手のひらを太陽に
ぼくらはみんな 生きている
生きているから 歌うんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから かなしいんだ
手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮(ちしお)
ミミズだって オケラだって
アメンボだって
みんな みんな生きているんだ
友だちなんだ
アンパンマンの作者、やなせたかしさんの作詞の歌。
作詞者のやなせさんは、
「厭世的な気分になって追い込まれていた時のことです。暗いところで自分の手を懐中電灯で冷たい手を暖めながら仕事をしていた時に、ふと手を見ると真っ赤な血が見える。自分は生きているんだという再発見と、その喜びを謳歌して頑張らなくちゃと、自分を励ますためにこの詞を作った」と述懐している。
いろんな職業の経験の後、
アンパンマンが人気になり、漫画家として売れっ子になったのが50代後半
現在も、92才で現役で活躍しておられます。
今日、大学時代の友達が仙台に来てくれて
日中会ってきました。
せっかく仙台に来たんだから、つらくても見ておかなきゃ・・・と
あの津波の来た多賀城あたりに車を走らせました。
この前来た時より、もっと片づけが進んでいて
津波の痕跡はそのうち消えていってしまうんだなあ。
車の中でもずっとしゃべりっぱなしで、
流れでイタリアンの昼食です。
彼女は二人の息子が大学を出て就職した後、
長年葛藤のあった旦那と別れるべく家を出て、
今は新しい生活を再スタートさせようとしています。
二月に東京で彼女と会って、
その後の震災の話、
急転直下、新天地で暮らし始めた彼女の話。
春からのいろんな事。。
つもる話をたくさんして、たくさんたくさん笑って
穏やかに幸せをつかもうとしている彼女の笑顔に安心して、
夕方、駅で別れました。
50代前半の私達。
大学時代から結婚してのいろんなこと。思えば長い長いみちのりも
話してみれば、あっという間。
なんだか、落ち着くところに落ち着いて、
また若き日に拾い忘れたものを探しに行く。。
追い込まれる日もあるけれど、
放たれる日もきっとくるんだなあ。
自分に正直に決断した彼女が
いっぱいの笑顔で笑ってるのを見て、本当にうれしかった。
みんなみんな生きているんだ
友達な~ん~だ~~♪
