ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

”Taps Across America”

2021-06-05 | アメリカ事情

CBS ニュース

 

 

 

ここで言う「タップス」とは、アメリカ軍による旗の式典や軍葬の際に、演奏されるビューグルコールである。 正式な軍用バージョンは、1 つのラッパ(通常ビューグル)またはトランペットによって演奏される。ボーイスカウト(ガールスカウト然り)の集会やキャンプでも頻繁に演奏される。 この曲は、「バターフィールドの子守唄」または歌詞の最初の行「Day Is Done」としても知られている。(参照:Wiki)

先日5月31日はメモリアル・デイ(戦没将兵追悼記念日)だったが、去年に続いて、今年も戦没将兵追悼に、Taps Across Americaと称して、あらゆる年代、吹奏楽歴、男女を問わず、もちろん人種も関係なく、合衆国至る所で、人々はきっちり午後3時にビューグル、トランペット、その他の楽器で、タップスを演奏した。

去年CBSテレビネットワークのニュース番組のスティーヴ・ハートマンが合衆国空軍の元ビューグラー(ビューグルの吹奏者)だったジャリ(ヤリ)・ヴィラヌエヴァと共に始めた戦没者への思いと感謝をする演奏を国中で捧げることを提案したのだった。去年はCovid-19が猛威をふるう最中で鬱々とこもった人々の気持ちを奮い立たせ、元気付けてくれる役目も果たした。以下はCBSニュースからの抜粋である。

 

ジャリ(ヤリ)・ヴィラヌエヴァ氏とCBSニュースのスティーヴ・ハートマン氏

 

アメリカ最大級の各都市の建物の屋上から、そこから遠く離れた田舎道まで、あらゆる人種のアメリカ人が集まり、今では伝統となりつつあることを行なった。メモリアル・ デー(戦没将兵追悼記念日)の午後 3 時に、数千人が全国あらゆるところでタップスを行なった。

ミシガン州ディアボーン在住の 70 歳のマイケル・スタントンのような一部のプレーヤーは、このためにトランペットを演奏する方法を学び、他の多くのプレーヤーはプロや演奏経験者としてこの行事に戻ってきた。演奏能力はバラバラだったが、その心は全て首席奏者だった。

アリゾナ州サプライズのポール・フリーバーグ(85)は、華氏100度の炎天下で演奏した。他のある人は雨の中で立ったまま演奏した。彼らがタップスを演奏することを止めるものは何もなかった。

その結果、Taps Across Americaは耳にせずにはいられないものとなった。

ケンタッキー州ルイビルの競馬場にいても、ロウズ・ハードウェア店の駐車場にいても、タップスを耳にした人々は、敬意を払わずにはいられなかった。砂の中に足が入っていても、雲の中に頭を入れていても、人々はこの休日の理由を思い出さずにはいられなかった。

参加者の正確な人数はわからないが、CBSテレビ局が受け取ったビデオ提出数に基づくと、確実に数千人は下らなかった。これは去年同様に、またしても史上最大の音楽パフォーマンスの 1 つになっている。

CBSニュースのスティーヴ・ハートマンと共にこのイベントの開催を支援した ジャリ(ヤリ)・ヴィラヌエヴァ氏 は、「私たちはこれによって戦没将兵への追悼と感謝を新たにすることを始めました。 これが続くことを願っています。これは本当に、私たちをアメリカ人として団結させるものです。」

 

 

Unity,団結は、今現在の世界で、本当に必要なことの一つなのかもしれない。

 


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