『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

お知らせ

津・松阪地区で高校入試における内申でお悩みの方は、無料相談承ります。
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。

3月19日・Ⅲ

2008年03月19日 17時53分37秒 | Weblog

優哉から連絡。
優哉は高校を辞めた。
体調の問題からで、大学進学の熱さは依然変わりはない。
これで大検を受けての受験となる。
響平(同志社大学3年)以来か。
「それで良幸はどうなったん」
「津西に受かったよ」
「内申33で!」
「ああ」
「そりゃすごい。なんとかカラオケ大会に行くようにするよ」
「無理しなくってもいい、・・・身体しんどいんだろう」
「いやいや、なんとか頑張る」
「オマエさんが来ても肝心の良幸、この類のイヴェント苦手だろ。来ない確率もじゅうぶんにある」

良幸の数学は全国レベルだ。
その一因として考えられるのが、優哉が良幸に残していってくれた数学の参考書。
橋野篤著「中学数学発展編」
この難度の高い参考書を良幸は時間があるとひたすらに解いていた。
過去三重県公立数学の問題では半分以上で満点を叩き出した。
思えば優哉は瞭(津高2年)から、この問題集を渡された。
瞭・優哉・良幸と続く数学の系譜。
良幸の津西合格に優哉は大きくからんでいる。


加央理が姿を見せた。
春華と塾で待ち合わせしているという。
「カラオケ大会は何時から?」
「午後8時半やけどな、果たしてその時間に間に合うかどうか」
春華がやって来て俺の髪型を見て笑う。
「なに、それ! 先生、めっちゃ変わったやん」
「オマエのほうこそ、髪型バリバリに変えてるやん」
二人は『パラダイス』周辺に先行するとかで、車でサウス・ウェストまで送る。
「なに、これ・・・コーラが転がってるやん」
コーラが床を転がる音をBGMにサウス・ウェストへと向かう。
このコーラは来年使うこととなる。

郁と亜里が登場。
遊ぶこととなるとえらい達者やん。
「先生、征ちゃん(征希)から電話もらったよ」
真ん中の部屋で寝ていた里恵が起きだし、二人を連れてコンビニへ。
里恵にとっても郁は最大の危険牌だった。
高田高校の国語か、三重高校の国語か・・・どちらの試験問題の質が郁に合うかと二人で悩んでいた時間は全て過去のもの、それもまた楽しい思い出になっちまった。
受験とは「時間の錬金術師」

コンビニから戻った郁と亜里は真ん中の部屋で里恵と話している。
そこへ嬌声が沸きあがる。
中3の女子の誰かが来たのだろう。
声からすると梨紗と里歩か。
俺がいる部屋には誰もいない・・・すねる気はないが。

優哉が姿を見せる。
これからのことを話していると、ドアが開く音・・・真ん中の部屋にいた女の子たちの今日一番の嬌声が響く。
誰や・・・姿を見せたのは良幸。
さっそく優哉が話しかける。
あとで聞けば、女の子たちが「おめでとう」と言ったらなんと良幸、手を振ったとか!
良幸が手を振るだけで韓流スターのように絶叫・・・つまりは今までの良幸、そんなリアクションとは皆無だったのだ。
人と視線を合わせようとせずに、髪の毛をいじくりながらポツポツしゃべる。
そんな良幸が・・・よりにもよって女の子に手を振る。
受験は「キャラの錬金術師」でもある。
コメント (2)
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3月19日・Ⅱ

