『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

お知らせ

津・松阪地区で高校入試における内申でお悩みの方は、無料相談承ります。
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。

3月4日・Ⅱ

2008年03月04日 17時56分09秒 | Weblog

由子のカナダ・レポートがアップした。
留学当初の不安に満ちた文章といかに違うことか。
なにしろ、日本に帰りたくないそうだ・・・笑っちまう。
とりあえずは大きく化けそうだ。
あの甘えっ子だった由子がねえ・・・。

奥さんがいないので、昼食はれいとあいと3人で塾で食べた。
ピェンローは昨夜お隠れになった。
今日はもつ鍋だ。
「お母さんが、お父さんがつくる料理を食べてみたいと言ってました」と、あい。
「今日のもつ鍋で打ち止めやね」

午後からは今日も佳央理とマンツーマンで英文読解。
佳中理の最後の入試は3月7日・・・三重大学の合格発表の日でもある。
すべてが7日に収斂していく。


玄太、先輩に怒られて視線そらしたらアカンよ。
男やったら、真正面から受け止めるこっちゃ。
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3月4日・Ⅰ

2008年03月04日 03時35分15秒 | Weblog

日付を越えた中3は梨紗と郁と亜里と悠佑。
梨紗が帰り、そして亜里が帰った。
今は最低限の指示を出す程度で、俺は遊軍。
質問に受け答えするだけで塾のあちらこちらを漂っている。
午前1時半、郁が送ってほしいと言った。
それを潮に、まだ勉強したがっている悠佑を促した。
最初に南郊地区の悠佑を送り、そして嬉野へと向かう。
郁は征希の従兄弟の子供だ。
当然にして話題は征希の結婚式ネタ、さらに征希の妹の千有起(ちゆき)の話になった。
「千有起ちゃんは賢かったんやろ」
「まあな。でも、征希もよくできた。ただ、征希がウチの塾に入ったのは中3の秋や。受験まで4か月ってとこやった。征希はよく頑張ったけどな、俺は征希を2群に落としたんや」
「そやったん・・・」
「そんな駆け込み寺の征希と違って、千有起は中1の最初っから俺が教えている。それは大きい」

征希は2群に落ちたものの、皇學館には特待生扱いで合格した。
当然、皇學館に進学すると思いきや、一転して横須賀にあった自衛官養成学校に進学を決めた。
征希がお母さんと挨拶に来たとき、お母さんの後ろに隠れるようにかわいらしい女の子がいた。
「すいませんでした」 俺はお母さんに言った。
「いえいえ先生、途中から無理を聞いてもらって塾に入れていただいて・・・。ただ、この子が突然横須賀の学校へ進学するというので」
「先生、お世話になりました」 征希が口をはさんだ。
「僕の代わりといっては何ですが妹をお願いします」
お母さんに急かされ、征希の妹はちょこんと頭を下げた。
それが後にウチの塾の8期生・コード番号1になる千有起だった。
コード番号1・・・俺がその学年で最も思い入れを感じている生徒に捧げる番号。

高校に落としたのに、その妹を塾に入れたいと言ってくれる。
本当にありがたかった。
普通なら望んだ結果が出なかった以上は、他の塾へとなるはずだった。
感謝の気持ちと同時に、妹では絶対に失敗できない・・・責任感で全身が震えた。

今年も、中3のご父兄から妹や弟もお願いしますとのありがたい言葉を頂戴した。
いずれも2歳違いの中1。
経営難ゆえにありがたく思う反面、千有起の時に俺を射すくめた責任感は厳としてある。
兄ちゃんや姉ちゃんの結果がどうなろうと、再び「必ず勝たなければならない勝負」が始まるわけだ。

さて、征希の妹の千有起。
征希との別離から3年後、2群に合格した。
しかし郁の言うところの賢いというイメージよりは、躍動感溢れる天真爛漫な少女だったというイメージのほうが俺の記憶を支配している。
当時、人気があった『生徒諸君』の主人公がだぶる。
笑わないでほしい・・・本当にそんな女の子だったのだ。
ちなみに同級生だった森下(立命館大学院生命倫理)が千有起に関してつぶやいたことを覚えている・・・「生き生きしている・・・なんか、眩しいくらいや」
勉強だけでなく、女子ソフトボール部キャプテンとして弱小久居東の黄金時代を築いた。
きゃしゃな身体のわりには、ピッチャー兼4番バッター。
当時は県下では無敗だった常勝度会中学。
県大会の準決勝でぶつかり、逆転につぐ逆転のシーソーゲーム。
千有起が投げて打っての活躍で大番狂わせを演じる。
結局優勝はできなかったものの、千有起は最優秀選手賞に輝いた。

そんな千有起を羨ましがっていた当時の森下。
今は遠いアメリカの空の下を疾走している。
更新されたブログでは、今週からシトルを経由してロサンゼルスに入っているはず。
今の森下もまた、あの頃の千有起に負けず劣らず生き生きしている。
人は成長する・・・。
そんな森下が、征希の結婚式に参加するために当初の予定を繰り上げて帰国する。
いやはや、おもしろい塾をつくったと自画自賛したいところだ。

ちなみに千有起。
征希の結婚式での再会、楽しみにしている。
そして千有起・・・。
君が背負ったウチの塾のコード番号1・・・今年は郁が背負っているよ。
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