ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

イスラエル人とアラブ人

2020-01-16 | 人間性

Good News Network

 

 

 

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2人のアラブ人兄弟は、顧客の1人がホロコーストの生存者であるとわかったとき、彼女に無料で働くことに決めた。

 

イスラエル・タイムス紙の最近のオンラインレポートによると、サイモンとサリム・マタリは、週初めにハイファの老婦人の家で壊れたパイプを修理するために呼び出された2人のアラブ人の配管工である。

 

その家は95歳のローザ・メイアのものだった。サイモンが漏れている配管を修理する間、サリムはその老婦人と世間話をし、彼女がホロコーストの生存者であることを知った。

 

配管システム修理を無事に終えると、マタリ兄弟は、老婦人に285ドルのサービス料を請求できない(したくない)ことを知っていた。

 

代わりに、彼らはメイアにメモを残した:「ホロコーストの生存者様、120歳まで健康でいらっしゃいますように。マタリ・サイモンとマタリ・サリムより。」

 

それだけでなく、彼らはサービスの費用がゼロ・シェケルだと付け加えたーもし彼女が将来追加のサービスが必要になったら、二人は喜んで家に伺い、配管修理を無料でしましょう、ともあった。

 

 

ーマッキンリー・コーブリー-2019年10月9日付Good News Network記事

 

 

 

 

 

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父親代わり

2020-01-15 | アメリカ事情

Chastity Pattersonチャスティティ・パターソンのフェイスブックから。

 

 

チャスティティ・パターソンが最愛の父親代わりだった人を失ってから4年が経っていた。そしてとうとうその悲しみを手放そうと準備をしているとき、彼女は驚くべきテキスト・メッセージを突如受け取ったのだった。

 

ジェイソン・リグノンは2015年に亡くなった。彼は「生物学的な」父親ではなかったが、チャスティティの学校のダンスやスポーツイベントを見逃したことはなく、彼女と彼女の友達が親のような愛と助言を模索する時は、いつでも模範として助けた。

 

「血が彼をこれ以上に私に近しくすることはできませんでした。」とパターソンは書いている。 「独り立ちしてもなお、彼と泣き、彼にすべてを語り、父性愛や、幸福がどのようなものかを見せてくれたのです。」

 

大学の四年間を通じて、23歳の彼女は毎日亡きジェイソンの古い電話番号にテキストメッセージで、人生や課題や問題についてを送り続けた。

 

ついに、彼女がこの習慣を手放す準備ができると感じた10月(2019年)がやって来た。彼の4周忌の前夜、彼女は最後にもう一度、ジェイソンが見逃していたすべてのもの―彼女が如何にして癌を克服し大学を卒業したかを振り返った。

 

パターソンは様々な感情をまとめると、ジェイソンへの変わらぬ愛とどれだけ彼の不在を寂しく思うかを書き、そのテキスト・メッセージを締めくくったのだった。だからそのテキスト・メッセージへの返信を突然受け取った彼女の驚きは容易に想像できる

 

その返信はこうだった:「こんにちは、愛しい方。私はあなたの父親ではありませんが、過去4年間、すべてのメッセージを受け取ってきました。朝のメッセージも毎晩の更新も楽しみにしています。」

 

「私の名前はブラッドで、2014年8月に自動車事故で娘を亡くしました。あなたのメッセージが私を生かしてくれました。あなたが私にテキストを送るとき、私はそれが神からのメッセージであると知っています。」

 

「あなたの親しい方を亡くしたことに心を痛めています。私は長年にわたってあなたの話を知り、誰よりもあなたが成長するのを見てきました。」と彼は続けた。 「長年にわたって返信のテキスト・メッセージを送りたいと思っていましたが、あなたの心を傷つけたくありませんでした。」

 

「あなたは並外れた女性です。娘があなたのような女性になってくれたらよかったのに、と思います。」

 

「あなたがテキスト送信をお止めになるのは残念ですが、物事はよくなっていくでしょう。私はあなたを非常に誇りに思います!」

 

