手が離せないよ。


これは上堀堰というらしい。新緑の山々が初夏を感じさせるね。


ここで奥山仲尾沢林道はおしまいだ。上り勾配がずいぶんきつい林道だったね。


次の大学口上滝田林道までは、しばらく走りやすい静かな道を行くんだ。
途中で県道88号を横断するよ。
こんなに広いいい道なのに車はまったく通らない。空は青いし日差しは眩しい。なんて快適なんだろうね。


さあ、またコンクリート舗装の道の始まりだよ。頑張ろう。

勾配のきつさは、奥山仲尾沢林道よりきつく感じられるよ。どこにも標示はないけれどね。


この辺りが金比羅さんの山頂付近なんだろうね。

ここが大学口上滝田林道の終点だね。ここからは増間御門林道に合流するというわけだ。少しは楽になるかなあ。

ところがそれは甘い考えだったね。勾配はますますきつくなるみたいだよ。それもかなり長く続くよ。




ガードレールと支柱の傾きで勾配のきつさがわかるよ。恐らく12~13%くらいはあるだろうなあ。いや、もっとありそうだよ。

上りつめたところがこの林道の終点だ。


手を合わせて、ここまで無事に来れたことのお礼をしたよ。

そこからの山名林道はずっと下りだ。

下りだが、勾配がきついのであまりスピードは出せないよ。


山名林道はここまでだね。下りの林道だったのであっという間だったよ。

ありがとうと、また手を合わせた。房総には、こんなふうに岩を穿った中に納まっている石仏がよく見られるね。こういう石仏に出会うと、なぜかみみ爺はほっとするんだ。

山名林道を出て、静かな一般道を少し上り、三山隧道を抜けるよ。


さあ、ここからは千倉林道を目指すよ。しばらくの間はありがたいアスファルト舗装の道だね。ラクチンラクチン。
丸山川を挟んで国道410号と並行して南へ向かう道だ。ここも車が来ない。のんびり走れる。しかし、今日は風が強い。向かい風にはならない西寄りの風だが。

