読売新聞の「気流」という投書欄。7月の気流賞が載っていました。
「上京した父の姿に涙」というタイトルで、福島から杉並に住む娘さん(投書したご本人)を訪ねたお父上のことが書いてあり、正直面倒に思ったとか、見送る父が猫背だったとか、老いた親を思う複雑な気持ちが綴ってあります。
実は私にも似たような思い出があり、最初に読んだ時から共感を覚えていました。
私の場合は、元・夫と結婚したばかりの頃で、ドライブが趣味だった父は母を伴ったり、時には一人でよく遠出をしていました。
ある日の朝、たしか午前7時ごろドアチャイムが鳴り、「誰だ!こんな早朝に」と心の中で毒づきながら出てみると、無邪気にニコニコ笑っている父が立っていました。
元・夫は夜遅くに仕事が終わる人だったので、朝起きる時間も遅かったのです。
私は父に「何なの!こんな朝早くに!」とキツい言葉を出してしまいました。父は「〇〇へ行く(行先は忘れた。たぶん藤沢の甥=私の従弟のところ)途中に寄ってみた」と言いました。
信じられないことだけど、私は早朝を理由に追い返してしまいました。元・夫は追い返したことに大層驚いていました。たぶん家族に対する仕打ちとは思えなかったんでしょう。
元・夫の「入ってもらえば良かったのに」という言葉に、私は慌てて5階の窓から外を見おろすと、ちょうど父は車に向かって歩いているところで「大丈夫なの?」と呼びかけると、左手を大きく振って車に乗り込みました。
あとで思うに、父はもっと早くに私たちの住むマンションに到着していて、7時になるまで車で待っていたんじゃないかと。
人生振り返って後悔することばかりだけど、これは筆頭。子供がそのまま大きくなったような人だったので、家族は振り回されることが多く、私と弟は早く大人にならなければならなかったけど、あの時、部屋に招き入れ朝食を一緒に摂ればよかったなぁと思います。
このブログをずっと読んでいただいている人はもうご存知だけど、そんな父も既に亡くなりました。
「7月の気流賞」を読んで、娘と父親って誰でも似たような経験があるんじゃないかなーって思ってしまいました。
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「上京した父の姿に涙」というタイトルで、福島から杉並に住む娘さん(投書したご本人)を訪ねたお父上のことが書いてあり、正直面倒に思ったとか、見送る父が猫背だったとか、老いた親を思う複雑な気持ちが綴ってあります。
実は私にも似たような思い出があり、最初に読んだ時から共感を覚えていました。
私の場合は、元・夫と結婚したばかりの頃で、ドライブが趣味だった父は母を伴ったり、時には一人でよく遠出をしていました。
ある日の朝、たしか午前7時ごろドアチャイムが鳴り、「誰だ!こんな早朝に」と心の中で毒づきながら出てみると、無邪気にニコニコ笑っている父が立っていました。
元・夫は夜遅くに仕事が終わる人だったので、朝起きる時間も遅かったのです。
私は父に「何なの!こんな朝早くに!」とキツい言葉を出してしまいました。父は「〇〇へ行く(行先は忘れた。たぶん藤沢の甥=私の従弟のところ)途中に寄ってみた」と言いました。
信じられないことだけど、私は早朝を理由に追い返してしまいました。元・夫は追い返したことに大層驚いていました。たぶん家族に対する仕打ちとは思えなかったんでしょう。
元・夫の「入ってもらえば良かったのに」という言葉に、私は慌てて5階の窓から外を見おろすと、ちょうど父は車に向かって歩いているところで「大丈夫なの?」と呼びかけると、左手を大きく振って車に乗り込みました。
あとで思うに、父はもっと早くに私たちの住むマンションに到着していて、7時になるまで車で待っていたんじゃないかと。
人生振り返って後悔することばかりだけど、これは筆頭。子供がそのまま大きくなったような人だったので、家族は振り回されることが多く、私と弟は早く大人にならなければならなかったけど、あの時、部屋に招き入れ朝食を一緒に摂ればよかったなぁと思います。
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「7月の気流賞」を読んで、娘と父親って誰でも似たような経験があるんじゃないかなーって思ってしまいました。
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