イスラエルのオリーブの木で作られたネイティビティ
私のピントレストにはたくさんのピン(フォルダーのようなもの)があり、その中でどんどん中身が増えていくピンは、題して”Humanity Restored"(人間愛を取り戻す、慈愛を取り戻す)である。その題名の通り、日々起こっている市井の人々の本来の善性による他人や動物への言動、とでも言おうか。そうしたことを読むにつけ、見るにつけ、どんな寒い冬の夜も暖炉の火よりも暖まる。単純に言えば、「和風総本家」でしばしば耳にした「ああ、日本っていいなあ」的な感動・感想で、「ああ、人間っていいなあ、生きているってだからいいなあ。」である。
人は、概ね善性を持ち、それは思いがけない時に光輝を放つ。名前を名乗るほどの者ではございません、とどこかの七人の秘書さんが言うように、その光輝の後にすっと立ち去ってしまうことも多い。その善性は同じ人間に対してだったり、動物に対してだったり。今日はちょっとリラックスして、私のピントレストの一つのピンからの写真をご覧あれ。
「ニューヨーク市の舗道で、黒人が警官に打ちのめされる」などと穏やかではないが、これはチェスに警官が勝っちゃった場面。マスクなしで対面できた時代、BLMデモで双方が傷づくことがなかったほんの少し前のことでもある。
投稿者は、たまたまこのジョージア州行きのフライトの乗客で、こんな光景を写せた。妊娠している母親が一人きりでぐずる幼児に手こずっていた時、この見知らぬ男性がその幼児を抱いてあやしてくれた。この幼児は彼のことを父親と思い、不服一つ言わなかった。彼はこの子の身重の母親が少しでも飛行中休めるように、とかってでた。真の男は行動に出る、と投稿者は書いている。かっこいい!
写真家のクラウス・フィスカーがドイツとデンマークの国境近くで、デンマークの警察官が若いシリア難民の少女とゲームをしているところを撮影したもの。警官は自分の結婚指輪を外して、それで簡単なゲームを少女としている。スエーデンはヨーロッパ諸国で最大の難民の受け入れをしたが、デンマークは、逆に受け入れを反対していた。そんな悲しい背景だが、この警官はこの少女に心を大きく開いていた。
カリフォルニア州のある介護・養護施設が経営破綻し、十六人の高齢者入居者たちを置き去りにした時、左の施設料理人のモーリス・ロウランドと右のジャニターのミゲル・アルヴァレスは、残された高齢者たちのために私財を投げ打って世話を続けた。
洗濯物だけが、白と色物に分けるものである。この幼い少年の真剣なお顔と、必死に赤ちゃんを抱きしめている姿を見ると、どうしても泣けてくる。こうあるべきと、それをこの子供は示している。
付け加えるコメントは不要。
パンを分け合う老人とスズメ。
彼が逝ってからもう6年も経つ。その訃報はショッキングで、世界中のファンは悲しんだ。1970年代華々しくデビューしたロビン・ウイリアムスは、皆を笑わせ、お腹がよじるほど笑わせて、そしてある日自分自身に笑いが尽きて逝ってしまった。あまり知られてはいないが、ロビン・ウィリアムスは、彼が制作に関わったすべての映画と彼が行ったイベントについて、プロダクション会社はその地域で一定数のホームレスの人々を雇い、彼らに仕事を与える必要があることも要求していた。
2020年は自分の欲しかったもの全てが手に入る年だと思った。今2020年は自分の持っているもの全てに感謝する年だと知っている。
その通りですね。多くの方々はショックをお受けになられたと思います。ウィリアムス氏は晩年いくつかの病気が見つかり、うつ病に重なって、思い悩んでいたようなところも見受けられました。それでも人々に笑いや感動を提供し、ご本人が一番そうしたことが必要だったのに、もうそれが尽きてしまったかのような気がしました。逝去後、彼は陰で人々を勇気付け、支援していたのが明らかになり、つくづく残念なことだと思いました。ジュリアード出身でも決して奢らず高ぶらず、柔和で親切な、頭脳明晰で天才的な方でした。
もう6年がたちました。彼の出演作をそう多くは観てないですが
「いまを生きる」の感動のラストシーンと
「ミセス・ダウト」で女装した彼の姿ははっきり覚えています。
今健在ならば 増々いい俳優になっていたはずです惜しいですね。