今日の女王サマ

映画、本、音楽、お出かけ、思ったことなどズラズラ書き連ねています。

二人の中村医師

2020年10月15日 | 映画&本&音楽&TV
二人の中村医師。
どちらもテレビ番組で観たのですが、お一人目は『奇跡体験!アンビリバボー』で紹介された、日本パラリンピックの父と言われている中村裕先生。たしか以前『チコちゃんに叱られる!』でもちょこっと触れられていたと思う。
障害者の自立という観点から、スポーツ大会を手始めに、働いて生計をたてるという、今では当たり前になっていることの実現に尽力されたかたです。

もうお一人は昨年銃撃されて亡くなった中村哲先生。フジテレビ、ド深夜の『カカ・ムラド~中村哲の信念~』で観ました。もっとたくさんの人が観られる時間帯に再放送してほしいな~。
医師としてアフガニスタンの人々の治療にあたりながら、本当に大事なのは病気にならないようにすることだと、用水路の工事を自ら行って緑化に成功したことは本当に素晴らしいことだと感動します。この用水路も江戸時代に築造された福岡県の山田堰を参考にして作られたという。すごいな、日本人。200年以上も前にこの知恵があったなんて。

さらにこの番組で知って驚いたのは火野葦平の『花と竜』の主人公である玉井金五郎は中村哲先生のおじいさんにあたる人なんだそうです。火野葦平は玉井金五郎の息子なので、火野葦平と中村哲先生は伯父甥の関係なんですね。
玉井金五郎の写真を見ると、中村哲先生と風貌がものすごく似ています。興味を持った方はウィキでご覧になってください。

二人とも九州人ということで、熊本生まれの私は誇らしい気持ちでいっぱい。
もちろん、このお二人のほかにも素晴らしい方はたくさんいらっしゃいます。目立たず、何も成し遂げなかった私ですが、少しでもこのお二人に近づけたらという心を持ち続けていたいです。

英国ドラマ『ヒューマンズ』

2020年05月09日 | 映画&本&音楽&TV
海外ドラマの『ヒューマンズ』にハマってシーズン3まで観てしまいましたが、とうとうこれがシリーズファイナルと分かり、少々気落ちしております。

何と言っても子供のロボット(物語のなかではシンスと呼ばれております)、サムの役だったビリー・ジェンキンスの可愛さです。


ドラマの撮影時は11歳でしたが、もっと幼く感じました。初期のシンスは瞳がグリーンで通称グリーン・アイ。グリーン・アイがあるコードで目覚めて自我を持ってしまったため、もう少し人間に従順に作られたのがオレンジ・アイ。
このオレンジ・アイでの私のお気に入りはスタンリーです。

どうです?この人工的な表情。喋ったあと、急にニコッとするのもかわいかった。

シンスでないときの彼はこんな↓。

ちなみに彼の名前はディノ・フェッチャーといいます。
これからいろいろなドラマや映画でまたお目にかかりたいなぁ。

駅ピアノ 国内編

2020年01月25日 | 映画&本&音楽&TV
またもやNHK-BSです。

駅ピアノ、空港ピアノという番組があります。たまに地上波でも放送されてますが、今回は初の国内編。神戸の西神中央駅に設置してある“誰でも弾けるピアノ”です。

この番組を観るたび、ピアノを続けていれば良かったなぁと少し後悔しています。
それこそ小学生からシニアまでいろいろな人がちょっと立ち寄って弾いていく。
目を見張ったのは車いすの女性で、譜面ナシかぁと思っていたら目に障害のある人だった。
外国編では楽譜なしで弾く人が多かったけど、スマホを見ながら弾く人もいた。

私は発表会を一回だけやって辞めてしまいました。もうダメかなと思うけど、神戸駅に来た人の中には定年後に始めた男性もいて、やる気次第だなとは思うけど、もう既にピアノもないし・・・。

