中3は日々の歴史、そして国語に入る。と言っても、これは日曜日にさせるつもりだったが、今年の中3は土日に来ても2時間ほどで帰ってしまうので今日にもつれこんだわけだ・・・正直想定外だと思っている。
ちなみに中1は土日に10時間ほど勉強している。
英語の書き写しのルールについて説明する。書き写しをさせる理由についても話す。たとえ今夜11時まで勉強しようとも、午後4時には勉強を始めて夕食にも帰らずに塾に居続けた中1の勉強時間に及ばない。中3のお茶を濁す程度の勉強・・・本当に情けなくなる。
俺が心底怖いのは、それが下級生に伝染することだ。クラブで考えれば分かるだろう。最上学年がぬるいチームが強いはずがないのだ。そのぬるさが「試験前1週間、どきどきしてます」という下の学年に伝わったら才能を潰すことになる。塾を辞めることも覚悟して、俺はこの中3を強くしなければならないのだ。
22日と23日にUNIT-2 と UNIT-3 を訳すのでそれから書き写しを始める。試験休みはない。途中で手を抜くことを想定すれば、スパンを伸ばすしかないのだ。それでもれい(18期生・某高校講師)が言う、「私たちの頃は3日で提出やったけど、今の中3は5日もあるから楽やな」 ・・・たぶん、俺が甘くなったと言いたいのだろう。
そのれいは遅がけから楓乃(津西2年)に数学を教えてくれている。俺の機嫌が悪いのを斟酌したのだろう。
気配的には日付を越えるはず・・・深夜1時頃になったら俺が送っていくことになる。
明日、中3にさせる過去の良問を探していて潤奈(27期生)の理科の問題に目がいく。今から11年前の東橋内の問題、奇をてらう問題はなく基本に忠実な良問ばかり、作成した先生の人柄がしのばれる。で、潤奈の点数を見ると36点・・・ひどかったなあと苦笑する。5教科合計123点でウチの塾に中2で密航。なんとか津東に合格、それ以後も塾を続けてくれて志望大学の三重大学医学部看護に合格した。ひたむきな努力、自分は勉強が苦手だからと深夜まで勉強した。午前様になるのもしょっちゅうで、俺が送っていった。いつしか同じ学年の医学部学生と恋に落ちて今年1月に結婚。今は研修医の旦那に「コイツのどこがいいんですか」と聞くと「コツコツ努力する姿に惹かれました、僕にはあそこまでなかなかできないですからね」 よく分かってくれている、頭を垂れた・・・泣きそうになった。
楓乃の数学の質問、まだまだ続きそうである。
今日は大門まで足を延ばして『おかげ食堂』でものぞいてみようか。