眺める空に描くもの

高齢者女子のおひとりさま暮らしノート

母が集めた器たち

2024-10-08 19:09:47 | わたし記
自分のために作ったお祝い料理に使った器について、
ご紹介してみたいと思います。

今は仕事内容が変わりましたので、無用になってしまいましたが、
以前は仕事で必要だったので、器についてはかなりの数を持っています。

ただ、家にある器は私のものだけではありません、母が料理を教えていたことも
あって、私よりもかなり良いものを集めていて、今回使った器は母の器です。

私もこの作家さんの作品は大のお気に入り。古いものですが、骨太でありながら、
繊細で、ダイナミックな凛々しさを見せる一方で、かわいらしさもある。
なかなか、こんな作品を作る方にはお会いできません。

母の陶芸の先生だった大畠久さんの作品で、すでに亡くなっていますので、
ほかの作品を手に入れることはできませんが、母が集めた作品を大切に
使い続けて行きたいと思っています。


こちらは大畠さんの花器。よく見えていませんが、口のところに特徴があって、
岩肌のようなごつごつとした仕上がりですが、わざとらしさがなく、アートとして
実にバランスがいい。母が自分では「とてもまねできない」と言っていました。
器の方にも、こんな仕上げ方をしているのがおわかりかと思います。

このコスモスとヒガンバナは、無人販売所に置いてあったもの。おうちで
育てられているんでしょうね。100円で買えるのでありがたいのです。
この花器はざっくりと入れても形になるので、そういう点でもお気に入りです。


こちらは母の作品。先生には足元にも及びませんが、長い期間、習っては
いなかったのに、そこそこ、形にはなっているのは、さすがに器用な母だなと。



こちらは母最大の作品。たしか、傘立てにしようとしていたと思いますが、
結局、手間がかかったので、もったいなくて、外に置くのはやめたようです。
今は玄関に置いていますが大きくて重いので、掃除をするときに、ちょっと
邪魔かも(笑) 

ただ、普通の花瓶では処理できないほどの大量のお花をいただいたとき(法事など)、
こちらに入れると、やはり、映えるので、ありがたく使っています。


母の姿を見ていて、私もいつかは陶芸をやってみたいなと思っていたのですが、
長い長い在宅介護生活で自由がなく、母を看取った後は、今度はサラリーマン生活で
定期的な休みがなく、なかなかにチャレンジできませんでした。

よく考えると、私は料理を作る方が好きなので、器はプロにお任せして、愛でる
楽しみで満足したらいいかなと思っています。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アンティークマン)
2024-10-08 19:40:35
素晴らしい作品の数々だと思います。
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Unknown (reicoba)
2024-10-08 20:03:34
>アンティークマン さんへ
ありがとうございます♪
長く使い続けている器ですが、いいものはやっぱりいいですね。大畠先生が存命で私にお金があったら、もっと作品を購入したいくらいです(笑)
母の花器も、母が亡くなっていても、この器づくりに真剣に取り組んでいた姿が透けて見えるようで、やはり、愛しく、大切にしたい花器です。
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