真夜中の家族~メキシコ民間救急車~

2020年01月22日 | 映画&本&音楽&TV
1月21日夜にNHK-BSで放送されたドキュメンタリー「真夜中の家族 ~メキシコ民間救急車~ 」を観ました。
メキシコシティは人口900万に対して公共の救急車がわずか45台程度しかないらしい。首都なのに・・・。
オチョア家は民間救急車というビジネスで生計を立てているのですが、もちろんライバルもいれば、費用の支払いを渋る患者やその家族、挙句の果てに賄賂を要求する地元警察とかで稼ぎは少ないのです。

しかし助けてもらって費用を払わないなんてお国柄なんですかね。ちなみに搬送料は3800ペソ。日本円でおよそ22305円だから高いっちゃ高いかな。でも公共の救急車を頼むと来るか来ないかわからないし、番組の冒頭では40分待っても来なかったと言っていましたから、下手したら死んじゃうということもあり得ます。


搬送先の病院は提携(?)しているらしく、手数料をもらう場面があります。500ペソ札が12枚ぐらいありました。ここから電話をくれた警官に手数料(賄賂)を渡し、諸経費を差し引くと一人173ペソにしかなりません。
日本円にして1000円そこそこですね~。
はぁなんてしんどい仕事でしょう。

番組の最後には4階から落ちた女性をその母親ともに病院へ運ぶ仕事がありました。落ちた女性は亡くなります。搬送料は?
1500ペソでも払ってもらえませんか?と言うシーンがありますが、最後は深いため息を吐く場面で終わります。またもや支払って貰えなかったのかなぁと思うと心が痛い。
もし彼らがこの仕事を諦めて辞めてしまったら・・・。

ワタシが日本に住む理由

2017年06月10日 | 映画&本&音楽&TV
またまたTVの話題ですが・・・。

BSジャパン(テレビ東京系)の「ワタシが日本に住む理由」(毎週月曜日、21時から放送)。
何十年も住んでいる人から、まだ数年の人まで、日本を愛する外国人が毎回出演します。

日本に住むようになったきっかけは、本当にひょんなことから。そして日本人以上に日本を愛するようになっていく。毎回、録画して観てますが、日本人として感激するばかり。

BSが観られる環境にいるかた、一度でいいから観てみてください。

動画ではありませんが・・・↓
https://antenna.jp/articles/5076377

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シカゴシリーズ

2017年05月05日 | 映画&本&音楽&TV
                


NHKBSで『シカゴ・メッド』という海外ドラマが放送されています。4月の初めからだからそろそろ一か月。

観始めてわかったんですが、スカパーで放送されている『シカゴ・ファイア』(消防士のドラマ)と『シカゴP.D.』(警察のドラマ)と関連があるんです。最初、ファイアの消防士ハーマンが出てきて「あれ?」と思いました。そのうちハスキーヴォイスの刑事、リンジーも出てくるようになり、これはスピンオフなんだ!と。

そうやって見比べてみると、やっぱり一番面白いのは『シカゴ・ファイア』で次が『シカゴP.D.』、吹き替え版で観ているせいか『シカゴ・メッド』はイマイチ迫力に欠ける。もちろんあの名作『ER』からすれば格段にリアリティは増したけど、夢中になるほどではないなぁ。スカパーで観た『ER』の最終回は胸が締め付けられるような気がした。あぁ、これで終わりなんだなって。

このシカゴシリーズ、米国では四作目のスピンオフ『シカゴ・ジャスティス』の製作が決定し、すでに放送もされているとか。

こういうスピンオフで楽しみなのがクロスオーバーですね。別のドラマの役者さんが、こっちのドラマにも出てくるみたいな。以前『CSI』でもありました。あれはラスベガスとニューヨークとマイアミのクロスオーバー。