言うまでもなく、チャスティティはこの返信に驚き感心し、彼女以外の、悲嘆に暮れる人々が、すべてがうまく運ぶだろうことを確信させる助けになるかもしれないと、Facebookでメッセージを共有することにした。

 

blog.adw.org

 

 

 

 


ハッピーミール

2020-01-14 | アメリカ事情

A Happy Meal at a McDonald’s in San Francisco (AP Photo/Eric Risberg, File)

 

 

この警察官は、小さな男の子が911にダイヤルして妹に食べ物を注文した後、今までとは違う意味で「公僕である」という誓いを新たにした。

 

アリゾナ州メサ市警察のディスパッチャーのアンソニー・ボニーラは、その日チャーリー・スカベルンドという名前の5歳の少年から電話を受けたことに驚いた。

 

その時の模様は警察部署のソーシャル・ミディアを通じてリリースされたが、送話者の愛らしい声のチャーリーは自分がマクドナルドに電話がつながったか尋ねている。ボニーラが、ファーストフードの店員ではないことを少年に伝えると、チャーリーは電話を切る前にマクドナルドの子供向けセット、ハッピーミールを頼んだ。

 

ボニーラは電話をかけ直し、チャーリーの父親と話したいと頼む。早速電話口に出たスケイべランド氏に先の電話会話を説明すると、この二人の男性は心から笑いを分かち合い、ボニーラは、一人の警官が緊急事態がないことを確認するために立ち寄ると言う。

 

15分後、アリゾナのこの家族はランドルフ・「スコット」・ヴァルディーズ巡査の訪問を受けた。チャーリーは、巡査からマクドナルドのハッピーミールを手渡されて喜んだ。

 

ヴァルディーズ巡査はこれを届けたことに非常に満足したが、チャーリーに911に電話するのが適切かどうかを公式にチャーリーに説明する機会も得た。

 

「ヴァルディーズ巡査は本当に優しく、チャーリーに911に電話するにふさわしい時について、そのルールをおさらいしました」とチャーリーの母親キム・スケイべランドは語った。 「おまわりさんは、ハッピーミールを子供たちに届けるのに忙しいと、本当に彼を必要としている人々を助けられないよね、と説明したんです。彼はたいへん上手く説明してくれたのです。」

 

チャーリーが妹ジェイドンのハッピーミールを電話で特別に注文したことを知り、キムの心は一杯になった。

 

「あの子はいつも妹のジェイディンのことを気にかけているのです。」

 

ヴァルディーズ巡査とチャーリー

クレジット:City of Mesa Police Departmentアリゾナ市警察

 

 

 

 

 

 

 

 


1万5千の友人

2020-01-13 | 人間性

 

 

私は、Pinterestのアカウントに、”Faith in Humanity"(人間性への信頼)という掲示板を持っている。人間性への信頼、とは大げさだが、実はそうではない。日常起こる肯定的な人間性についての小さな記事や写真や文言を集めているのだ。例えば、「今日は忙しくて、まるで使い古した雑巾のような」気持ち、あるいは啄木のように一輪でも生花を愛でて、我が身の哀れを慰労したいと思う日は就寝前に、その掲示板を開いて読み、枕を高くして寝るのである。ほとんどの場合涙にくれるが、なんと心地の良い涙であることか。そんな掲示板のひとつの記事をご紹介したい。

 

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21歳のデイヴィッド・ブロックは、ほとんど非言語的であるため、彼は両親に何も言わないことがよくある。また、自閉症のこの若者はまれな免疫不全障害を持っているため、ほとんど屋外で過ごさない。

 

これは、デイヴィッドがフロリダ州ネプチューンビーチの故郷では、周りに友達と呼べる人がいないことを意味する。彼は生涯ホームスクーリングを受け、同年齢の人々が周りにはあまりいないのだ。

 

BBC

 

 

しかし彼が最近初めて母親にひとつの質問をして、世界中に何千人もの友人を作った。

 