2008年03月19日 14時53分23秒 | Weblog

俺の担当は津商業の郁と津西の良幸。
津東は同高を卒業した娘のめい(18期生・高田短大1年)と覆面レスラー。
そして津高が里恵(8期生)と娘のれい。

兵站の必要性・・・コーラを運んだり、人を運んだりだ・・・から、最初に津西にエスティマを走らせる。
良幸の462番。
去年までは皆が車を路駐していたが、今年初めてグラウンドの隅に場所を設けた。
誘導にはたくさんの先生が駆り出されている。
あまりの丁寧さ、慣れていない誘導で、グラウンドを合格発表会場まで突っ切る羽目に・・・。
そこへ雨がポツリ。
掲示板の前に着いた途端に耳をつんざくよう絶叫が上がる・・・始まった!
良幸の姿はない・・・右端のボード・・・462・・・あった!
再び周りを見渡すが、やはり良幸はいない・・・ポケットに忍ばせたコーラを握り締める。

このあたりから他高の担当者から携帯で連絡が届き始める。
電話の向こうで、今年の中3の国語を担当してきた里恵が絶叫している・・・全員受かったあ!
なかに見慣れない番号もある・・・誰かは分からないが、この時刻なら受かった奴だろう。
再びグラウンドを横切りエスティマに乗り込む。
郁だ、郁!
郁がいる津商業へとエスティマを飛ばす。
俺に翼をくれ!


塾に戻ったのを見計らったように橋本ドクターから昼前に電話。
「どうでした」
「全員合格はアカンかった」
「・・・そうですか。やはり内申ですか」
「ああ、10%の第三次合格に届かなかったようやな。・・・でも今日って開業二日目やろ」
「ええ、でも午後からで、午前中は休みです」
「ああ、そやったな」
「受験生として一番大切なのは就職。しかし、こと勉強においては大学入試。どこの高校であろうと最終学歴は大学の名前を書くわけですから。だから今日落ちた生徒には、大学入試を見据えてこれからの3年間を充実した過ごしかたをしてほしい・・・そうお伝えください」
「わかった。ありがとう」


毎年のように午後8時開始というものの、時間にルーズな生徒がいるためにカラオケ大会の開始は8時30分あたりだ。
結局は8時30分で予約することに。
場所はいつものように『パラダイス』・・・部屋もいつものところの30人部屋、1時間6,500円。
中3は全員参加というのが一応は基本・・・一刻でも早く社会復帰をさせるのが狙い。
しかし、強制ではない。
各個人が判断すべきだろう。
高校生も参加・・・基本的には高校生主宰なのだ。
中2も基本的には参加すること。
憑き物が取れたような先輩たちの阿鼻叫喚を脳裏に焼き付けておくことだ。
懸念はひとつ・・・兵站、つまり移動の問題。
アキラがいない・・・入院しているようだが・・・こりゃ、今夜は酒を飲めそうにもない。

午後3時をまわった。
呉では橋本クリニックの二日目が始まっている。
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3月19日・Ⅰ

2008年03月19日 12時05分02秒 | Weblog

新婚旅行の旅の空にいる征希へ。
アンタの従兄弟の子、郁(かおる)は津商業に合格したよ。
郁の奴、今日だけはダイエット中止にするってさ。
郁はよく頑張った。
せいぜい褒めてやってくれ。

恒例のコーラかけ、・・・18年前にアンタにしてやりたくてできなかったイヴェント。
きっちりとアンタのぶんも仕事しておいたから。
コーラがスカートの裾からポトポト落ちながら、友達と近鉄に乗って帰ったはずだ。
ざまあみろ!である。
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2008-03-19 11:50:04

2008年03月19日 11時50分04秒 | Weblog


津高の合格発表にて。

去年、先輩たちがコーラをかけられるのを目撃した真奈。
あれから1年後の今日、約束の地に立ち、コーラの祝福を浴びている。

写真左より、亜里・真奈・里歩・由梨佳

ことに松阪高校からの出戻りの里歩、本当によかった。
中学での実績は20番台で終わったわけだが、ラストひと月の粘りはまさしくセンター直前の高3を凌駕したと言っても過言ではない。
連日連夜にわたる午前3時のシンデレラ・・・久居中で20番台であろうと、津高には合格する。
身体を削るように勉強と対峙したこの冬の皮膚感覚、それを3年後の大学入試まで身体に刻み込んでおくようにと切に願う。
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