大好きだった映画も観に行かず、最近は海外ドラマにどっぷり浸かっている毎日です。


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宇江佐真理さんが亡くなった

2015年11月08日 | 映画&本&音楽&TV
私の大好きな作家、宇江佐真理さんが亡くなった。66歳という若さで。

この人の作品は95パーセント読んでいる。
つい最近『竈河岸(へっついがし)』が出たばかりだ。「髪結い伊三次捕物余話」というシリーズの伊三次に惚れてずっと読み続けていたのに、『竈河岸』が伊三次の読み納めになってしまう。

時代小説の作家としては北原 亞以子さんもいたが、このかたも2013年に亡くなった。ただ作家生活は北原さんの方が40数年あり、宇江佐さんは20年ほど。もっともっと面白い小説を読ませていただきたかったな~と思う。

藤沢周平さんのように下級武士を扱った小説も面白いが、宇江佐さんの書く登場人物は町方同心や岡っ引き、芸者など市井の人びと。生活の様子などがすごく身近に感じられ、自分があの時代にいたら・・・と容易に想像できる面白さがありました。

女流作家ではまだ諸田玲子さんや澤田ふじ子さんもいるが、熱狂的なファンではないのですよ。諸田さんの小説は40パーセントぐらいしか読んでないし、澤田さんの本は1冊も読んだことがありません。標準語ではないからちょっと読みにくいと感じるのです。

宇江佐さんや北原さんのような私好みの小説を書く人をまた探さねばな~。

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『追いつめられて』・・・アメリカでのイジメ

2015年06月08日 | 映画&本&音楽&TV
私が世の中でもっとも嫌うこととして“弱者への虐待”があります。イジメや、子供・老人への虐待がこれに当たります。ニュースで見聞きするたびに本当に本当に心が痛み、加害者にも同じ目にあってほしいとか、どんな育ちをしたんだ!とかの怒りがこみ上げてきます。

再放送ではありますがNHKBSで最近『追いつめられて~アメリカ いじめの実態~』というドキュメンタリーが放送されました。
日本ではイジメが30年ほどまえから問題視されているけど、アメリカにはそんな陰湿なものはないだろうと思っている人もいるかもしれない。アメリカでも都市部では少ないだろうけど、地方へ行くと地方ならではのイジメがあるんですね。

◆BS世界のドキュメンタリー「追いつめられて~アメリカ いじめの実態」

同性愛であることをカミングアウトしたために周囲から嫌悪されているケルビー。容貌が個性的なアレックス。優しさゆえオカマとよばれ続ける男の子たち。親にも言えないまま自殺してしまうこととか、教育委員会や学校側の「(自殺が)イジメに起因しているとは思えない。イジメを把握してなかった」という言い分は恐ろしいほど日本と似ています。

このドキュメンタリーに出てくるイジメの対象者は、アレックスの母親が言うように「誰よりも誠実な友達になれる子」ばかりです。
アレックスの場合は未熟児で生まれたので、12歳になっても痩せていて、まわりからは「魚(さかな)顔」とか「魚唇」とからかわれています。スクールバスでのイジメがひどい。取材班が見かねてその映像を家族と学校に公開するんですが、両親はやはり「怒りで身体が震える」って言いますよ。で、学校側もやっと動き始める。

友達が欲しくて、友達になりたくて、同じ年齢ぐらいの子供たちのまわりに近づくけど、だれも彼を相手にしない。学校で友達がいないことがどれほど辛いことか、想像するだけで胸がつぶれそうです。

日本語の字幕はありませんが、映像だけでも理解できます。原題は『BULLY』(イジメ)。


このドキュメンタリーが製作されて4年、最初に日本で放映されてから2年が過ぎています。彼らが今どうしてるのか、イジメを乗り越えることができたのか・・・知りたいです。

