朝8時に家を出発したときはまだ寒かったけれど、日差しもあり、ペダルを回しているうちに寒さは感じられなくなった。雲一つ無く青空だ。天気は申し分ないが、嫌な花粉がたくさん飛んでいそうだ。
みみ爺はマスクをして、花粉対策用メガネをかけている。けれど、30分もすると鼻水が下りてくるのでマスクの中で何度もすすり上げる。足を止めて鼻をかむとしばらくは調子いいが、それも長くは続かない。今日は一日こんな調子が続くかと思うとうんざりする。
途中、毎年オオハクチョウが飛来してくる調整池を覗いてみたが白鳥たちはすでにシベリアへ旅立った後のようで、その姿はすでになく、残されたカモたちだけが水面に寂しげに浮かんでいた。
大津川の谷津は明るい日差しがいっぱいだ。背中は春の日差しのぬくもりでポカポカしている。
初っ端から林道のような雰囲気がたまらなくいい。今日はここから初めての道へスタートだ。初めて走る道はいつもワクワクする。この先どんな道が待っているだろう。
ニッカ通り手前の角に「征清軍馬記念碑」というのがあった。たぶん日清戦争に関係があるのだろ。
早咲きの桜がきれいだ。小鳥が来ている。ヒヨドリだろうか。
いい道だなあ。こんな道を走るのは好きだよ。
中原小学校の校庭はあふれんばかりの日差しだ。その日差しの中に子供たちの元気な姿がある。なんだか嬉しくなる風景だ。春を感じさせるね。
東武野田線を越える歩行者用の橋を渡る。ちょうど電車が下を通過して行くところだった。
新柏駅だね。
こんな細い路地を通って行くのも楽しい。自転車だから走れる。
すごい急勾配の下り坂だ。おしりをサドルの後方へずらし、ブレーキをかけながらゆっくりと下るがちょっと怖い。
常磐線の線路の下をくぐるトンネルだ。柏市、松戸市の複雑に入り組んだ迷路のような住宅街をやっとのことで通り抜けて、ようやくここまで来た。
富士川に出たよ。のどかな風景が広がっている。ここまで来るのにずいぶん道に迷ったのでほっとしたよ。
いくらか心残りだが、富士川の長閑な遊歩道をそれ、車道を越えて元気村キャンプ場という方へ進む。キャンプ場へは突き当りの階段を上って行くのだが、その手前左手の土がむき出しの急坂を上る。はじめはペダルをこいで上ろうと思ったが、上りはじめてすぐにひっくり返りそうになり、あきらめて自転車を押して上った。
坂を上ったところからは、ちょっといい雰囲気の道が続いていた。車にも人にも出会わない静かな道だ。こんな道が好きだ。
道は少し高台にあり、直下にはさっきキャンプ場の方に来るときに渡った車道がある。田畑の先には富士川の土手も見える。富士川の向こう、斜面に密集している住宅の屋根の先の高台には日蓮宗の本土寺があるはずだが、今日は行かない。
前ヶ崎城址公園の前に着いた。どんなところか自転車を止めて階段を上ってみたが、周囲を樹木に囲まれ、中ほどに大きな木が何本かあるほかに何もない静かな公園になっていた。
富士川が坂川に合流し、ここはその坂川に沿った道だ。
青空が眩しい。
坂川の上流は水辺公園になっていた。その少し先で左の細い道を上って行き、真言宗の小さなお寺の前に出た。
素朴で静かな日差しに溢れた境内のお寺だ。みみ爺はこんなお寺の境内にむしろ心が落ち着く。
細い道をいくつか辿って行くと諏訪神社の前に来た。由緒ある神社のようなのでちょっと寄ってみることにした。
境内に一歩足を踏み入れると、杉の老木が生い茂り、森閑として厳かな空気に包まれる。この駒木諏訪神社の創建は平安時代で、地域では「おすわさま」と呼ばれて親しまれているそうだ。子供の成長の神、安産の神として知られているという。
神社からは諏訪道というのを辿って行く。この諏訪道の名前の由来は諏訪神社であるという。。
諏訪道は、利根川の布施河岸と江戸川の加村河岸を結び、江戸時代からの重要な物資(主に鮮魚)の輸送路だったそうだ。
大堀川の駒木橋に着いた。ここからはこの長閑な川沿いの遊歩道を行く。
