零士の旅行記にようこそ。今回はいよいよ渋沢栄一のアンドロイドとご対面です!前回たずねた鹿島神社から歩いて12分ほどのところに渋沢栄一記念館があり、ここに70歳の渋沢栄一がよみがえりました。
レンガ造りのがっちりした洋風な建物が渋沢栄一記念館。入館は無料ですが、予約をしておくのが無難と言えますね。たまたま予約なしで入れましたが、アンドロイド講義は定員が少ないので予約をしておくのがおすすめです。
講義時間は写真撮影と係の方の話を含め含め20分から30分ほど。栄一先生のお話は8分ほどにまとめられていましたが、タイトルは「道徳経済合一説」。金儲けばかりにばかり走るのではなく、商売は常に人のためになければならない、というお話でした。全くその通りだと思います。果たして今の日本では実現できているでしょうか。
講義室の外では、大河ドラマ「青天を衝け」のタイトルの由来となった栄一自身の漢詩の拓本が展示されていました。
青空を突き刺す勢いで肘をまくって登り 白雲を突き抜ける気力で手に唾して進む
という意味が込められているそうです。
講義を聴き終えた後は渋沢栄一の生家「中の家(なかんち)」に向かいました。
ここが入り口。「青淵(せいえん)」というのは栄一の雅号でした。
入るとすぐに若き日の渋沢栄一の像がありましたが、大河ドラマのキャスティングがいかに的確だったかが良く伝わる凛々しい表情でした。
池の横を通ると栄一の生家にたどり着きました。
生家の外観はこんな感じ。中には80歳になった栄一のアンドロイドが座っていました。
外に出ると竹林が広がっており、涼しげな印象でした。
今回までが渋沢栄一の功績を名所でたどる旅でしたが、深谷の旅行記はまだ続きます。次回は深谷のねぎ、そしてあのゆるキャラの登場です!零士の旅行記、次回までごきげんよう。
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