今日の女王サマ

映画、本、音楽、お出かけ、思ったことなどズラズラ書き連ねています。

お題「気になるキーワード」

2006年04月30日 | twitter連携企画
「BLOGRANGER(ブログレンジャー)」ってgooラボの次世代型ブログ検索ってんだから、他のブロガーさんには何のこっちゃ?ってことですかね。

4月30日17時45分現在のBLOGRANGERで気になるキーワードと言えば「ダ・ヴィンチ・コード」です。映画化の話を聞いたときは俳優に多少の不満はあったけど、公開を控えた今ではどういう風に出来上がっているか楽しみでもあります。

修道僧シラスを演じるポール・ベタニー  は、ラングドン教授役のトム・ハンクスより当たり役かもしれない。任務の失敗や悩みに苛まれると自分で自分を罰しちゃうんですよ~。原作を読んで自分でイメージしましたが、かなり痛い方法です。原作の長さに比べれば短い映画の中で、どれぐらいの時間が彼のために割かれるかわかりませんが、効果的に使って欲しいですね。謎解きも面白いけど、Opus Dei(オプス デイ)の教えでもある苦行がなかなか興味深いですよ。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(その2)

2006年04月29日 | 映画&本&音楽&TV

あまりお天気はよくなかったけど、ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)の雰囲気を少しでも感じたくて有楽町・国際フォーラムへ行ってきました。
(モザイクのモーツァルト)

一番にチケットブースを覗いてみましたが、SOLD OUTの文字ばかり。
 どうせ行けないからいいや(笑)。
物販コーナーは、まだ本格的な開催前なので人影はまばら。

ブラブラしていたら、モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークが聴こえてきました。

無料コンサートが1日3回あるんですけど、その最終回のリハーサルでした。芸大の大学院生3人と4年生1人のカルテットです。リハでは写真のようにカジュアルな服装ですが、本番では正装でした。女性の1人は肩丸出しのドレスで夕方は寒そうだったな。


レストランやカフェには上のようなモーツァルトの絵が描いてあって、丸の内挙げての催しであることがわかります。


          (地下1階から吹き抜けを見上げたところ)

物販コーナーは、たいした商品を置いてあるわけではありませんが、CDの類はさすがに充実してましたね。期間中、国際フォーラムで演奏するプロの音楽家のCDに始まり、この際まとめてどうですか?みたいな企画CDが、高価なものからリーズナブルなものまで幅広く揃っていました。
ワインや紅茶、洋菓子のほか、なんと日本酒もあったんですよ。モーツァルトの曲でも聴かせながら造ったんかいな。
あと、郵便局の出張販売が来ていたけど、モーツァルトとは何の関係もなし。買った商品の小包郵送窓口だったのかな。記念切手も売っていたけど、「熱狂の日」関連の記念切手でもあれば売れたかもね~。

私のおみやげはこれ。→ 
チーズケーキですが、バカにしたものでもなかったですよ。おいしくて1/2本ペロリと食べちゃいました。

無料でアイネ・クライネ弦楽四重奏をフルで聴けたし、ほんの少ぉしですがお祭の匂いも感じることができました。ま、少し気が済んだかな。


シネマ!シネマ!シネマ!

2006年04月28日 | 映画&本&音楽&TV
今週発売のNewsweekはシネマ特集。

新聞下段の広告で「ジョージ・クルーニーの勇気と情熱」という見出しを見つけ、これは是非買わねばと思いました。私が観たいと思っている『グッドナイト&グッドラック』の監督をしているからです。

『グッドナイト&グッドラック』は赤狩りに立ち向かったCBSのキャスター、エド(ワード)・マローを主人公にしたモノクロ映画です。
折も折、TBSテレビの「CBSドキュメント」で、このエド・マローの特集をしていました。ドキュメンタリー好きの私ですが、遅い時間の番組なのでめったに見られない。ホントにたまたまチャンネルを合わせたらタイミングよくエド・マロー。

赤狩りを扱った映画は他に『マジェスティック』(ワケ分からんタイトル)、『真実の瞬間(とき)』(陳腐なタイトル)があります。どっちも観たけど『真実の瞬間(とき)』の方が『グッドナイト&グッドラック』に近い路線。

Newsweek誌のシネマ特集は『グッドナイト~』だけではありませんが、『スーパーマン』や『氷の微笑2』、昭和天皇を扱った『太陽』などの新作にはそれほど興味なし。
むしろ「いま注目すべき新星たち」や「感動は何度でも」と銘打った過去の作品のおさらいなどの方が面白かったかな。

ちなみに「グッドナイト&グッドラック」は、50年代に放送されていたCBSの「SEE IT NOW」という報道番組で、司会のエド・マローが番組の最後に言う言葉です。これぐらいの知識は私にもありましたが、実際に見たのはTBSの番組で、です。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン

2006年04月27日 | 映画&本&音楽&TV
丸の内界隈で開催される『熱狂の日』。昨年はベートーヴェンでちょっとした成功を収めたようです。今年は私の好きなモーツァルト。しかし開催期間の5月3日~6日の4日間、私は実家に帰らなければいけません。4日が父の納骨なんです。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのいいところは、普段クラシックに馴染みのない人でも気軽に接することができる点です。コンサートの回数が多いし、時間も短い。チケットも1500円程度と格安です。

午前中から始まり、最終コンサートを聴いても終電に間に合います。
今年も成功すれば(きっと成功しますよ、チケット売れてますもん)、来年以降もまた行われること確実。

東京での生活のいいところはこういうところですね。今イチバン受けそうなところを確実に押さえている。私はやっぱり都会が好きです。

◆公式サイト ⇒ ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン

美しき運命の傷痕

2006年04月26日 | 映画&本&音楽&TV

フランス・イタリア・ベルギー・日本合作。原題『L’ENFER』(地獄)

美しい3人の姉妹と、その母親の愛の物語。

長女は結婚して子供が2人いるが、夫が浮気をしている。次女は男性との関係がうまく築けない。三女は、友人の父親であり大学の恩師でもある男性と不倫中。母親は今は施設に入っているが、かつて、姉妹の父親であり自分の夫でもあった男性を死に追いやる。

長女は結局、夫を追い出すのですが、いざ決心するまでにものすごく苦しみます。愛の深さゆえの身を切るような苦しみなのですが、一度別れることを決心するとそのあとはまったく躊躇しません。

次女は、見知らぬ青年に付きまとわれ恋の予感もあるのですが、実はその青年は自分たちの父親を死に追いやる原因となった人物だったのです。
ゲイであるため、恋の相手にもなりませんでした。謝る青年に「自分は夢見がちだから・・・」と静かに立ち去ります。

三女は不倫相手の恋人から別れを告げられた後、妊娠に気付きます。産婦人科の待合室で手にした新聞で、恋人の事故死を知ります。

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次女は幼い頃、父と裸の少年が2人でいるところを見てしまったことがありました。母はそんな父を告発し、父は刑務所に入ります。
出所した父が家に戻り、娘たちに会いたいというのを、母は絶対に会わせず、絶望した父は窓から身を投げて死んでしまいます。この場面の夫婦喧嘩がすさまじかった。男対女ではなく、男対男のようでした。

見知らぬ青年は、その“裸の少年”だったんですが、青年の告白で父にはまったく罪はなく、母の誤解であることがわかったのです。次女は長女と三女にもこの事実を伝え、母に会いに行こうと提案します。

映画の中という虚構の世界だからかもしれないけど、三女は大学生なのにオトナの女性を感じさせる。普通はこうあるべきなんだろうな。
三人姉妹はそれぞれお互いに干渉しないし、長女は次女の住まいさえ知らない。ベタついた関係がまったくないんですね。

母を訪ねた3人は「パパを誤解していた。告発は間違いだった」と母に告げるのですが、母親は少しの迷いもなく「それでも私は何も後悔していない」と答えます。

長女は離婚を後悔していないし、次女は恋人がいなくてもちっともアセらない。三女は自分の意思で子供を生む・・・んじゃないかと思う。何より母親の「何も後悔していない」という言葉に女の強さを感じました。
大学生の三女が選んだ試験のテーマは「王女メディア」。夫の裏切りを知ったメディアは、夫への最大の復讐として愛する我が子を殺す・・・有名な話ですよね。3姉妹の母親は、出所後娘たちに会いに来た夫に頑ななまでに会うことを許さなかった。夫に対して精神的に娘たちを殺したわけです。

しかし、もう一度振り返ってみて思いました。
「何も後悔していない」・・・そう思わなければ今、この場で崩れ落ちてしまう・・・母親はそう思っていたのかもしれないなって。


一天俄かにかきくもり

2006年04月25日 | Weblog
家を出る時、曇ってきたな~と思ってました。
地下鉄からJRに乗り換える際、雨が降っていることに気付きました。
空を見ると、にわか雨っぽい。新橋からは地下を通っていけば会社まで傘の心配はいりません。

電車で西日暮里から新橋まで移動するまでの20分弱の間に、お天気はものすごい変化。シトシトがザーザーバシャバシャになりカミナリまで鳴っています。新橋駅では、キオスクで傘を買うビジネスマンや、雨をやり過ごそうと立ったまま外を眺める人たちでいっぱい。

