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学生たちがこうふの話題をお届け!

甲府市発祥のクラフトビールブルワリー「Obina Brewing」をご存じですか?【第2弾】

2025-02-17 11:02:45 | 山梨県立大学のレポート

みんなで地域をアクティブにするまちづくり


皆さんこんにちは!甲府市学生レポーターとして活動している、山梨県立大学国際政策学部4年の権守七映です。

新年を迎えたのも束の間、今年ももう2月ですね!冷たく澄んだ空気が、空のグラデーションをより一層きれいに見せるこの季節、皆さんはいかがお過ごしですか?

第2弾では、デイビットプルーカさん(以下デイブと記載)の事業に対する想いや、ゼミ活動についてお話します。

 

突然ですが、皆さんは「帯那」という地域を知っていますか?

「帯那」は、山梨県甲府市北部の中山間地に位置する地区です。過疎化が進んでいて、現在の人口は600人ほどだと言われています。しかし、神々が住む雲山に守られ、あたたかな住民が暮らし支え合うこの地域は、訪れるだけでもヒーリングになる素敵な場所です。

【Obina Brewingから見える景色】

 

そんな地域に、Obina Brewingというクラフトビールの醸造所が創設されました。

デイブが時間をかけて友人や学生たちと共に作り上げてきた、私にとっては聖地です。

現在は、甲府市丸の内のボランティア通りに開店した、Obina Ale House(オビナ・エール・ハウス)で提供するクラフトビールを醸造しています。

 

東京の高校で英語を教えていたデイブは、帯那地域の土地柄に惹かれ、実際に帯那で暮らし、住民と親しくなるなかで、深刻な少子高齢化の現実を知ったそうです。そこで地域に根ざしたクラフトビールを自ら作り、この地を多くの方に知ってもらい、足を運んでもらおうと考え、家族全員での移住を決意したそうです。建物のDIY、学生とのホップ作り、クラフトビールの研究。ひとつひとつ自らの手で着実に進め、デイブの夢は少しずつ形になっていきました。今ではデイブの造るクラフトビールは帯那の味として、デイブの想いとともに広がっています。

 

 

現在デイブは山梨県立大学の学生を対象に、地域活性化に取り組む実践的なゼミを開講しています。私はその一員で、前期には甲府市丸の内エリアの観光マップ作りに取り組みました。

【ゼミのメンバーと話し合う様子】

 

甲府市には駅周辺や商店街のマップはありましたが、丸の内エリアの専門マップはありませんでした。そこで私たちは、Ale Houseを拠点に歩いてまわることのできるエリアマップを、日本語と英語で作成しました。

【作成した丸の内グルメマップ】

 

手軽に持ち歩くことができるようにB5サイズで作成しました。

こだわったポイントは、その時の気分で行き先を決められるコーナーと、提供しているものの説明を簡単に添えたところです。また、QRコードを読み取るとマップが起動する仕組みも取り入れました。お店の名前や住所が分からなくても、街を歩きながら気分に合ったお店に辿り着けるマップを目指しました。

 

実際にまちを歩くと沢山の発見がありました。例えば、丸の内エリアには多くの多国籍料理店があります。また、タコの形をした滑り台のある公園が、昔は甲府藩のご金蔵だったりします。丸の内には奥深い場所が沢山あります。

私自身、大学生のうちにこの辺りの散策しておけば良かったと大変後悔しています。

だからこそこのマップが観光客や市内の方が丸の内エリアを訪れるきっかけとなり、Obina Ale Houseが地元に根づくお店として広く知られていくことを願います。

 

「まちづくりは、みんなで地域をアクティブにすること。」デイブはいつもそう話します。また、「帯那は日本中で起こっている社会問題を代表している。学生にとってクラフトビールは値段が高いけれど、関わってもらいたい。故郷になにもないから東京へ行くというのは、悲しいことだと思う。」と語っています。

 

そんなデイブと私たちの教室は、Obina Ale Houseの2階にあります。

いつかこの場所が、地域の方と学生が一緒になってまちづくりを考える空間になるといいなと心から思います。

地域のために自分が今できることは、簡単には見つけられないかもしれません。それでも、デイブがそうであったように、自分が実現したい大きな夢や、得意とする小さなことから地域貢献は生まれます。デイブの姿から学んだことを忘れずに、大学を卒業しても地域や誰かのためにできることを考え続けていきたいです。

人は、愛したまちに人知れず自分の想いを残していきます。私の想いも、デイブの地ビールの一部として生き続けることを願っています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【第1弾】はこちら


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甲府市発祥のクラフトビールブルワリー「Obina Brewing」をご存じですか?【第1弾】

2025-02-17 11:02:03 | 山梨県立大学のレポート

「Obina Brewing」の魅力と甲府之証(こうふのあかし)について


皆さんこんにちは!

