中学時代から42年!同級生コンビのつぶやき

日々の生活の中での雑想文。時代の狭間に在するアラフィフの想い・・・。

シルバー世代の想いと子どもの想い

2009年11月18日 11時22分56秒 | Over 65 years
78歳の母は、実家で一人暮らしをしている。

時々留守番を頼んだり、罹りつけの病院へ行くのに、こちらに呼び寄せ、

その際は1週間~10日ほど我が家に寝泊りして過ごすこともある。


先日の日曜日にこちらに来て、

つい先ほど一人で実家に帰っていた。


「明日車で送るから、明日帰ろう」

という言葉も聞かずに帰っていた。


母が急に帰ることにしたのは理由があり、

朝、私から薬の飲み方や、一人で家にいる時の食事はどうしているのか

などの質問をあれこれされたからだ。


正直、聞かなくても私は母が全て一人で出来ていない事は把握してるのだが、

認知症に片足を入れそうなほど、物忘れが多かったり

自分で自分の事をできてなくなっているので、

「進行度」を確認するためにも、あえて本人に答えさせるようにする時がある。


もちろん答えは

「ちゃんと出来ている」

「食事も作って食べてる」

と、虚偽回答。


嘘をつこうと思ってそうしているわけではないのも分かるのだが、

そんなに強がらなくても・・・・と思う事しばしば。


さらにいくつか質問を繰り返すと、母はだんだん気持ちが高ぶり

「そうやって追い詰めて言われてもわからない!」

と憤慨する。


結局居心地が悪くなってきたので、早く家に帰りたくなったのだ。


こちらの言い方は到って冷静沈着なのだが、


母としては、答えられない、答えたくない点なので、

気分を害してしまう。



こちらはこちらで、もう一人じゃなかなか料理も身の回りの事もできなくて・・・

といっそ素直に弱音を吐いてくれれば、いいのに・・・

という想い。



シルバー世代の想いと子どもの想いは

なかなかしっくりいかない場合がまだ多く、

どちらがどうあるべきなのかが、見出せずにいます。


やはり自分が母の歳になってやと

「ああ、母はこんな思いをしてたんだ、

         こうしてあげるべきだったんだな・・・」

と理解するようになるのだろう。

それまでは試行錯誤を繰り返しながら、

「老い」というものを学んでいきたい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