デイヴィッドと母親のケリーは、ある週初めに一緒にテレビを見ていた時、ふいに彼は母親に簡単だが彼女にとっては心の痛い質問をした。「誰か僕のような者を好きになるかな?」

 

「面喰いました、」と彼女はBBCに語った。 「それは彼が私に聞いた初めての質問です。私は部屋を出て泣きました。デイヴィッドに自分が狼狽していると思わせたくなかったのでした。」

 

落ち着きを取り戻したケリーは、息子に世界には「何千人もの人々」が彼を好きなのだと伝えた。彼女はその会話にとても胸を突かれ、後にTwitterでそれについて投稿し、数百人のソーシャルメディアのフォロワーとその経験を分かち合ったのだ。そして、彼女はその反応に驚ろかされた。

 

ケリーは自閉症の子供を持つ他の親をフォローする以外にTwitterをあまり使用していないにもかかわらず、彼女の投稿は世界中の見知らぬ人から何千もの応答を受け取り始めたのだ。デイヴィッドは、消防士、警察、スポーツスター、さらにはお気に入りのスポーツチームのバスケットボール選手からも励ましのメッセージを受け取っている。

 

彼についての投稿はたちまち伝播し、デビッドはいまや明らかに「変えられた青年」である。絶え間ない笑顔に加えて、彼は今、すべてのメッセージひとつひとつに返事をすることを主張しているので、彼の新しい友達は誰ひとり取り残されない。

 

「息子は除外されているように感じることを理解しているので、すべての人を含めて、彼がその方々を愛しているのをみなさんに伝えたい思っているのです」とケリーはBBCに語った。

 

BBC

 

ーマッキニー・コーブレイ記事、2019年11月6日

 

 

 

 


九歳にして

2020-01-12 | 人間性

https://www.thedoodleboy.co.uk/からジョーの作品のひとつ

 

 

 

クラスで落書きをすぐして注意されてばかりだった9歳の少年は、いまや、レストランの壁に絵を描くようになった。

 

ジョー・ホエールは、しゃれた細かな落書きを描くので「いたずら描き少年」として有名な英国の小さな芸術家である。しかしながら、ジョーは、必ずしも以前から描くことへの情熱を肯定的にとらえられてはいなかった。

 

シュロップシャー州シュルーズベリー出身の9歳の少年は、クラスを終えるたびに教室のテーブル上のホワイトボードに落書きをしたために学校の先生に絶えず叱られていた。

 

少年の落書きで彼を叱り付けるよりも、彼の両親は放課後に行われる校外の美術クラスに息子を入れた。

 

「あの子は学校での図画クラスがあまりに少なく、つまらなくて、つい教室のテーブルのホワイトボードに落書きをしていたのです。それであの子の母親と私は、Bloom(開花)という名の放課後校外美術クラスへあの子を入れたのです。そのクラスへ行き初めて六週間ほどですが、息子はそこで過ごす毎分を愛していますよ。」とジョーの父親は記者団に語った。 

 

ジョーの美術教師はこの少年の才能に圧倒され、彼の作品をInstagramインスタグラムに投稿し始めた。彼の絵は、地元のナンバー4と言う名のレストラン経営者の目に留まった。

 

ナンバー4のオーナーはジョーに手を差し伸べ、彼にレストランの装飾を依頼できるかと尋ねた。最初、少年は小さな額縁に入れるためのいたずら描きをするのかと思っていたが、レストランに着くと、レストランの白い壁全体を落書きで覆うよう、とスタッフは言った。

 

言うまでもなく、ジョーはこの「義務」を喜んで受けた。

 

直接このレストラン、ナンバー4でジョーのアート作品を目にお出来にならなくとも、ジョーは、フェイスブックとインスタグラム、それに彼自身のウエッブサイトも持っていて、そちらでご覧になれる。

 

 

ー2019年11月発行Good News Network, マッキンリー・コーブリによる記事