山梨県立大学国際政策学部4年の吉田龍です!

今回は、大学教授でありながら、ビール醸造家としても活動している方のお話です。彼が学生とともに作り、甲府市のブランディング制度「甲府之証」にも認定されたクラフトビール。その製造会社「Obina Brewing(帯那ビール醸造所)」について、【第1弾】と【第2弾】の2回に分けて紹介します。

ぜひ、最後まで読んでみてください!

 

皆さんは「Obina Brewing」をご存じでしょうか?「Obina Brewing」は、山梨県甲府市下帯那町に製造所を創設したクラフトビール会社です。アメリカ・オレゴン州ポートランド出身のDavid Prucha氏(デイビッドプルーカさん。以下、デイブと記載)が、人生をかけて2007年に創業したビール工場です!

この「Obina Brewing」の最大の特徴は、山梨県産の素材をふんだんに使用していることです。実際に、ビールの原料となるホップも、デイブが下帯那町で生産しています。下帯那町の豊かな土壌、豊富な水、たっぷりの太陽光といった高地の自然環境が、ホップの栽培に非常に適しているそうです。デイブの造るビールの中でも、私のお気に入りの「Bro Mike」は、とても爽快で引き締まった苦味と、フルーティーなホップの香りが印象的でした。そして、フルボディの濃厚なコクが絶妙なバランスでとても美味しかったです!🍺

このほかにも、地元である帯那地区の人々への敬意を込めて名づけられた「The COMM(コミュニティの略)」という銘柄は、甲府市のブランド認定制度「甲府之証(こうふのあかし)」に認定されています。

「甲府之証」とは、甲府市の資源や技術、さらには「甲府らしさ」を活かした優れた商品を認定する制度です。「甲府之証」に認定されると、認証マークが授与され、このまちの誇りとなります。これまでに認定された商品は、甲府市から広報活動や販路拡大の支援を受け、地域経済の活性化にも貢献してきました。オビナビールは、この認定制度の審査委員会で、品質と地域性の高さから、「優秀(最高ランク)」と評価されました。そして、2024年12月14日に、食品部門の第18号として「甲府之証」に認定されました。🎖️

詳しくは、こちらのURLからご確認できますので、ぜひご覧ください。

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/shoko/documents/obina01.pdf

 

さらに、これらのこだわり抜いたビールを一人でも多くの方に楽しんでもらうため、「Obina Brewing」は、さまざまなイベントに出店してきました。毎年7月上旬に開催される甲府七夕まつりや、8月上旬に行われる山梨県最大のクラフトビールフェスティバルにも参加しています。特に後者は、県内のクラフトビール愛好者たちが集まるイベントで、新鮮なオビナビールを存分に楽しむことができます。同社では、イベント直前までビールのコンディショニングと樽詰め作業を行い、最高の鮮度で提供しています。

またこのイベントには、デイブが勤める山梨県立大学のゼミ生たちもスタッフとして参加しています。彼らにとってこの活動は、マーケティングや地域活性化を現場で学ぶ貴重な機会となっています。学生たちは販売やPR活動に携わり、地域とのつながりやクラフトビールの魅力を発信してきました。こうした取り組みにより、「Obina Brewing」は、クラフトビールを通じて大学生や地元コミュニティとの強い結びつきを築いてきました。🤝

デイブのゼミの友人たちと一緒に、甲府市丸の内三丁目にあるObina Ale House(帯那エールハウス)を訪れた際の写真です。

今回の取材では3回ほど Ale Houseを訪問しました。彼の「ビールを通じて地域を元気にしたい」という強い思いに触れて、自分自身の甲府に対する関わり方について何度も考えさせられました。デイブのビールはとても美味しく、「甲府之証」に認定されたのは彼の思いの強さが形となって現れているからだと思いました。地域振興を学ぶ中で、デイブや彼の仲間たちのように、人生をかけて地域のために行動することの大切さを実感しました。このブログを通して、デイブたちのビールを一人でも多くの方に知っていただければ幸いです。興味を持った方は、ぜひデイブのAle Houseを訪れてみてください。😊

 

【第2弾】では、デイブのゼミで得た学びと地域振興活動について、権守さんに語ってもらいます。現場で活動してきた学生の目線です。ぜひ読んでみてください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!🙇

 

【第2弾】はこちら


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留学生と秋の昇仙峡ツアー!

