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11月11日は合衆国ではVeterans Day(退役・復員軍人の日)でカナダ、英国、フランス、オーストラリア等で同日に休日である。アメリカ合衆国ではVeterans Day だが、他国ではRememberance Dayと言われる。ドイツでは休戦記念日と言われる。11月11日に第一次大戦は終結したことによる。
アメリカに住むと、軍人として国に奉仕した人を何人か知る。退役軍人の日は彼らの奉仕について彼らに尋ねる絶好の機会である。 尋ねるとよいだろう質問は次である。軍隊で何をしたか? どれくらいの期間奉仕したか? 従軍中で一番好きな瞬間は何か? あなたの家族で他に誰が従軍したか? 従軍した軍へなぜ志願したのか?
誰かを殺したかどうかなどとは、決して尋ねないこと。そして質問したい退役軍人は、自らが経験したことを話したくはなく、また他のひとと共有したくないかもしれない。差し出がましいことは口にせず、あくまでも軍人として奉仕した方を支えるように優しく接すること。時には何も言わずに、ただ耳を傾けて退役した方の話すことを十分に注意を払って聞くことである。
私の生まれるずっと前の遠い昔、第二次世界大戦で私の父は満州と台湾へ出兵した。父は自分の所属した部隊の人々の楽しかった思い出については本当に面白そうに話したが、戦闘については勿論、衛生班としての仕事についてはひとつも語らなかった。苦労しただろう終戦後の引き揚げ時の話もしなかった。そして子供だった姉や弟や私も、一切そのあたりについては、聞くべきではないと不思議に理解していた。本当の戦争のありようについては父はそのまま心に抱えたまま逝ってしまった。これは敵国の軍人だった夫の父についても同じだった。
空港で迷彩服や軍服を着ている軍人を見かけることは少なくない。 友人の何人かはそうした人々を見かけると必ず、「ご奉仕ありがとうございます。」と一言声をかける。現在このような人々は徴兵されて兵士になったのではなく、自ら志願して従軍し、アフガニスタン、中東などで奉仕している兵士であることを忘れるべきではない。そして日本で見かけるアメリカ合衆国の軍人は、日本での有事発生時には日本と日本人を守る目的を持っている。
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英連邦国のカナダやオーストラリアの11月11日はリメンバランス・ディで、赤いポピーの花がそれを象徴する
何故赤いポピーの花かについてはこちらで。