あまりに日差しが暖かいので、このベンチに座ってお昼のおにぎりをいただく。時刻は12時を回っていた。
おにぎりを食べた後は、さらに遊歩道を進む。
寄ってみたいと思っていた西光院へ向かう。
この小さな橋を渡って行く。
西光院は正しくは報恩山無量寺・西光院という。ここも真言宗のお寺で、本尊には阿弥陀如来を祀っているそうだ。
真言宗のお寺は、みみ爺はその雰囲気がけっこう好きだ。
境内は落ち着いて明るい、ひっそりとした空気に満ちている。
境内を少し歩いてみた。
庚申塔や馬頭観音、地蔵菩薩など古い石仏が集められている。
こちらは十三重の石塔。
石垣の台座の上の鐘楼もいい。
静かなお寺の境内を歩き、何となく心が洗われた気分だ。
再び大堀川の遊歩道に戻ってきて、のんびりとペダルを回す。
手賀沼に着いた。
枯れ葦の先に青い水面と青い空が広がっている。なんてきれいな空の青さだろう。
満開の時期を過ぎているようだが、まだきれいな桜だよ。
少し疲れたので一休みだ。
初めて走る道はやっぱり楽しかった。道に迷ってドキドキしたり、目にする風景に感動したり、静かな神社や寺で心を癒されたり、暖かい日差しの中でのんびりおにぎりを食べたり、楽しいことが盛りだくさんだった。
ただ、マスクの中で常に下りて来る鼻水には辟易した。早く花粉のシーズンが終わらないものかね。
みみ爺はマスクをして、花粉対策用メガネをかけている。けれど、30分もすると鼻水が下りてくるのでマスクの中で何度もすすり上げる。足を止めて鼻をかむとしばらくは調子いいが、それも長くは続かない。今日は一日こんな調子が続くかと思うとうんざりする。
途中、毎年オオハクチョウが飛来してくる調整池を覗いてみたが白鳥たちはすでにシベリアへ旅立った後のようで、その姿はすでになく、残されたカモたちだけが水面に寂しげに浮かんでいた。
大津川の谷津は明るい日差しがいっぱいだ。背中は春の日差しのぬくもりでポカポカしている。
初っ端から林道のような雰囲気がたまらなくいい。今日はここから初めての道へスタートだ。初めて走る道はいつもワクワクする。この先どんな道が待っているだろう。
ニッカ通り手前の角に「征清軍馬記念碑」というのがあった。たぶん日清戦争に関係があるのだろ。
早咲きの桜がきれいだ。小鳥が来ている。ヒヨドリだろうか。
いい道だなあ。こんな道を走るのは好きだよ。
中原小学校の校庭はあふれんばかりの日差しだ。その日差しの中に子供たちの元気な姿がある。なんだか嬉しくなる風景だ。春を感じさせるね。
東武野田線を越える歩行者用の橋を渡る。ちょうど電車が下を通過して行くところだった。
新柏駅だね。
こんな細い路地を通って行くのも楽しい。自転車だから走れる。
すごい急勾配の下り坂だ。おしりをサドルの後方へずらし、ブレーキをかけながらゆっくりと下るがちょっと怖い。
常磐線の線路の下をくぐるトンネルだ。柏市、松戸市の複雑に入り組んだ迷路のような住宅街をやっとのことで通り抜けて、ようやくここまで来た。
富士川に出たよ。のどかな風景が広がっている。ここまで来るのにずいぶん道に迷ったのでほっとしたよ。
いくらか心残りだが、富士川の長閑な遊歩道をそれ、車道を越えて元気村キャンプ場という方へ進む。キャンプ場へは突き当りの階段を上って行くのだが、その手前左手の土がむき出しの急坂を上る。はじめはペダルをこいで上ろうと思ったが、上りはじめてすぐにひっくり返りそうになり、あきらめて自転車を押して上った。
坂を上ったところからは、ちょっといい雰囲気の道が続いていた。車にも人にも出会わない静かな道だ。こんな道が好きだ。
道は少し高台にあり、直下にはさっきキャンプ場の方に来るときに渡った車道がある。田畑の先には富士川の土手も見える。富士川の向こう、斜面に密集している住宅の屋根の先の高台には日蓮宗の本土寺があるはずだが、今日は行かない。