2024-11-18 09:50:50 | 山梨県立大学のレポート

大自然と信仰の歴史に触れる


こんにちは!甲府市学生レポーター山梨県立大学4年岩田輝東條友貴です。

朝晩の空気がひんやりと澄みわたる頃となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今回は山々の緑が少しずつ色を変え始め秋の訪れを感じる昇仙峡を紹介します😊

私たちは10月31日に、今年の9月に山梨県立大学にやってきたばかりの中国人留学生2人と昇仙峡に行ってきました!

甲府駅北口から車で約30分~40分程度の場所にある昇仙峡は、山梨県が誇る美しい渓谷で、特に秋の紅葉シーズンに見ることができる景色は圧巻です。これから本格的に始まる紅葉シーズンは、鮮やかな赤や黄色に染まった木々が渓流に沿って色づき、まるで絵画のような景色が広がります。

険しい岩肌と澄んだ清流に、鮮やかな紅葉が映える様子はまさに絶景です。特に、仙娥滝(せんがたき)や弥三郎岳(やさぶろうだけ)周辺は、紅葉スポットとしても人気があります!☺

【仙娥滝と紅葉】
まず、最初に私たちが訪れたのは仙娥滝です。(「滝上駐車場」に車を止め、そこから歩いて約10分で仙娥滝にたどり着きました。)静かな山々に囲まれた自然豊かな滝で、落差約30メートルの滝は、岩肌を流れ落ちる水が繊細で美しく見えます。私たちが訪れた際は虹が架かっており、滝の水と鮮やかな美しいコントラストを生み出していました。

10月31日の時点ではまだ紅葉は始まっていませんでしたが、木々をよーく見てみるとほんのり色づき始めていることが分かります!

【覚円峰】
次に、仙娥滝から遊歩道を15分ほど下り、昇仙峡を象徴する奇岩である「覚円峰(かくえんぽう)」が望めるスポットに行きました。覚円峰という名前の由来は、平安時代後期までさかのぼるそうで、覚円と呼ばれた僧侶が、この花崗岩でできた白い岩の頂上で修行したことから名づけられたと言われています。秋が深まるこの季節、覚円峰の迫力と燃えるような紅葉のコラボレーションは必見です!

【ロープウェイから弥三郎岳山頂】
覚円峰を折り返し地点に、滝上駐車場まで戻ってきました。今度は、ロープウェイに乗り、昇仙峡で一番の絶景を見るために「弥三郎岳山頂」を目指します。ロープウェイ乗り場で往復1500円のチケットを購入。

20分に1本の間隔で運行しているロープウェイ。約5分でパノラマ台駅に到着です。駅を出ると展望台になっており、そこからの景色も最高なのですが、私たちはさらに15分ほど歩き山頂を目指しました。そして山頂からの景色がこちら!

弥三郎岳山頂は大きな一枚岩になっており、座りながら360度の大パノラマを楽しむことができます!(高所恐怖症の方は要注意!)
この日は好天にも恵まれ、富士山や南アルプスなど、息をのむ大絶景を楽しめました。「ここでおにぎりを食べたらおいしいだろうなあ。」と想像してしまいます(笑)
ただ、山頂にたどり着くまでの道は想像よりも険しく、不安定な足場を何か所も乗り越える必要がありました。汚れても良い服装、歩きやすく滑りにくい靴、そしてなによりも覚悟は必須。そのうえでみなさんもチャレンジしてみてください!

