ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

閉塞感が募る日本

2011年11月01日 | Weblog
 自然災害が頻発する日本。
気候の変化、そして地震が頻繁の起こり、3月11日の東日本大震災は
人的被害と多くの経済的被害をもたらして、
日本経済へ大きな打撃をもたらしている、

 産業の空洞化、雇用の喪失、高齢化社会、そして不況。
国際的な立場にあっても、これまでGNPが世界2位だったと、すでに
日本の繁栄はすでに過去のものとなって、その追い討ちをかけたのが

このたびの震災である。
景気低迷の中、震災復興が多少でも地域経済への特需となり
そこから、立ち上がるといった構図が通常はあるのだが、今回は
まったく、その様相は見られない。
原発の収束への莫大な費用は今後、どのようにして捻出していくのか
このところ、産業界にあっても、国際競争力を落とし、周辺諸国、とりわけ
韓国、中国の圧倒的な力に屈しており、輸出で支えたこれまでの
経済が落ち込むばかりで、益々、雇用を創出できなく、消費するだけの
国になってしまった。

 日本の若者がいずれ、世界に出稼ぎに出る時代が到来するといった
冗談話が現実味を帯びてきてしまい、これからの行く末をどう
見極めるるのか、事態が見えてこない。