前ヶ崎城址公園の前に着いた。どんなところか自転車を止めて階段を上ってみたが、周囲を樹木に囲まれ、中ほどに大きな木が何本かあるほかに何もない静かな公園になっていた。
富士川が坂川に合流し、ここはその坂川に沿った道だ。
青空が眩しい。
坂川の上流は水辺公園になっていた。その少し先で左の細い道を上って行き、真言宗の小さなお寺の前に出た。
素朴で静かな日差しに溢れた境内のお寺だ。みみ爺はこんなお寺の境内にむしろ心が落ち着く。
細い道をいくつか辿って行くと諏訪神社の前に来た。由緒ある神社のようなのでちょっと寄ってみることにした。
境内に一歩足を踏み入れると、杉の老木が生い茂り、森閑として厳かな空気に包まれる。この駒木諏訪神社の創建は平安時代で、地域では「おすわさま」と呼ばれて親しまれているそうだ。子供の成長の神、安産の神として知られているという。
神社からは諏訪道というのを辿って行く。この諏訪道の名前の由来は諏訪神社であるという。。
諏訪道は、利根川の布施河岸と江戸川の加村河岸を結び、江戸時代からの重要な物資(主に鮮魚)の輸送路だったそうだ。
大堀川の駒木橋に着いた。ここからはこの長閑な川沿いの遊歩道を行く。
あまりに日差しが暖かいので、このベンチに座ってお昼のおにぎりをいただく。時刻は12時を回っていた。
おにぎりを食べた後は、さらに遊歩道を進む。
寄ってみたいと思っていた西光院へ向かう。
この小さな橋を渡って行く。
西光院は正しくは報恩山無量寺・西光院という。ここも真言宗のお寺で、本尊には阿弥陀如来を祀っているそうだ。
真言宗のお寺は、みみ爺はその雰囲気がけっこう好きだ。
境内は落ち着いて明るい、ひっそりとした空気に満ちている。
境内を少し歩いてみた。
庚申塔や馬頭観音、地蔵菩薩など古い石仏が集められている。
こちらは十三重の石塔。
石垣の台座の上の鐘楼もいい。
静かなお寺の境内を歩き、何となく心が洗われた気分だ。
再び大堀川の遊歩道に戻ってきて、のんびりとペダルを回す。
手賀沼に着いた。
枯れ葦の先に青い水面と青い空が広がっている。なんてきれいな空の青さだろう。
満開の時期を過ぎているようだが、まだきれいな桜だよ。
少し疲れたので一休みだ。
初めて走る道はやっぱり楽しかった。道に迷ってドキドキしたり、目にする風景に感動したり、静かな神社や寺で心を癒されたり、暖かい日差しの中でのんびりおにぎりを食べたり、楽しいことが盛りだくさんだった。
ただ、マスクの中で常に下りて来る鼻水には辟易した。早く花粉のシーズンが終わらないものかね。
春の明るい陽の元、手賀沼の付近をまわられましたけど、いつもお邪魔しているあたりです。暖かくなったけれども、すぐに寒くなったり強風が吹き荒れたり。なかなか自転車日和は少ないです。お元気そうで何よりです。
あれから花粉症がひどくなり、家にこもっていても鼻水クシャミ目のかゆみが止まりません。マスクをしていても花粉対策用のゴーグルをつけていてもあまり役に立ちませんでした。穏やかな日だったのに花粉は相当に飛んでいたようです。
kincyanは花粉症は大丈夫なんですね。羨ましいですね。
そういえば確かIWAさんも以前花粉症だと言っていましたからさぞかし難儀していることでしょう。花粉症の人多いですよ。
柏市の田園風景や田舎道に心が和み何度も見返しました。
中原小学校は、孫が通っているんですよ。
久しぶりに距離を走りました。でも花粉には参りました。
お元気そうで何よりです。
それにしても、お孫さんが中原小学校に通っているとは偶然でしょうか。地図を見ていて、この小学校の裏の道がよさそうだったので、通ってみました。明るい日差しに満ちた広い校庭の小学校で、環境がとてもよさそうでしたよ。
柏や流山あたりも面白そうですね。
面白いと言えば面白いのですが、流山の住宅街などは道が複雑で、ナビを持っていても、あっちへ行ったりこっちへ行ったりと迷ってばかりいました。