Four Season Colors

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ディオフィールドクロニクル(感想)

2022-10-10 | 雑文
2022年9月22日に発売した新作ゲーム
「ディオフィールド クロニクル」(スクウ
ェア・エニックス)をPS4版でクリア。

ジャンルは、リアルタイム複数キャラ(4体)
移動・スキル指示オートアタック系RPG。

平坦な箱庭で移動先を指示しながらスキルを
駆使して敵を倒す、古くはアトラスのグロー
ランサーシリーズに近い。

グローランサーは3から6までをクリアして
いて、かなり好きなゲームであるので、同系
統っぽさから購入プレイ。

世界観はグローランサー系ではなく、ファイ
ナルファンタジータクティクスやタクティク
スオウガ(外伝)に近い。

とある大きな島を治める王国の跡目争いによ
る内乱、大陸からの侵略に対し、王国側の軍
に属して平和を目指して戦うストーリー。

こうした戦略系が好きなユーザーにとって、
このゲームは内容紹介を見ている限り、とて
も面白そうに写る。

のであるが、クリアした感想は、わりと(控
え目表現)面白くないというかつまらない。

何がといえば、ストーリー、キャラクター、
グラフィック、サウンド、戦闘、システムと
全ての項目が30/100点。

ストーリーは、世界観や前振りからは信じら
れないくらいチープで、物々しい軍議の末、
ほとんどが奇襲と暗殺。

展開もご都合主義全開で、大雑把にもほどが
あるくらい大雑把で、かつ圧倒的にボリュー
ムが不足している。

キャラクターは個別の掘り下げはほぼなく、
セリフ回しも魅力的なものない。

グラフィックはフィールド、キャラクターと
もに粗く、特徴も工夫もなく、サウンドも印
象に残っている曲は特にない。

戦闘とシステムも、ストーリーと同じく圧倒
的にボリューム不足で、装備やスキルの選択
肢はとても狭く、戦略系として致命的。

むやみやたらに壮大で、細かすぎるやり込み
はそれはそれで問題だが、このゲームはそれ
にしても全体的に薄すぎる。

ただ唯一の良かった点は、安易に大味だった
り白けるような大型の敵を出さなかったこと。

なのだが、ラスボスがそれまでと同じように
淡々とまるでまだ続くような戦闘だったとこ
ろとみると、単に制作技術が無かったよう。

最近の映画のように、ヒットしたら続編ね、
みたいなエンディングだったが、続編が出て
も自分は買いません(宣言)。