自宅に近い小さな川の川岸だ。菜の花がワーッという感じで咲いている。
朝のうちは雲が多いが、そのうち晴れてくるだろう。

この川は、この先でさらに大きな新川に流れ込む。土手の木が、もう初夏の新緑に包まれている。季節が移っていくのは本当に早い。

新川の桜も同じだ。ついこの間まで満開の花に包まれていた。今は青々とした夏の装いに変わっている。

平日で朝もまだ早いせいか、北総花の丘公園に人影はない。

神々廻街道を横切り、さらにこの十字路を右へ畑の中の道に進む。


梨畑の横をさらに進む。梨畑を過ぎるあたりから道の色が土色から草色に変わっている。この道で大丈夫かね。

おやおや、どこが道だかわからないよ。地図にも道が載ってない。とにかく進んでみよう。


道というか畑のヘリだよ。しかし、この辺は地図に道が載っているね。

道らしい道に出たよ。ああよかった。ここはいい雰囲気だね。

遠く右手に神々廻街道のガードレールが見える。

しかし、車の多い神々廻街道にこのまま出てしまってはつまらない。T字路を街道とは反対方向へ。
なんだかとても気持ちのいい道だよ。

農作業をしている夫婦がいた。
「この先は行けないよ」
と言う。
「国道のトンネル入り口の上にある橋に行きたいんですが…」
と聞いてみる。
「ここを戻って、街道を左に行くと、入っていくところがあるよ」
「この道では行くことはできませんか?」
「行けなくもないが…」
と考えた末に、
「ちょっと危ないが、この先を右へ行って、坂をのっぼて進み、お墓の中を通っていけば行けるよ」
「行ってみます。ありがとうございます」
「下へ下りちゃだめだよ!右へ上って行くんだよ!」
後ろから声が飛んでくる。
「わかりました!」
「坂が危ないから気を付けて!」
こう言ったのは夫人のほうだ。
「はい!」
よかった。なんとか行けそうだ。神々廻街道へは戻らずに済みそうだよ。楽な道は面白くないからね。
ここを入っていくのか。ちょっと不安ではあるな。

