零士の旅行記にようこそ。今回は、仙台市内の秘湯秋保温泉の自然を探しに、周辺を散策してみました。バスを秋保グランドホテルの前で降り、向かったのは磊々峡(らいらいきょう)。奥深い渓谷が広がっていました。
岩肌に囲まれる名取川の眺めは本当に美しく、初夏の足音がはっきり聞こえました。
実は、岩肌に空いた穴がハートの形に偶然できたことから、ここは恋人の聖地と呼ばれているのだそう。のぞき橋から見るときれいに見えました。
磊々峡から20分ほど歩き、お昼ご飯を買いに秋保ヴィレッジに向かったのですが、コロナウイルスの影響で営業時間が短縮されていました。かなり店が混雑しており、自分の出番が来たところで終了の時間が来てしまいました。
別の場所で昼食をとろうと思いましたが、ここから向かうと営業時間に間に合わなくなるので断念。結局手に入ったのは、キッチンカーで売っていた宮城のイチゴを使った秋保そばのクレープでした。
とてもおいしそうでしたが、おやつにしかならないと思ったためがっかりしました。しかし、そば粉は体に良く、ガレットとして昼食にもなるらしいのでここで一安心。
確かにすぐお腹いっぱいになってしまいました。
次に向かったのは、秋保ヴィレッジから宮城交通バスで湯元に向かい15分ほど歩いたところにある天守閣記念公園。「足湯あります」ののぼりとともに営業中でした。
タケヤ交通で行きがけに通った場所だったので、潔くここで降りておけばよかったと後悔してしまいましたが、いい運動になったのでよかったと思いました。
早速足湯で疲れた足を癒すことに。ちょうどいい湯加減で、滝の音やカエルの鳴き声を聞きながら、ゆったりとした時間の流れを感じました。
天守閣記念公園ではたくさんの発見がありました。次回詳しく書こうと思います。
帰りはタケヤ交通の近くのバス停まで歩くことに。途中、樹齢250年のけやきの木を見つけました。
ここの横に、秋保温泉の始まりを示す温泉神社、湯神社がありました。その昔欽明天皇が皮膚病を患い、温泉での治療を試みたものの全く効能が出ませんでした。しかし、秋保温泉に入ったとたんに病状は回復。すっかり元気になってしまったのです!
恐るべし力を持つ秋保温泉。有意義な散策になりました!
そして、ケヤキを守るこのお宿が、伝承千年の宿、佐勘。貫禄が伝わっていました。
いろいろあってたくさん歩いたので疲れましたが、運動不足も疲れも解消した、健康重視の散策になりました。零士の旅行記、次回までごきげんよう。