今日の女王サマ

映画、本、音楽、お出かけ、思ったことなどズラズラ書き連ねています。

『プルートゥ』から『BILLY BAT』へ

2009年06月29日 | 映画&本&音楽&TV
このブログでもたびたび書いていますが、私は浦沢直樹ファンである。

『鉄腕アトム』のなかの1エピソードを膨らませた『プルートゥ』は、明日6月30日発売の第8巻で完結するらしい。

早めに発売されてないかな~と書店をのぞいたら、早めの発売はなかったけど、新作が出ていた。

『BILLY BAT』


1949年におきた下山事件がストーリーの中心になっているらしい。
内容的には『20世紀少年』風。あるシンボルマークがあって、それが謎を呼んでいくのである。第1巻だからまあこんなものか。

そういえば(浦沢作品ではないが)イタリアンの修行をしている料理人の物語『バンビーノ』(せきやてつじ)も15巻でいったん第一部が終わりなのだそうです。

しかし、こちらはすぐに第二部が始まる。

一部のファンの中には第15巻にほとんど料理の場面が出てこないとか、ご都合主義的な終わり方だとかの批判続出なのです。

ファンにはどうも二通りあるようですね。
こんなのはアイツの作品と認めない派と、面白いものも面白くないものも全部ひっくるめて認める派と。

私は後者。

たぶん作品が面白くないときは、作者だってノッてないのである。
そういう時は批判するより静かに見守りたいほうなの。

才能溢れるホームレス『路上のソリスト』

2009年06月28日 | 映画&本&音楽&TV
土曜日に都内へでかけたのは、iPodの修理が第一であったけど、第二の目的は映画『路上のソリスト』を観るため。

関東では日比谷シャンテだけの公開。

(コラムの読者から贈られたチェロを弾く=楽器はなんでも得意だが音楽に目覚めたのはチェロから=幼少時代、学校で借りられるのは人気のないチェロだけ)

弦の足りないバイオリンを弾くホームレスの男性をコラムのネタにしたLAタイムズの記者スティーヴが、その後も何かにつけ関わっていきます。
ホームレスの男性、ナサニエルはジュリアードに在籍したこともあるが、統合失調症に苦しみ、現在は路上生活をしている。
狭いアパートにいると、いるはずのない他者の声が頭の中に響き渡り、ヘトヘトに疲れ果ててしまうのです。

街の中にいると雑多な音にかき消されて気が紛れるのか、アパートを借りようというスティーヴの言葉にも首を縦にふらない。

なんだか私の耳鳴りに似ているなぁ。(静かな部屋にいると耳鳴りが特に気になるんですよ)

良かれと思ってしたこともナサニエルにとって良いこととは限らない。却って迷惑になってしまうことも。

ホームレスを支援する団体にいる男性は、スティーヴが「こうしたらどうだろう」とか「こうするべきだ」と言うたびに「それは彼(ナサニエル)が望んだことか?」と聞きます。

そうではないんですね。
スティーヴ、あるいは私たち大多数の人間たちのモノサシで判断しているんです。

でも、私に言わせたら「そこまでするのは親切を通り越してるよ」と。
アメリカ人はあなたはあなた、私は私という考えじゃなかったの?

う~ん、人間ベーシックな部分というのは、あまり大きな違いがないのかな。

少し優しい目でスティーヴを見てあげるなら、やはりナサニエルの才能を惜しんだということでしょうか。
原作はスティーヴ・ロペス。実話でございます。

Applr Storeって不親切?

2009年06月27日 | Weblog
iPodが壊れちゃいました。
4月の末だか5月の初めのこと。

液晶画面に何も表示されない、もちろん音楽も聴けない。リセットの方法があるのですが、これも効果なし・・・という状態になってしまいました。

で、5月の連休明けに銀座のApple Storeに行ったんです。
感じのいいスタッフがやってきて、修理は2FのGenius Barで受けるとのこと。ただし「現在は14時30分の予約を受け付けております」ですって。

「予約?」

修理に預けるだけでいいんだけど予約が必要なの?
その日は14時30分まで都内にいるつもりがなかったので断念。

1カ月ちょっとほったらかしでした。すぐにでも修理してほしかったんだけど、というかせめて状態だけでも見てほしかったんですけどね。

6月最後の土曜日にもう一度Apple Storeに行くつもりで、数日前にAppleのホームページにアクセスしてGenius Barの予約を入れようとしたんですけど、25日(木)しか受け付けてなかった。

地方に住む私には土曜か日曜の選択肢しかない。
これももっと早めに予約しておけば可能だったかもしれないけど。

とりあえず行っちゃって、Apple Storeのスタッフにどうしたらいいか相談しようと思ったのですが、その時点では「またダメだったら買ったお店に持っていく」つもりでした。

