零士の旅行記にようこそ。
「防災用品メンテナンスしてる?」ということですが、今回は角度を変え、鉄道に関する視点でそれを書きます。
普段から安全に気を付けて動いている鉄道ですが、最近は事故が色々なところで発生しています。そのための設備も揃っているとはいえ、しっかり機能しなければ意味がありません。
そのため、その防災装置のメンテナンスは日ごろからしっかり行っています。
まずは列車について。
防護無線やATCなど、各種防災部品が機能することで安全が図られていますが、機器のメンテナンスを怠ると非常時に大変です。防護無線が発光しなければ周囲の電車に異常を知らせられませんし、非常ブレーキがかからなければ急停止が出来ず支障をきたします。
踏切や駅の非常停止ボタンは押されると抑止の信号が入るようになっていますが、それが発光しないと気付かずそのまま通過してしまい大事故を引き起こします。
防護無線やATCなどの列車内の機器類は、全般検査と呼ばれる大規模な検査で確認します。
部品のメンテナンスで異常があったり部品が老朽化すると交換したりします。こうして列車の安全は図られています。全般検査は長期にわたって行われ、新車同様のピカピカな状態で出てきます。全般検査が明けたとすぐわかります。
このように、鉄道の防災用品は、定期的なメンテナンスを一度たりとも怠れないほど精密ですが、その分安全性が高いのです。
零士の旅行記、次回までごきげんよう。
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