しかし、確かに道になっている。これなら大丈夫そうだよ。

ここは下へ下りずに右へ上って行くんだね。なるほど、左はすごい急勾配で下へ落ちていく。

道が少し広くなって、明るくなってきたよ。難所は抜けたね。ああよかった。

お墓が見えて来た。

道がお墓の中へ通じている。

何となく気が引ける思いでお墓の中を抜けていく。通らせていただきます。


無事トンネルの上に架かる橋に出たよ。
なるほど、北総線の線路にはトンネルがない。国道だけがトンネルに入るんだね。



細い道を進んでいくと、寺の境内の真ん中に立つ巨大な銀杏の木が目に止まったので立ち寄ってみた。しばらく放置されたままのような、古びた天台宗のお寺だ。


銀杏の木には発達した乳柱が見られる。

観音堂のような小さなお堂はすっかり朽ちかけている。


そのお堂の横には、聖観音像と如意輪観音像が並んでいる。

古い本堂は鉄骨で耐震補強されている。おそらく常駐する住職もいないのだろう。かなり荒れた感のある寺だ。

境内の片隅には古い墓石や石仏が、半ば草に埋もれるように立ち並ぶ。

大きな石碑には不動明王の線刻が見られる。

これは印西大師第26番札所の大師堂だね。

寺を後に神崎川の谷津へ向かう。

道のわきの草むらに思いがけなくキジの姿を発見した。雄雌でいたが、カメラを取り出している間に雌はすぐに草の陰に姿を隠してしまった。雄の姿はとてもきれいだ。

神崎川の谷津道を行く。

県道189号のバイパスにでもなる予定なのか工事はここで止まったままだ。


神々廻街道へ出て進んでいくと、右に神宮寺という寺が目に止まった。
この寺も天台宗のお寺だ。

本堂の前には聖観音像が立つ。
本堂の扁額には龍光院とあるね。このお寺は、印西市和泉の泉倉院の末寺と言われているそうだよ。

印西大師第27番札所のお堂だ。

境内の一角には大きな地蔵菩薩像とその背後にはたくさんの水子、子育地蔵が立ち並ぶ。

境内の銀杏の新緑がとてもきれいだ。

神々廻街道と並行に続く小径に、八重桜と白いハナミズキの花が見事に咲いていたよ。

神崎川の谷津道だ。

前方に市民プールが見えて来た。コロナがなければ、夏には子供たちの声でにぎわうプールだ。

プールの裏の道に入っていく。さあどんな道だろう。ワクワクするね。

急勾配の砂利道を上り詰めると、いい雰囲気の道になったよ。森の中の素敵な散歩道といった感じだ。



空と新緑がきれいだ。

おや、道が分かれている。左はふさがれている。右の道はどうも怪しい。しかしこっちを行くしかないだろう。


大丈夫だろうかね、この道は。右手は確か運動公園になっているはずだ。



霊園の裏門だね。使われていないのか鎖でしっかりふさがれている。霊園の名前は、確かサイレントパーク神々廻霊園というはずだ。

裏門の前に、こんな花を付けた木があったが、みみ爺には何の木かわからない。

さらに怪しげな道を進む。抜けられるだろうかね。


最後に狭く急な坂を下ると、パッと明るい梨園の横に出た。


散り始めてはいるが、清楚な白い花が美しい。


鮮魚街道から分かれてきた道に出たよ。

この辺は河原子というあたりか。

だいぶ上流となった神崎川の土手を行く。新緑が本当にきれいだよ。


トンネルで国道16号の下を抜ける。

谷津道をさらに進んでいくと、鐘楼が目にとまった。

こちらも天台宗のお寺で、長楽寺という。なんでも1469~1486年の文明年間に開かれた古刹だそうだ。本堂に収められている本尊の木造阿弥陀如来立像がちょっと有名らしい。


境内には七福神の三面大黒天のお堂がる。三面大黒天というのは、大黒天、毘沙門天、弁財天の三つの顔を持った神様ということだ。


そしてこちらは恵比寿様のお堂だ。にっこり笑っている恵比寿様のお顔は、まさにえびす顔だね。


神崎川も最上流のほうへ来ると、流れはこんなに細くなったよ。新川に近い神崎橋のあたりとは全然違う。

JRA競馬学校の真ん中を通る道を抜けていく。暖かい日差しの中で乗馬練習をしている。

今日はかなり冒険をした気がする。天気もよかったし、とても楽しかったよ。
朝のうちは雲が多いが、そのうち晴れてくるだろう。

この川は、この先でさらに大きな新川に流れ込む。土手の木が、もう初夏の新緑に包まれている。季節が移っていくのは本当に早い。

新川の桜も同じだ。ついこの間まで満開の花に包まれていた。今は青々とした夏の装いに変わっている。

平日で朝もまだ早いせいか、北総花の丘公園に人影はない。

神々廻街道を横切り、さらにこの十字路を右へ畑の中の道に進む。


梨畑の横をさらに進む。梨畑を過ぎるあたりから道の色が土色から草色に変わっている。この道で大丈夫かね。

おやおや、どこが道だかわからないよ。地図にも道が載ってない。とにかく進んでみよう。


道というか畑のヘリだよ。しかし、この辺は地図に道が載っているね。

道らしい道に出たよ。ああよかった。ここはいい雰囲気だね。

遠く右手に神々廻街道のガードレールが見える。

しかし、車の多い神々廻街道にこのまま出てしまってはつまらない。T字路を街道とは反対方向へ。
なんだかとても気持ちのいい道だよ。

農作業をしている夫婦がいた。
「この先は行けないよ」
と言う。
「国道のトンネル入り口の上にある橋に行きたいんですが…」
と聞いてみる。
「ここを戻って、街道を左に行くと、入っていくところがあるよ」
「この道では行くことはできませんか?」
「行けなくもないが…」
と考えた末に、
「ちょっと危ないが、この先を右へ行って、坂をのっぼて進み、お墓の中を通っていけば行けるよ」
「行ってみます。ありがとうございます」
「下へ下りちゃだめだよ!右へ上って行くんだよ!」
後ろから声が飛んでくる。
「わかりました!」
「坂が危ないから気を付けて!」
こう言ったのは夫人のほうだ。
「はい!」
よかった。なんとか行けそうだ。神々廻街道へは戻らずに済みそうだよ。楽な道は面白くないからね。
ここを入っていくのか。ちょっと不安ではあるな。

