「死後のパソコンのデータ」
パソコンにはプライベートな情報がぎっしり詰まっています。
もし自分が急死してデータが無防備に残ることを考えたら死んでも
死にきれない。(笑)
絲山秋子の小説「沖で待つ」には、親友同士の約束・・・どちらかが
先に死んだら、生き残った方が相手のハードディスクを壊す・・・が結ばれます。
やや現実味が薄いですが、実際にはどうしたらいいんでしょうね。
ある期間パソコンに触れないと自動的にデータを消去してくれるソフトも
あります。でもデータを消去しただけではかなりの確率で復旧できてしまいます。
データをDropboxやEvernoteやGoogle Driveなどのオンラインストレージに
置くという手もありますが、容量制限や漏えいや著作権の問題があります。
さらにどんな方法もパソコンで日記を書いている最中に死亡した場合には
日記が画面やタスクバーや「最近使った項目」の中に残ってしまいます。
じゃあどうすればいいのか? まず「最近使った項目」を表示しない設定にします。
ついでTruecryptというハードディスクの一部に鍵をかけてしまっておけるソフトが
あります。その中にデータを入れておけば他人はそのデータを読むことは
できなくなります。このソフトの「鍵」は超強力で、某国では犯罪者がこのソフトを
パソコンで使っているというだけで罪科が重くなるそうです。
このソフトを使っていても、データを閲覧中に死亡などしたときには画面や
タスクバーに残ってしまいます。そこでさらにもう一つのソフトを使います。
PwOffTimerです。時間を指定してパソコンの電源を自動で切るソフトです。
オプション設定で強制終了を選ぶこともできます。
これであなたはいつでも安心して死ねます。(笑)
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