ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

GNPとGNHの違いブータン共和国から学ぶ

2007年04月14日 | Weblog
 先進国では、国民の生活の度合いをGNPすなわち国民生産高で国のよしあしを決めているが、結果物、金中心が引き起こしたのが環境破壊と戦争の明け暮れに他ならない。いまや人類の命の基盤までが危うくなっている中で、片やGNHとは、ブータン共和国が掲げる基準。Hは幸福の度合いということであって、農村に行くほどに高くなるという。
ヒマラヤに囲まれた大自然の中で、物、金に左右されず生きるこの国家のあり方が今注目されている。
たとえば、日本の中で山古志が被災を受け、全国から注目を浴びたのか、そこには日本の現風景と暮らしが存在していたからにほかならない。
美しい日本を説く前に今、先進国といわれる国がこれまで歩んだ道をもう一度、振り返り、人の幸福とは何かを問い直すことからはじめなければならない。

写真  山古志仮設住宅にて山菜を調理する光景 95,5月写す

池田大作氏温家宝総理に返誌

2007年04月14日 | Weblog
 池田名誉会長は13日、中国の温家宝総理に友誼の心薫る漢詩を詠み送った。

春風應時櫻繽紛
春霖迎來一貴人
融雪破冰志堅定
温文儒雅又親民

知難不難迎難上
言信承諾行必果
同一世界同一夢
和諧社曾喜春暉

訳 時節に適った春風に桜花は美しき咲き薫り、春の霧雨の中、一人の貴人を迎えた。
雪を溶かし、氷を破らんとするその意志は堅く、立ち居振る舞いが上品で、又民にも親しんでおられる。
困難を知る事は易しいが、あえて困難に立ち向かって進み、有言実行にして、約束は必ず守り、行う以上は断乎として結果を残す。
同じ世界にあるからには、夢はただひとつ、それは、調和の社会が春の日差しを喜ぶことである。
  
聖教新聞07.4.14付