結果、やっぱり当日はダメで「買ったお店に持って行ったほうがいいですか?」と聞いたら「そうなさってください」と。

買ったお店であるヨドバシカメラへ行ったら、スタッフが一枚の紙をくれました。「Apple製品の修理・交換受付は当店を含めた家電量販店では一切承ることができません」

無駄足でした。Apple Storeのスタッフはこれを知らなかったのでしょうか。知らなかったとしたら不勉強だし、知っていたとしたら不親切ですよ。
一日中、壊れたiPodを持って歩いただけ。

自宅に戻ってから再度ホームページにアクセスし、自宅からピックアップしてもらうようにオンラインで申し込みました。最初からこうすれば良かったんだけど、状態を直接説明してほしかったんだよな~。

この修理に出すiPodは同じものが戻ってくる可能性が非常に低い。
整備済製品と呼ばれるものが戻ってくるらしい。(気になる方は「iPod 整備品」でググッてみてください)

初代のiPodも初期不良で交換になってしまったし(今はとりあえずこのiPodを使っています)、今回もきっとそうだと思う。

手になじんだものが別物になる・・・それは少し寂しいです。

JALとANA

2009年06月24日 | Weblog
JALは政府支援を仰いでいますが、本当に深刻な問題らしいのです。
10万円程度の工事も先送りしているという話が聞こえてきています。

だいぶ前の日経トレンディにJALとANAの比較記事が特集されていました。
(私がANAのラウンジで働いていた頃ですから2年ぐらい前になるかも)

JALもANAも実際働いているのは契約社員がほとんどであるのに、顧客に対するサービスに違いがあるのです。

ANAはたいていの問題が契約社員で解決できるようなシステムになっているのに対し、JALはまったく逆でひとつひとつ上司にお伺いをたてねばならないらしい。

ひとつの例がワインの銘柄。
飛行機の中でワインの銘柄を客室乗務員に尋ねたとき、ANAの社員はスラスラと答えられたのに、JALの客室乗務員は「少々お待ちください」と言って先輩客室乗務員に聞きに行ったそうである。
たまたまかもしれない。たまたまかもしれないが、私がANAのラウンジにいた頃は、新しいワインが入るとすぐに文書で説明があり、お客様に尋ねられたらこう答えてよいというような通達がありました。

ANAのラウンジを辞めて、JALのラウンジに就職した友人が言っていたことですが、JALはどんな小さなことでもいちいち聞きに行かなくちゃいけないので面倒だったそうです。

やっぱり飛行機の中でのワインの銘柄、これひとつが万事を物語っているのではないでしょうか。

一部の人間しか情報を把握していないというのは時間の無駄になるし、顧客サービスは二の次と言う結果にもなりかねない。

JALとANAはライバル社であるが、お互いに社員を交換して研修してみたらいいんじゃないかしら。JALにはJALのいいところがたくさんあるはず。

まあ、ANAは柔軟な姿勢を見せると思うけど、JALはプライドが邪魔してダメなんだろうなぁ。

母と一緒にバス旅行

2009年06月19日 | オフ
ショッピングセンター・パルナ稲敷で買い物をして、バス旅行が当たりました。

日帰りで、行き先は山梨県。母と一緒に行きました。

パルナ出発はバス3台。談合坂サービスエリアに合計12台のバスが集合するそうですが、基本1台ごとの移動になります。つまり、12台とも行き先は同じなのに(5カ所)、行き先の駐車場などの関係で時間の調整をし合い、修学旅行のように複数台では動かないんです。

午前6時30分出発の予定なのに、あと2人がやって来ない。あ~大抵こういうめぐり合わせになるのはなぜ?日ごろの行いのせいかしら。

ガイドさんが「5分だけ待ちます」と言ってきっかり5分待って出発。結局来ない。
先に出発した2台に遅れること15分。ま、一緒に移動するわけじゃないからいいか。

談合坂SAでガイドさんや運転手さん同士の談合のあと、私たちのバスはまず「信玄の里」へ。
山梨は水晶を始めとする宝石類の産地なんですね。ここでは庭園を見たり宝石のお手入れ方法の説明を受けたりしましたが、要するに「ここでお土産を買ってね」という場所です。

水晶はキレイだけど、1万円の卸値でいいと言われても、買う気にはならない。その他の宝石類はケタが違いすぎる。卸値17万円のモノを買って明日からご飯はどうやって食べていくのよ。
興味のない人たちは早々と散っていきました。私たちも含めて。

次は昼食。

サンメドウズの「サンダンス」というカフェテリアで自然食バイキングですって。

イオンの「奈のは」より貧弱だったぞ~。自然食とか有機野菜のとか銘打った食事はどうも見た目が地味です。身体にはいいんだろうけど彩りがねぇ~。
しかも狭くて、後から来たツアーの人たちと背中合わせの椅子がぶつかり合ってお互いに気まずい。母は後ろの人から文句を言われてかわいそうだった。もちろん私が代わって抗議しましたけど。狭いのはお互い様です。