県道296号和田丸山館山線というのを横切り、細い道へ進む。


250メートルほど国道410号を走り右へ入る。

沓見の堂谷堰のところにあった石仏だよ。立派な銅ぶきの屋根で覆われている。


加茂というところの水田だよ。田植えの真っ最中だね。

これは国道128号だが、これも200メートルほど走って左へ入るよ。国道でもほとんど車が通らない。

緩やかな上り坂だ。気持ちよくペダルがまわるよ。


これは真野堰というんだよ。そして真野堰橋だ。


また少し上ると、今度は真野トンネルが見えてきたよ。

県道187号の瀬戸という交差点で、県道188号を西へ。内房線の踏切を越えて行くよ。なんと素敵な道が続くんだろうね。


県道を逸れても快適な道が続くよ。
空が真っ青だね。なんて素晴らしい日だろう。


ここにも堰がある。江戸時代に造られた農業用水源と書いてあるよ。



さあ、千倉林道はもうすぐだよ。ワクワクするねえ。いつかは走ってみたいと思っていた林道なんだ。



林道の入口だ。
とりあえずここで一休みして、遅いお昼にしたんだ。


さて、どんな道が待っているかね。

ゆるい勾配を上って行くと、すぐに一つめのトンネルが現れた。

新緑に包まれた静かな林道が続くよ。


これは海上保安庁の千倉受信所の電波塔だね。千倉林道はこの辺までらしい。なんだかあっけなかったよ。

雰囲気のあるトンネルだよ。ここからがほんとの林道のような感じがするね。林道だとしたらなんという林道だろうか。

トンネルを抜けると、道の様子がちょっと違ってきたよ。ぞくぞくするような林道感だよ。


枯葉や枯れ枝が散らばて、かなり荒れているね。


今度は一変して竹藪の中だよ。道の表情が次々と変化する。実に楽しいね。

あまり日の光の届かぬ道の壁面には苔がびっしりと生えている。
壁面にいくつもの穴があいている、なんとも不思議な風景の中を行くよ。


次々と変化する景色を楽しんでいると、あっという間に畑集落に出てしまった。

安房グリーンラインを横断し、長尾川に架かる吉野橋を渡る。

畑林道はここを左へ下って行くんだね。さあ、どんな林道だろう。

再び長尾川に架かる橋だよ。橋の左側の欄干の上、竹の葉の陰に、たしかに林道の標示板が隠れていたよ。ここから林道畑3号線なんだね。

橋を渡るといきなり道が荒れてきたよ。小枝や枯れ葉、落石が散らばっている。

頭の上を走っているのは安房グリーンラインだ。

いい感じのトンネルだよ。素掘りの壁面に地層の模様が見られる。
畑林道第一隧道だ。第2隧道は安房グリーンラインの建設で消えてしまったらしいよ。


ここまでが畑3号線ということだね。

もう一度安房グリーンラインを渡り、すぐに畑2号線に入るよ。

木々が鬱蒼と茂った中を行くよ。畑2号線の荒れ方はさらにすごいが、雰囲気は最高だ。



おおっ、これが噂のトンネルだね。畑林道第3隧道だ。すごい顔をしている。迫力があるね。なんだか化け物の体内に飲みこまれていくような感覚だよ。中は地層がむき出しだ。



実は、みみ爺の自転車はこの荒れた下り坂で、後輪に枝を巻き込んでしまったんだ。タイヤは完全にロックして、ガードがぐにゃりと曲がってしまったんだよ。とりあえず手で曲げ戻して目立たなくはしたんだが、ひどいことになったよ。やれやれだ。

海が見えてきたよ。そろそろこの林道も終点だね。


林道畑2号線の終点だ。神明神社のわきにでたよ。

海も空も真っ青だよ。気持ちがいいねえ。

千倉駅までは、変化する海岸線の景色を楽しみながら、追い風に押されて快適だったよ。


みみ爺はあと10日で67歳になるんだ。今日は66歳最後の一人旅というわけだったが、無事で何よりだよ。
それにしても今日は、前半の3つの林道、奥山仲尾沢線、大学口上滝田線、それに増間御門線の勾配があまりにきつかったので、その後の上りが全て上りと感じられなかったね。千倉線も畑線も平地の感覚だった。
それともう一つ、畑林道は安房グリーンラインの旧道になるのだろうが、新道と旧道の、これほどの表情の違いの差には驚かざるを得なかったよ。
さあ、やっと帰りの電車が来た。これから2時間以上の長い普通列車の旅だよ。ひと眠りしようかね。お疲れさん。


今日はこどもの日。こいのぼりが空を泳ぐにはふさわしいほどの青空だ。天気は最高だよ。
内房線岩井駅からの出発だ。

時刻は既に午前10時過ぎ。ちょっと遅い出発だが、日がのびているから明るいうちには千倉駅に着くだろう。ただ、家に帰り着くのはだいぶ遅い時間になるだろうね。
岩井駅を出て、まず国道127号沿いのコンビニに立ち寄り水と食料を仕入れた。コンビニからは、原田山林道へ向かう県道258号の入口まで少しあと戻りの形だが仕方がない。
空には雲一つない。真っ青だ。寒くもなく、暑くもない。なんとなく体調がいまいちだったが出てきてよかったよ。


原田山林道へ向かう県道258号だよ。
富津館山道の下をくぐって間もなく、林道への入口だ。青い標示板があるのですぐわかったよ。


道を入ってすぐはのどかな田園風景だね。走っているととても気持ちがいい。

まもなく緑の湖水の静かな岩婦湖だ。岩婦温泉があるところだね。

岩婦館のそばに林道の標識があるよ。ここからが林道だろうかね。

道はずっと上り勾配だが、それほどきつい上りではないよ。まだ足が元気だからかね。

一つめのトンネルが現れたよ。岩婦隧道とある。

これは二つ目のトンネルだ。一つめより長いトンネルだね。電灯もついていなくて真っ暗だよ。原田山トンネルだね。

暗いトンネル用に買った新しいLEDライトを試すことができたよ。アマゾンで買ったんだが、1200円くらいだったかね。やすいのであまり期待はしていなかったが、意外と明るかったよ。単三アルカリ電池3本使用でダイナモライトよりはるかに明るい。トンネルの暗闇がまったく怖くなかったね。ホルダーは例によって自作だよ。

