2020年2月6日、20時55分
伯母が亡くなりました。
91歳。
認知症の伯母と最後に言葉を交わしたのは
年が明けた1月3日。
認知症はすすみ、会話はほぼ無い中、
誰だか分かるかたずると、
名前はまだ覚えていてくれました。
食事をあまり受け付けなくなった年末から
さらに認知症はすすみ、
持病の糖尿病、心臓疾患も思わしくなかった状況で、
最後は苦しむことなく、老衰にて安らかに息を引き取りました。
まるで眠っているかのようで
そっと手を頬に当てて呼びかけてみるも
瞼は動きませんでした。
先月訪れた時から1ヵ月。
急過ぎる悲報。
最後に会った時、
微かに手を振り見送ってくれた。
部屋のドアを閉める際、
ふと気になり振り向くと、
また手を振っており
また来るね
と言いながら、手を振り返しました。
あの数秒が、私と伯母のお別れの挨拶。
あの時の光景、伯母の顔は一生忘れられません。
まだヨチヨチ歩きの小さな頃から
伯母に連れられて、
いろんな所に行った思い出。
昔を思い出しながら、
伯母を見送ります。