ささ次よ、次。

次は美し森ファーム。サンメドウズからバスで4~5分の所にあります。展望台に行けば富士山が見られるかも、と思っていたのにここでの滞在時間は30分。展望台まで片道30分ぐらいはかかると言われたのでまず無理。しかも曇り。ここでもお土産を買うだけ。

もはやベルトコンベアに乗った気分。

もうどこにでも連れて行ってちょーだい。

マイナスイオンを体感できる空間「トルエ」←もうURLさえ表示したくないが、ここでは母が散財しました。
トルマリン快眠シーツと枕カバーのセットを買ったんです。まあ、ネックレスよりはいいかも。

最後にモンデ酒造というワイン工場へ。6種類のワインを2回ずつ試飲。口当たりの良いおいしいワインばかりでした。お土産はワインじゃなくチェリーブランデーを自宅用に。

実はこのワイン工場へ着く前にバスのドライバーさん、道がわからなくなって30分ほどロスしてるんです。なので滞在時間はわずか20分なのでした。

帰りは都内で一時ノロノロ運転にはなりましたが、予定の20時を20分ほど遅れただけでパルナ到着。79歳の母が疲れなかったか少し心配でしたが、そんな様子もなく良かった。

ちょっとは親孝行できたかしら?

連夜の雷雨

2009年06月17日 | Weblog
梅雨入りしたのに、昼間はほとんど雨が降らず夜になると激しい雷雨・・・というのが3日続きました。
特に日曜と月曜は激しかったな~。

私は雨が大嫌いなので、夜に降ってくれるのはありがたい。

しかし西日本は雨不足らしい。

異常天気は今年も続くのね。

オタマジャクシや鮒が降ったり、なんだか不気味なんですけど。

がんばらなくちゃ!

2009年06月16日 | 車と私
ここ1週間で2回ほど見かけたダンプの、フロントに置いてあったプレートにこう書かれていました。

「がんばらなくちゃ!」

また、別の機会に見たトラックの後ろにはこう書いてありました。

「水戸から来たの」

「水戸から来たぜ!」ではなく「来たの」である。

なんか可愛らしい言い回しに笑ってしまいました。

「がんばらなくちゃ!」や「水戸から来たの」のドライバーさんは性格的に明るい人なんだろうなぁ。

支持するのはTV版?映画版?「消されたヘッドライン」

2009年06月06日 | 映画&本&音楽&TV
まず『消されたヘッドライン』ってどういうこっちゃねん!

新聞記者が事件の核心を追うというストーリーですから、ヘッドラインというのは「(新聞の)見出し」という意味なのであろうが、一度として消された、または消されようとした場面はなかったのである。

NHK-BSで放送された『STATE OF PLYA ~陰謀の構図~』の方がピタリとくると私は思うけど。
←テレビ版  映画版→

ある殺人事件と、地下鉄での人身事故。この二つに関連があるらしいと気づいた新聞記者のカルは事件の核心を追い求め、ひとつの記事を書き上げるのですが、解決したと思われた事件の裏には隠された真実がまだ・・・というお話。

主人公のカルはテレビ版では草食系だけど、映画版ではガッツリ肉食系のラッセル・クロウ。車や住んでいる家も、ハミダシ者にありがちな散らかり放題で小汚い。
編集長が若い記者を「痩せてて給料が安くて仕事が早い」と言うと、スネて「どうせ俺は太ってて給料が高くて仕事が遅い」などとのたまう。その時点から時々「まいう~」の石ちゃんに見えてしまうのは困った。特に髪をかき上げるシーンでは太い腕が苦しそう・・・。

編集長のキャメロンもテレビ版は男性、映画版は女性とまったく逆の設定ですがこれはあんまり違和感なかったな。


テレビ版は6回に分けての放送。小説を読んでいるようなじっくり感で薫り高いコーヒーのようでした。
映画版は2時間ちょっとの長さ。テンポがよく、渇いた喉を潤す炭酸飲料のよう。

どちらも好きなタイプの作品ですが地味だよなぁ。映画のほうの興行成績はよくないかもね。

お題「占いを信じてますか?」

2009年06月05日 | twitter連携企画
今週のお題は「占い」

信じているような、いないような・・・。

いい結果のときは「いい時ほど落とし穴に注意しよう」と思うし、悪い結果のときは「いつもより気を引き締めていこう」と思う。

朱川湊人の小説『本日、サービスデー』のように人間には 一生に一度 人生最良の一日がある!「それが今日なのかも」って思うような素晴らしい日はまだ来ていないし。

相性占いや血液型占いも7割当たっていれば遊びとしてそこそこ楽しめますが、100%信じたり、占い師を尋ねたりするところまではいかないです。

20代の前半、新宿伊勢丹横にいた有名占い師さんに観てもらったことがあるけど、これは飲み会帰り、同僚と一緒にワイワイというノリでした。
ひとつだけ覚えている内容は「あなたは運があとから付いてくる。自分の好きなように生きなさい」でした。
運があとから付いてきてもこの程度です。概ね好きなようには生きてきたけどさ。