【金櫻神社】
弥三郎岳を無事に下山し、ロープウェイで滝上駐車場まで戻ってきました。ここからはさらに車で5分ほど北に登り、金櫻神社を参拝します。

昇仙峡はその昔、現在の長野県との県境に位置する霊山・金峰山という山に修行僧が向かう際の通り道でもありました。金櫻神社はその金峰山を御神体とし、本宮は金峰山山頂にあります。古くから甲府市の水道水として使われている荒川は金峰山を水源とし、昇仙峡を通って甲府盆地に流れ込んでいます。昔の人は、山や木、岩などの自然に神様が宿ると考え、大切にすることで自然と共生してきました。私たちはこのことを大学のゼミで、実際に昇仙峡を歩く中で学んできました。古くからの信仰や由縁を知ると、また一味違った昇仙峡の楽しみ方が出来そうです。

留学生2人にとっては、神社に参拝するのは今回が初めての事だったそうで、「神社へのお参りの仕方を体験出来てとても興味深かった」と嬉しい感想を頂きました。

この日、4人で昇仙峡の大自然を歩く中で、中国と日本の文化の違いや大学での生活など様々なことを話しました。私たち2人も海外に1年間、留学した経験があります。そこでは異国の地で周りの人に大いに助けられながら充実した生活を送りました。今回の昇仙峡の訪問は、大自然と歴史を楽しむだけのものではありませんでした。私たちの留学生活を思い出させ、彼らの留学生活が刺激に満ち溢れ、充実したものになって欲しいと強く感じさせてくれるものになりました。

【おわりに】
昇仙峡にはいくつかの無料・有料駐車場があり、観光スポット近くに停められる駐車場もあります。しかし、紅葉シーズンは駐車場が混み合うことがあるため、少し早めに到着するか公共交通機関の利用も検討してみてください!

昇仙峡への道のりは、渓谷沿いの美しい風景が広がるので、到着前からワクワクすること間違いありません。自然の美しさを楽しみながら、ぜひ訪れてみてください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 


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甲府市の大学生の活動を紹介します!

2024-10-15 11:04:40 | 山梨県立大学のレポート

ユニバーサルデザインで、誰もが安心して楽しめる観光地へ!(その2)


みなさん、こんにちは!

甲府市学生レポーターとして活動している山梨県立大学国際政策学部櫻林那菜菅野真世です。今回も、甲府市からもアクセスのしやすい、笛吹市の「ユニバーサルツーリズム」の取り組みと、私たちの活動についてご紹介します!

 

【宿泊施設の調査】

現在、笛吹市石和温泉の旅館では、ユニバーサルツーリズムの実現に向けて、各宿泊施設でのスロープや手すりを取り付けるなど、多様なバリアフリー改修工事が行われています。

 

現在私たちも、関係機関と連携して、石和温泉の宿泊施設にあるバリアフリー情報を発信するWebサイトの開設を目指しています。

特にバリアフリー情報を発信するためには、各宿泊施設の詳細な情報が必要不可欠です。例えば、手すりの位置やオストメイトトイレ、館内の段差などは、介助を必要とする人々にとって、旅館選びをする上で、非常に重要な情報源となります。

私たちは、このような情報を収集・発信するため、ゼミ生などと分担し、調査票を作成し、現地調査を進めています。

 

現地調査の第1弾は、9月30日に実施しました。「石和名湯館糸柳」様にご協力いただき、支配人の小池様が館内を丁寧に案内してくださいました。私たちは今回の調査で、初めて糸柳様の館内を拝見しましたが、全く違和感のない、とても美しいデザインでした!

宿泊施設への調査は時間が限られており、お客様への配慮も必要になるため、簡単ではありません。しかし、支配人の小池様を始めとする館内スタッフの方々のご厚意により、スムーズに実地調査を進めることができました!

 

では「石和名湯館糸柳」様で私たちが驚いた、さりげない思いやリのユニバーサルなデザインをいくつかご紹介します!

まずは、客室の洗面台です。一般的に、洗面台の下には物が収納できるように、戸棚が設置されています。しかし車いす利用者は、そのスペースに前進を阻まれ、蛇口に手が届きません。これは、大きなバリアとなっています。しかし糸柳様では、洗面台の下の空間に何も作らず、車椅子に座ったまま洗面台を利用できるようにしてあります。また、すだれで目隠しをし、景観を損ねない美しいデザインとなっていました。

〈洗面台下〉

 

次に貸出備品です。

共同浴場では入浴用イス、共同多目的トイレではベビーベッドなど、多くのバリアフリー用品がさりげなく配置されていました。そのほか貸し出し用の備品もたくさん拝見しました。

私は、施設の改装ができない場合でも、備品の貸出で解決できるバリアも非常に多いことを、初めてここで学びました。貸出備品があるというだけで、使用者本人だけでなく、補助する方も安心できると感じました。また健常者のお客さん様にとっても、多様な人々がこの社会にいることを伝える、重要なメッセージとなると思いました。

〈入浴用イス〉

〈ベビーベッド〉

 

