零士の旅行記にようこそ。長崎での観光中夕飯に立ち寄ったちゃんぽんの名店、四海楼。ちゃんぽんが生み出された発祥の地なのだ
そうです。今回はそんな魅力尽くしの四海楼で、ちゃんぽんの本場の味や歴史に迫ります。
こちらの5階建ての建物が四海楼。最上階が展望レストランになっていたので早速エレベーターで向かおうと思います!あまりにも内装が豪華だったので緊張してしまいました。
長崎の美しい港の景色まで味わえてしまう素晴らしい店内。早速ちゃんぽんをオーダーしました。
今回頼んだのは蓋付きちゃんぽん。こちらは少し少なめの盛り付けでしたが、出前で使われている器でした。
開けたとたんに広がる野菜の風味の香り。麺に絡めて味わうだし。海鮮は素材のうまみを引き出し、野菜は甘みで攻める。たまらぬ味わいでした。
では、こうした味わいはどうやってここまで伝わり広まったのか、2階のちゃんぽんミュージアムで学ぼうと思います。
まずはちゃんぽんのルーツから。
ちゃんぽんは中国の福建省の料理、湯肉絲麺がルーツとなっており、伝わってきた当時は支那うどんと呼ばれていました。当時は中国人留学生の経済状況は厳しく、ご飯を食べることさえままならぬ状況でした。そこで中華街では、「ごはんは食べましたか?」という意味の中国語、「吃飯?(シャポン)」というという言葉があいさつとなり、ご飯を食べていない留学生にちゃんぽんをだしていたことがきっかけとなり、その言葉とちゃんぽんが触れ合って同義語とみなされ、なまったことから「ちゃんぽん」と言われるようになった説が有力です。
象牙の箸や、箸置きなど、当時使われていた食器が展示されていました。
ちゃんぽんに使われていた丼の変遷を調べました。
創業は明治時代。歴史ある店舗の進化がうかがえました。
長崎の様子を描いた洋画家、鈴木信太郎の絵画もありました。
当時使われていたテーブルや椅子を見て、ちゃんぽんミュージアムを後にしました。
夜景にちゃんぽん、さらにその歴史を深堀りできた、発祥の地でなければできない経験をさせていただきました。ありがとうございました!
次回は朝から長崎観光を続け、さらに長崎県の郊外を周遊します!零士の旅行記、次回までごきげんよう。