しかし、確かに道になっている。これなら大丈夫そうだよ。

ここは下へ下りずに右へ上って行くんだね。なるほど、左はすごい急勾配で下へ落ちていく。

道が少し広くなって、明るくなってきたよ。難所は抜けたね。ああよかった。

お墓が見えて来た。

道がお墓の中へ通じている。

何となく気が引ける思いでお墓の中を抜けていく。通らせていただきます。


無事トンネルの上に架かる橋に出たよ。
なるほど、北総線の線路にはトンネルがない。国道だけがトンネルに入るんだね。



細い道を進んでいくと、寺の境内の真ん中に立つ巨大な銀杏の木が目に止まったので立ち寄ってみた。しばらく放置されたままのような、古びた天台宗のお寺だ。


銀杏の木には発達した乳柱が見られる。

観音堂のような小さなお堂はすっかり朽ちかけている。


そのお堂の横には、聖観音像と如意輪観音像が並んでいる。

古い本堂は鉄骨で耐震補強されている。おそらく常駐する住職もいないのだろう。かなり荒れた感のある寺だ。

境内の片隅には古い墓石や石仏が、半ば草に埋もれるように立ち並ぶ。

大きな石碑には不動明王の線刻が見られる。

これは印西大師第26番札所の大師堂だね。

寺を後に神崎川の谷津へ向かう。

道のわきの草むらに思いがけなくキジの姿を発見した。雄雌でいたが、カメラを取り出している間に雌はすぐに草の陰に姿を隠してしまった。雄の姿はとてもきれいだ。

神崎川の谷津道を行く。

県道189号のバイパスにでもなる予定なのか工事はここで止まったままだ。


神々廻街道へ出て進んでいくと、右に神宮寺という寺が目に止まった。
この寺も天台宗のお寺だ。

本堂の前には聖観音像が立つ。
本堂の扁額には龍光院とあるね。このお寺は、印西市和泉の泉倉院の末寺と言われているそうだよ。

印西大師第27番札所のお堂だ。

境内の一角には大きな地蔵菩薩像とその背後にはたくさんの水子、子育地蔵が立ち並ぶ。

境内の銀杏の新緑がとてもきれいだ。

神々廻街道と並行に続く小径に、八重桜と白いハナミズキの花が見事に咲いていたよ。

神崎川の谷津道だ。

前方に市民プールが見えて来た。コロナがなければ、夏には子供たちの声でにぎわうプールだ。

プールの裏の道に入っていく。さあどんな道だろう。ワクワクするね。

急勾配の砂利道を上り詰めると、いい雰囲気の道になったよ。森の中の素敵な散歩道といった感じだ。



空と新緑がきれいだ。

おや、道が分かれている。左はふさがれている。右の道はどうも怪しい。しかしこっちを行くしかないだろう。


大丈夫だろうかね、この道は。右手は確か運動公園になっているはずだ。



霊園の裏門だね。使われていないのか鎖でしっかりふさがれている。霊園の名前は、確かサイレントパーク神々廻霊園というはずだ。

裏門の前に、こんな花を付けた木があったが、みみ爺には何の木かわからない。

さらに怪しげな道を進む。抜けられるだろうかね。


最後に狭く急な坂を下ると、パッと明るい梨園の横に出た。


散り始めてはいるが、清楚な白い花が美しい。


鮮魚街道から分かれてきた道に出たよ。

この辺は河原子というあたりか。

だいぶ上流となった神崎川の土手を行く。新緑が本当にきれいだよ。


トンネルで国道16号の下を抜ける。

谷津道をさらに進んでいくと、鐘楼が目にとまった。

こちらも天台宗のお寺で、長楽寺という。なんでも1469~1486年の文明年間に開かれた古刹だそうだ。本堂に収められている本尊の木造阿弥陀如来立像がちょっと有名らしい。


境内には七福神の三面大黒天のお堂がる。三面大黒天というのは、大黒天、毘沙門天、弁財天の三つの顔を持った神様ということだ。


そしてこちらは恵比寿様のお堂だ。にっこり笑っている恵比寿様のお顔は、まさにえびす顔だね。


神崎川も最上流のほうへ来ると、流れはこんなに細くなったよ。新川に近い神崎橋のあたりとは全然違う。

JRA競馬学校の真ん中を通る道を抜けていく。暖かい日差しの中で乗馬練習をしている。

今日はかなり冒険をした気がする。天気もよかったし、とても楽しかったよ。