零士の旅行記にようこそ。
今回は、独自の花嫁文化とユネスコ重要無形文化財、青柏の曳山文化を持つ七尾を散策してみました。
まずは仙対橋を見学。御禊川にかかる橋で、昔は太鼓橋だったそうです。
花嫁のれん会館を見学。奥にあるのが花嫁のれんでした。花嫁さんは奥の花嫁のれんをもって嫁ぐという風習がありました。
こちらは花嫁のれんのときの儀式の一つに使われる合わせ水。昔は井戸水だったので、実家の井戸水と嫁ぎ先の井戸水を双方から注ぎ、お嫁さんに飲ませ、最後に仲人さんが、二度と前に戻らないように、と盃を割るというものでした。
こちらは嫁ぎ先の仏壇。七尾仏壇という地元の仏壇を使用していました。
先ほどの花嫁のれんは、嫁ぎ先と実家の結界を示しており、花嫁のれんは一生に一度しかかけることができませんでした。そこで、通年かけられるのれんが誕生しました。
これは夏場にかけられる夏のれんでした。
その後は時代とともに移り変わるのれんを見学しました。
これはのれんの原型の薬玉。
これは花嫁のれん館では珍しい花婿のれん。嫁に行くときとは逆に、養子に行くときにもっていきました。のれんの絵柄には意味があるのだそうです。
こちらは七尾で行われる青柏曳山祭りに使われるでか山。映像で様子を見学できました。
神聖なる花嫁文化に心打たれ、山車の迫力を知り、充実した散策でした。零士の旅行記、次回までごきげんよう。
この旅の全体の行程はこちら:
https://blog.goo.ne.jp/reiji1129/e/42abbc550ac33dd7423f616b6b7ffa07
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