先進国では、国民の生活の度合いをGNPすなわち国民生産高で国のよしあしを決めているが、結果物、金中心が引き起こしたのが環境破壊と戦争の明け暮れに他ならない。いまや人類の命の基盤までが危うくなっている中で、片やGNHとは、ブータン共和国が掲げる基準。Hは幸福の度合いということであって、農村に行くほどに高くなるという。
ヒマラヤに囲まれた大自然の中で、物、金に左右されず生きるこの国家のあり方が今注目されている。
たとえば、日本の中で山古志が被災を受け、全国から注目を浴びたのか、そこには日本の現風景と暮らしが存在していたからにほかならない。
美しい日本を説く前に今、先進国といわれる国がこれまで歩んだ道をもう一度、振り返り、人の幸福とは何かを問い直すことからはじめなければならない。
写真 山古志仮設住宅にて山菜を調理する光景 95,5月写す
ヒマラヤに囲まれた大自然の中で、物、金に左右されず生きるこの国家のあり方が今注目されている。
たとえば、日本の中で山古志が被災を受け、全国から注目を浴びたのか、そこには日本の現風景と暮らしが存在していたからにほかならない。
美しい日本を説く前に今、先進国といわれる国がこれまで歩んだ道をもう一度、振り返り、人の幸福とは何かを問い直すことからはじめなければならない。
写真 山古志仮設住宅にて山菜を調理する光景 95,5月写す