このトンネルが上りのピークかね。トンネルの外に見える新緑がきれいだよ。

道は下りになったよ。

あっという間に三つ目のトンネルだ。こちらは原田山隧道と書いてある。前のトンネルが原田山トンネルで、こちらは原田山隧道か。隧道を出たところで道は木の根林道にぶつかり、原田山林道は終わりだ。

この木の根林道は既に一般道化しているみたいだね。車は来ないが林道っぽさがないよ。

下り坂を南へ走り、丹生というところから左へ新しい広い道へと進んだよ。先へ行くと富津館山道の高架の先にトンネルが見える。大津トンネルだね。道もトンネルもまだ新しい。

トンネルをくぐれば楽だろうが、まだ元気だし、敢えて旧道の方へ入ってみた。雰囲気はいいが、林道のように勾配は急だよ。高架の富津館山道が下に見える。


大津トンネルの上を越えて元の道に戻ると、明るく田んぼの広がった風景の中に出たよ。

犬掛館山線という県道185号を横断して、更に新しい道を進むと、道は緩い上り勾配になり、やがて道幅も狭まり、小さな入口の古いトンネルが現れたよ。仲尾沢隧道だ。これは大正時代に造られたもので、当初は素掘りだったらしいよ。入口前面の壁が緑に苔むしていて、いい雰囲気だね。

トンネルを出てすぐのT字路を左へ行くと林道の標示板があったよ。天気はこのうえなくいいし、静かだなあ。


路面の舗装がアスファルトではなく、ざらざらのコンクリート舗装になっているよ。いよいよこれから急勾配の始まりかね。幅員が狭く、急カーブ、急勾配云々と書いてあるよ。覚悟しろということだね。

思った通り、勾配がきつくなってきたよ。
一頑張りして振り返ると、下り13%の標示板が立っていた。つまり13%の上り勾配だったんだね。

新緑がきれいだよ。


急勾配の上り坂はさらに続くよ。


ようやくピークを越えたんだね。こんどは下り勾配14%だ。ブレーキレバーから手が離せないよ。


これは上堀堰というらしい。新緑の山々が初夏を感じさせるね。


ここで奥山仲尾沢林道はおしまいだ。上り勾配がずいぶんきつい林道だったね。


次の大学口上滝田林道までは、しばらく走りやすい静かな道を行くんだ。
途中で県道88号を横断するよ。
こんなに広いいい道なのに車はまったく通らない。空は青いし日差しは眩しい。なんて快適なんだろうね。


さあ、またコンクリート舗装の道の始まりだよ。頑張ろう。

勾配のきつさは、奥山仲尾沢林道よりきつく感じられるよ。どこにも標示はないけれどね。


この辺りが金比羅さんの山頂付近なんだろうね。

ここが大学口上滝田林道の終点だね。ここからは増間御門林道に合流するというわけだ。少しは楽になるかなあ。

ところがそれは甘い考えだったね。勾配はますますきつくなるみたいだよ。それもかなり長く続くよ。




ガードレールと支柱の傾きで勾配のきつさがわかるよ。恐らく12~13%くらいはあるだろうなあ。いや、もっとありそうだよ。

上りつめたところがこの林道の終点だ。


手を合わせて、ここまで無事に来れたことのお礼をしたよ。

そこからの山名林道はずっと下りだ。

下りだが、勾配がきついのであまりスピードは出せないよ。


山名林道はここまでだね。下りの林道だったのであっという間だったよ。

ありがとうと、また手を合わせた。房総には、こんなふうに岩を穿った中に納まっている石仏がよく見られるね。こういう石仏に出会うと、なぜかみみ爺はほっとするんだ。

山名林道を出て、静かな一般道を少し上り、三山隧道を抜けるよ。


さあ、ここからは千倉林道を目指すよ。しばらくの間はありがたいアスファルト舗装の道だね。ラクチンラクチン。
丸山川を挟んで国道410号と並行して南へ向かう道だ。ここも車が来ない。のんびり走れる。しかし、今日は風が強い。向かい風にはならない西寄りの風だが。