最後は、食事処です。

食事処の入口は、緩やかなスロープになっており、敢えて気にしなければわからないように解消されていました。また、全ての個室がテーブルとイス仕様で、かつレイアウトも自由に変更できるようになっていました。 イスは、車いすと代替可能で、車いす利用者も不自由なく食事をとることができます。テーブルから壁までの幅が、広く確保されているため、移動もしやすく、すっきりとした落ち着く空間に設計されていました。

〈食堂の個室全体〉

 

これら以外にも、多くのバリアフリー改修が行われており、ただただ驚くばかりでした。

今回、調査に協力してくださった「石和名湯館糸柳」のスタッフの皆様には、心より感謝を申し上げます。甲府を含む多くのホテルで、ユニバーサルデザインが進むことを願ってやみません!

 

なお私たちは、今後も笛吹市でのユニバーサルツーリズムの調査をし、情報発信を行っていきます。新聞はもちろん、山梨県立大学の吉田ゼミで運営しているFacebook(『開府500年 Switch to the Future 』)なども使用していきます。もちろん、この「甲府市学生レポーター」のブログもその媒体の一つです。

私たちは、この情報発信を通じて、地域の人々と観光客の皆様の関心を集めていきたいと願っています。そしてユニバーサルツーリズムのことや、まちの変化を知っていただける機会になることを願い、活動を続けています!

 

(その1)はこちら  https://blog.goo.ne.jp/reporter-university/e/62d2aae55d27907ba38f491459d90a24


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甲府市の大学生の活動を紹介します!

2024-10-15 11:04:20 | 山梨県立大学のレポート

ユニバーサルデザインで、誰もが安心して楽しめる観光地へ!(その1)


みなさん、こんにちは!

甲府市学生レポーターとして活動している山梨県立大学国際政策学部櫻林那菜菅野真世です。今回は、甲府市からもアクセスのしやすい、笛吹市の「ユニバーサルツーリズム」の取り組みと、私たちの活動についてご紹介します!

 

みなさんは、「ユニバーサルツーリズム」を知っていますか?

ユニバーサルツーリズムとは、障害の有無や年齢、国籍、性別に関わらず、すべての人が安心して楽しめる旅行のことを指します。

現在甲府市や近隣の市町村では、誰もが安心して楽しめる観光地を作るべく、多くの人々が努力し始めています。例えば、甲府市の歴史文化財課や観光課では、市民散策会にハンディーキャップのある人々にも参加してもらえるような方法を模索しています。また信玄ミュージアムの誘導標記にも、ユニバーサルデザインが多く取り入れられています。そして私たち大学生も、この事業に関わり、甲府市や笛吹市でのユニバーサルツーリズムを実現したいという思いから、ずっと様々な活動に参加してきました。

 

「県央ネットやまなし」で、甲府市と連携協力している笛吹市でも、この動きは加速されています。笛吹市の観光商工課、石和温泉旅館協同組合、甲州リハビリテーション病院などが連携して、ユニバーサルツーリズムを前に押し出すため、事業を進めています。今回は、私たちが垣間見た、笛吹市でユニバーサルツーリズムの活動をお伝えしたいと思います!

 

 

【「福祉のまち笛吹市 基礎研修プログラム」への参加】

ユニバーサルツーリズムを実現するための第一歩として、甲州リハビリテーション病院のご厚意のもと、石和温泉旅館協同組合の宿泊施設の従業員を対象とした研修会が開催されました。私たちもこの研修会を見学させていただき、ユニバーサルツーリズムの基礎知識から、車椅子の操作方法、認知症など、様々なことを学んできました。

これらの研修は、ユニバーサルツーリズムを五感で感じる第一歩となりました。困っている人への配慮、ハンディーキャップに対する考え方の変革など、”心のバリアフリー”について学び、車椅子の試乗体験も行いました。五感を通して学び、経験したことは、まちを訪れる人に対して、「どう声をかけるべきか」という不安な気持ちを、「まずは声をかけてみよう」という気持ちに変化させていきました。

参加者の方々や講師の先生が、真剣に研修に取り組んでいる様子を見て、私たちも身の引き締まる思いを感じるとともに、この事業で私たち大学生にも、できることは何かということを深く考えさせられるきっかけになりました。

続き(その2)はこちら   https://blog.goo.ne.jp/reporter-university/e/bdaf6a821d1bbe2774064f57518f7c3c


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