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久しぶりに買った本

2015年01月18日 | 映画&本&音楽&TV
お金と置く場所がなくて、もっぱら図書館を利用して本を読んでますが、久々に買った本があります。

阿部和重&伊坂幸太郎共著による『キャプテン サンダーボルト』。


2014年12月にhonto主催の「阿部和重×伊坂幸太郎『キャプテンサンダーボルト』発売記念スペシャルトークイベント」に当選して、日ごろあまりお目にかかれない作家さんのトークを聞きに行きました。

この会場がたまたま勤め先の近くで、これはもうイベントに参加しなさいと運命に言われているような気がしたものです。それにしても当選しなければ運命もクソもないわけで、よく当たったものだな~と幸運に感謝しました。

ほとんどの人は自分で買った本を持参していたのですが、私はサイン会があるなどとはちーっとも考えておらず、会場であわてて買ったんですよ。事前に買っておけばポイントも貯まったのにな~。

で、見開きに書いてもらったのがこのサイン。

私の名前は漢字で書くとちょっと難しいのでひらがなにしてもらいました。書いてもらう時、阿部氏がちょっと私の顔をジッと見たような気がしたのですが、読んでいくうちになんとなくわかったような気がします。

お話の途中に「れいこさん」が出てくるんですね~。しかも「れい子さんって誰だ。その美人そうな女は」というセリフがあり実際の「れいこさん」はおばあちゃんなんですけど、阿部氏or(and?)伊坂さんの中で「れいこさん」というのは美人のイメージがあるらしくて、ちょっと嬉しかったんです。電車の中で読みながらムフフフです。

『キャプテン サンダーボルト』は荒唐無稽でもスピード感あふれるお話。案外スラスラと読めてしまいました。阿部和重さんは今まで知らずにいた作家さんですが、昨年読んだ川上未映子さんの『きみは赤ちゃん』という育児エッセイに夫のあべちゃんという人が何度も出てきまして、このあべちゃんが阿部和重さんなのでした。
見かけとは違い、キャラクターがメチャ面白い人で、トーク中に何度も笑ってしまいました。だからと言ってさっそく阿部氏の作品を読もうという気にはならないのですが、いつか機会があったら手に取ってみようと思っています。

めったに表に出てこない伊坂氏目当てでイベントに行ったのに、すっかり阿部氏が好きになっちゃいました(笑)。

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スピンドクターを知った北欧のドラマ

2013年09月04日 | 映画&本&音楽&TV
テレビでよく放送される外国ドラマは断然アメリカのものが多い。NHKでは英国の『シャーロック』(ベネディクト・カンバーバッチ版)が放送されたり、民放でも韓流ドラママが多く放送されたりしていますけど、北欧のドラマを放送しているところは、あまりないですね。

映画『ミレニアム』シリーズ(スウェーデン)や、テレビドラマ『THE KILLING/キリング』シリーズ(デンマーク)、『THE BRIDGE/ブリッジ』(スウェーデン・デンマーク合作)など、アメリカやヨーロッパのドラマとは一味違う趣のあるドラマが、なかなか面白いですよ。

上の3つは犯罪ものですが、『コペンハーゲン/首相の決断』は政治ドラマで、党首から首相になった主人公が、家庭生活に悩んだり、道徳観からくる葛藤の様子を描いています。
ドラマの内容も好きですが、オープニングもいい。まるで映画のオープニングのようです。



歩き方や立ち姿が本当に首相みたい。「私は首相なの。私を選ばなかった人にとってもね。」と対立する党に対しても冷静に話しあいの場を持とうとする。こんな政治家がいたらな~と思わせます。昔のドレスが合わなくなり、ちょっと太ったことを気にする場面では同性として微笑ましかった。

このドラマで初めてスピンドクター(spin doctor)という言葉を知りました。側近の男性カスパがこう呼ばれているのですが、スピンドクターとは情報操作を専門的に行う人のことらしい。何か事が起きた時のカスパの助言は的確で、彼に任せておけば心配ないって感じ。勇み足で一時クビになったこともありますけどね。
さて、わが安倍首相にスピンドクターはいるのでしょうかね。

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