ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

こんな意見

2021-03-23 | アメリカ事情

 

 

 

 

「今日は、コロナウイルスに関連する反アジア人種差別について直接私たちが受けた経験でした」とある母親は言った。

この母親の小学2年の娘が受けるズームクラスでのことで、娘のクラスメートの1人が、「この自宅隔離を私たちがしなければならなくした中国や中国人は好きではありません」と率直に言った。クラスの担任教師は、状況を可能な限りとりなしたが、この発言による被害はすでになされていたようだった。

さらに都合の悪いことに、この発言をした生徒は娘の友達の一人だった。

母親は、2つの選択肢があると思った。これを教えの機会とするか、あるいは、なかったことにするか、だった。アジア人はしばしば沈黙を守り、なるべく波風を立てないように教えられるが、彼女は日頃子供たちには自分が信じていることに反することには立ち向かい、その不当なことについて話すようにと、教えたいと思っていた。

これについて娘がどのように感じたか、そしてこれから何かについて母親は娘と話し合った。そして自分の気持ちを書き留めるように促し、それを他の人と共有してはどうかと言った。娘はそれを誰とも共有したくなかったが、皮肉なことにソーシャルメディアで共有することは気にしていなかった。娘と同じように感じている人が他にいるのかも知れず、もしかしたら娘の言葉が他の誰かに話す勇気を与えるかもしれないと母親は娘に言った。下記はその娘の言葉である。

「私たちがズーム授業を行なったとき、誰かは中国と中国人が好きではないと言いました。私は中国人なので、これは私を悲しくさせました。それは意地が悪く聞こえ、言っていることも間違っているので、人々にそれを言うのをやめることを願っています。この人は自分が何を言っているのかわからないので、それは間違っています。ウイルスがどのように始まったのかは誰にもわかりません。人が中国人が好きではないと言うとき、この人は私が好きではないと言っています。私はこのウイルスを拡めてはいません。今まで私の友達でいてくれてありがとう。」

母親は言う。「私の7歳の子供の気持ちを聞いてください。私たちはウイルスではありません。あなたの子供たちはあなたに耳を傾けていて、あなたが話すことは思わぬ結果をもたらします。私の娘はそれでもその発言をした子供に、友達でいてくれてありがとうと感謝しています。」

 

 

そのフェイスブックのペイジにはこんなコメントがついていた。

「すべての中国人は、一部の人が犯した過ちに対して責任を負いません。」

そのコメントに一票を投じたい。

もし私がその娘の母親であったら、まず人種差別と色めきだつ前に、何故そうした「意見」があるのか、一緒に真相を調べてみようと提案したい。

昨年中国の若い医師はコロナウィルスに感染し、その死の病床から中国政府を糾弾し、又今年になって中国の女性医療従事者も政府の「命令」を指摘している。必ずしも、意味がわからないで、間違ったことを言っているわけではないかも知れないクラスメートの意見は、できる範囲でクラスで大いに意見を交換すべきことではないのだろうか。人種差別というカードをここで出すのは早急なのではなかろうか。それでは、実際にお互いを理解するのに必要な過程を端折ったことに他ならないのではあるまいか。例え小学二年生と言えども、わかる範囲での話し合いは必要なのではないだろうか。

頼りない実績のW H Oが見せかけのように、一年も経ってから、「実地調査」をし、100%実績のない検査結果を発表しても、それが真実だとする根拠さえない。中国がフェア・ゲームをしているとは決して言えない状況は、結局市井の中国人や中国系人を一番傷つけている。 

 

 

 

コメント (4)
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