昨日の電車トラブルに今日のにわか雨、外回りのビジネスマン(ウーマン)にとっては、まったく災難続きですね~。

電車トラブル

2006年04月24日 | Weblog
午前11時30分過ぎに家を出て最寄り駅に着いたら、改札のところにある掲示板に「JRが運転見合わせ中」と書いてある。

山手線がダメな時は京浜東北線が各駅停車になるから大丈夫だろうと思って、いつものとおり西日暮里で乗り換えようとしたら、山手線はホームに停車中、京浜東北線は次がいつ来るか分からない状態。

こうなったら千代田線で霞ヶ関→徒歩で虎ノ門→銀座線を利用して新橋へ行くしかない。霞ヶ関で改札を出る時は「問題ないですよ」と言ってくれてスルーしたのですが、銀座線では乗車券を買ってくださいと言われました。

JRが止まっているとわかった時点で、北千住→(日比谷線)→上野→(銀座線)→新橋にすれば良かったかな。そうすれば全部スルーできたかも。

こういう時、咄嗟の判断に迷います。わざわざ遠回りしているうちにJRが動き出したら・・・とか考えちゃう。結局、運転再開は夕方でしたね。結構アセったけど、交代する5分前に会社に到着できたんで良かった。まあ、しばらく汗が止まりませんでしたけど。

お題「今、一番行きたいところ」

2006年04月23日 | twitter連携企画
去年の夏にも似たようなお題があったような・・・。あれは「旅行で訪れてみたいところ」だったか。

今、一番行きたいところはハワイですねぇ。半月ぐらい、許されるなら1カ月ほど滞在してロコのように生活したい。
身近なところなら、マッサージかな。90分ぐらいじっくり揉んでもらいたい。

錦糸町オリナス

2006年04月22日 | Weblog
錦糸町に新しくショッピングセンターがオープンしました。
1週間ほど前に、シネマコンプレックスのことをこのブログに書きましたが、そのシネコンは錦糸町オリナスの最上階にあります。

足立区と墨田区。ちょっと離れているような印象がありますけど、地下鉄半蔵門線を利用すると、北千住→錦糸町は12分です。私の住んでいるところの最寄り駅からでも30分~40分ぐらいで行くことができます。

OLINAS(オリナス)はモールとコアの2つの建物から成り、レストランやいろいろなショップが100店舗以上。駐車場に加えて駐輪場(3時間まで無料)もあります。テルミナやLIVINが駅近くなのに対し、オリナスは駅からちょっと離れているので、雨の日に濡れずに行くというのは難しそう。

オープンして間もないのに、トイレの汚れがひどかった。北千住マルイでもこれほどひどくはなかったなぁ。丸ビルなんかは今でもとてもキレイです。表(ショップ)がいくらステキで華やかでも、裏(トイレ)がこれではダメ。使う人の意識も問題だけど、今後の課題にもなりそうですね、オリナスさん。

オープンしてすぐ行ったので、土日の込み具合がわかりません。今日あたりは結構すごい人出かもしれませんね。

寝ずの番

2006年04月21日 | 映画&本&音楽&TV

金曜の午後、シネスイッチ銀座でマキノ雅彦初監督作品『寝ずの番』を観ました。R-15指定です。

マキノ雅彦は津川雅彦サンのことで、マキノ姓を名乗った初監督作品です。その初監督作に選んだのが、2004年に亡くなった中島らも原作の『寝ずの番』。

上方落語界重鎮の笑満亭橋鶴は今まさに臨終のとき。弟子が師匠に「最期に、これやっておきたかったということはありませんか?」と聞いて、師匠が答えた言葉を弟子が勘違いしたことから起こる騒動から始まります。

瀕死の状態である師匠のベッドに上り、自分に近づく弟子の妻を見つめる師匠の目は「な、なにが始まるんやろ・・・」と言っています。実は「外が見たい」だけなのに~(笑)。

師匠の通夜の席でも、落語「駱駝」にある“死人のカンカン踊り”を実際にやってみようという、まったくもってバチアタリな提案が・・・。噺家さんたち、玄人だから許されることなんでしょうねぇ。根底にあるのは師匠への愛です。

師匠が亡くなり、一番弟子が亡くなり、終いには師匠のおかみさんまでが亡くなり、寝ずの番は続きます。通夜の席で出てくるのは、たくさんの思い出話。そのひとつひとつが悲しいのに面白くておかしい。

葬儀に出る人たちという役で、中村勘三郎、米倉涼子、浅丘ルリ子、桂三枝、笑福亭鶴瓶が実名でカメオ出演。津川雅彦サンの一人娘である真由子サンも末弟子の妻という役で出ています。

でもこの映画、テレビでは放送できないだろうなぁ。放送禁止用語や春歌がたくさん出てくるんです。
時々、セリフとセリフの間(ま)が気になるところがあったけど、初監督作品としては大成功じゃないでしょうか。津川雅彦、いやマキノ雅彦の映画センスって結構いいかもしれない。

◆公式サイト ⇒ バチが当たるほど面白い! 『寝ずの番』