県道296号和田丸山館山線というのを横切り、細い道へ進む。


250メートルほど国道410号を走り右へ入る。

沓見の堂谷堰のところにあった石仏だよ。立派な銅ぶきの屋根で覆われている。


加茂というところの水田だよ。田植えの真っ最中だね。

これは国道128号だが、これも200メートルほど走って左へ入るよ。国道でもほとんど車が通らない。

緩やかな上り坂だ。気持ちよくペダルがまわるよ。


これは真野堰というんだよ。そして真野堰橋だ。


また少し上ると、今度は真野トンネルが見えてきたよ。

県道187号の瀬戸という交差点で、県道188号を西へ。内房線の踏切を越えて行くよ。なんと素敵な道が続くんだろうね。


県道を逸れても快適な道が続くよ。
空が真っ青だね。なんて素晴らしい日だろう。


ここにも堰がある。江戸時代に造られた農業用水源と書いてあるよ。



さあ、千倉林道はもうすぐだよ。ワクワクするねえ。いつかは走ってみたいと思っていた林道なんだ。



林道の入口だ。
とりあえずここで一休みして、遅いお昼にしたんだ。


さて、どんな道が待っているかね。

ゆるい勾配を上って行くと、すぐに一つめのトンネルが現れた。

新緑に包まれた静かな林道が続くよ。


これは海上保安庁の千倉受信所の電波塔だね。千倉林道はこの辺までらしい。なんだかあっけなかったよ。

雰囲気のあるトンネルだよ。ここからがほんとの林道のような感じがするね。林道だとしたらなんという林道だろうか。


トンネルを抜けると、道の様子がちょっと違ってきたよ。ぞくぞくするような林道感だよ。


枯葉や枯れ枝が散らばて、かなり荒れているね。


今度は一変して竹藪の中だよ。道の表情が次々と変化する。実に楽しいね。

あまり日の光の届かぬ道の壁面には苔がびっしりと生えている。
壁面にいくつもの穴があいている、なんとも不思議な風景の中を行くよ。


次々と変化する景色を楽しんでいると、あっという間に畑集落に出てしまった。

安房グリーンラインを横断し、長尾川に架かる吉野橋を渡る。

畑林道はここを左へ下って行くんだね。さあ、どんな林道だろう。

再び長尾川に架かる橋だよ。橋の左側の欄干の上、竹の葉の陰に、たしかに林道の標示板が隠れていたよ。ここから林道畑3号線なんだね。

橋を渡るといきなり道が荒れてきたよ。小枝や枯れ葉、落石が散らばっている。

頭の上を走っているのは安房グリーンラインだ。

いい感じのトンネルだよ。素掘りの壁面に地層の模様が見られる。
畑林道第一隧道だ。第2隧道は安房グリーンラインの建設で消えてしまったらしいよ。


ここまでが畑3号線ということだね。

もう一度安房グリーンラインを渡り、すぐに畑2号線に入るよ。

木々が鬱蒼と茂った中を行くよ。畑2号線の荒れ方はさらにすごいが、雰囲気は最高だ。



おおっ、これが噂のトンネルだね。畑林道第3隧道だ。すごい顔をしている。迫力があるね。なんだか化け物の体内に飲みこまれていくような感覚だよ。中は地層がむき出しだ。



実は、みみ爺の自転車はこの荒れた下り坂で、後輪に枝を巻き込んでしまったんだ。タイヤは完全にロックして、ガードがぐにゃりと曲がってしまったんだよ。とりあえず手で曲げ戻して目立たなくはしたんだが、ひどいことになったよ。やれやれだ。

海が見えてきたよ。そろそろこの林道も終点だね。


林道畑2号線の終点だ。神明神社のわきにでたよ。

海も空も真っ青だよ。気持ちがいいねえ。

千倉駅までは、変化する海岸線の景色を楽しみながら、追い風に押されて快適だったよ。


みみ爺はあと10日で67歳になるんだ。今日は66歳最後の一人旅というわけだったが、無事で何よりだよ。
それにしても今日は、前半の3つの林道、奥山仲尾沢線、大学口上滝田線、それに増間御門線の勾配があまりにきつかったので、その後の上りが全て上りと感じられなかったね。千倉線も畑線も平地の感覚だった。
それともう一つ、畑林道は安房グリーンラインの旧道になるのだろうが、新道と旧道の、これほどの表情の違いの差には驚かざるを得なかったよ。
さあ、やっと帰りの電車が来た。これから2時間以上の長い普通列車の旅だよ。ひと眠りしようかね。お疲れさん。
