らいすけブログ!

日々感じたこと、思ったことを思ったままに書いていこうと思っています。

伝統文化にふれる。

2011-08-01 | 年中行事

伝統文化にふれる。

これ娘の夏休みの課題です。

この課題に、正にピッタリの八坂神社祭礼が先週末にありました。

今回は、伝統文化と言うことでちょっと違った見方をしてみました。

まず、お祭りを告げる幟です。

       2011_0730_185434p1030147

幟は大神を呼び寄せる依代として、

または、その姿を弓にみたたて地域の魔を祓うという意味で建てると言われているそう。

この幟は氏子地域に17本建てられ、幟には様々な言葉がかかれています。

ここで問題、今年新町地区の幟が新調されました。

この幟っていくら(価格)すると思いますか?

なかなか想像するのが難しいですよね。

材質などによって価格が違うらしいのですが、相場は25~45万円だそうです。

驚きでしょ?(20年ぐらい保つそうなのでそんなに高く無い?)

今まで買い求めていた所が廃業してしまって、色々探したそうです。

浅草や静岡等聞いて巡ったんだけど最終的に買い求めたのが、

仙台だって言うからこれまたビックリです。

この幟の製作期間40日だそうです。

幟の先には榊の枝がついていて、

これは神主が祭でお祓いに使う大麻(おおぬさ)と呼ばれる道具。

各地区に建てられている幟は、それぞれ違ったことが書かれています。

詳しくはここで 

そして、御神輿はと言うと

     2011_0730_204459p1030166

八坂神社の御神輿は、江戸時代に造られたものだそうです。

江戸から平成まで神輿の渡御は氏子の手によって現在も守られていて、

500Kgあると言われている御神輿を、各町内の氏子から選ばれた代表24人が、

(数年前から、あまりにも重いということで、横棒が延長され24人になりました。

前は、20人?私もこの頃に、数回担がせていただきました。)

交代なしで守谷市街地を担いで回ります。10km程の行程を6時間かけて巡り、

各町内の御旅所を巡幸し氏子崇敬者の参拝をうけます。

御旅所では、各地区の人たちが、

食べ物や飲み物等その地区地区で思い思いの接待をします。

担ぎ手も、夜になると元気がましてお祭りには無くてはならないモノです。

(これが無いと盛り上がらない。)

さらに、山車はと言うと

     2011_0730_205557p1030187

夜の部(道路が歩行者天国になる17:30~22:30)は盛り上がりが最高潮になるのですが、

今回注目したのが、昼の部。

およそ11:00~15:30ぐらいの間は、主役が子供達です。

数ヶ月前からひょっとこの踊り、笛や太鼓の練習をやってきた成果を発表する場です。

いや~みんな輝いていました。(御神輿についていたので、画像がありません)

おじいちゃん達が、お父さん達に教えてそのお父さんが子供達に教え、

そしてそのまた子供達に・・・と引き継がれていく。

素晴らしいですね!地域の繋がり、縦横の繋がり。

これらは、学校の勉強では教えてもらえないモノ。

昼の部から夜の部へ、そして立派な大人へとなっていくのですね。

守谷にこんなに人が集まるのは、八坂神社祭礼だけ。

やっぱり、楽しい!

この楽しいにも、いろんな人がお祭りに携わっているおかげです。

今年は、いつもと違った目線で堪能してきました。

本当は、もっともっと色々書きたいのですが、長くなってしまったのでこの辺で・・・

昨年の八坂神社祭礼の記事


1日と15日の儀式

2011-06-01 | 年中行事

毎月1日と15日に、必ず執り行われる儀式! 

     2011_0601_080346p1020848

榊(さかき)を神棚に・・・

  2011_0601_123556p1020851

今月も、いつものように執り行いました。(ちょっと大袈裟?いや、かなり大袈裟だな・・・)

常に、栄える木という意味の「栄木(さかき)」が転じたとされる神々しい木。

古くから、神木として神社での神事などに用いられていますね。

つまり、神棚に榊をお供えするのは日本独自の文化。

この榊は、花屋さんなんかに売っていますが、いつもの秘密の場所で採ってきました。

それにしても6月1日って、もう1年も半分が過ぎたって事。

早過ぎますね!


端午の節句

2011-05-05 | 年中行事

中国、日本などで5月5日に行われる年中行事。五月節供とも言います。

端は初めという意味で、端午は月の初めの午(うま)の日の事。

中国では5月が午の月にあたり、5日をも午の日というため、

5を重ねて5月5日を節日としたと言われています。

端午の節句と菖蒲は切っても切れないもの!

菖蒲は、悪鬼を払うといわれ昔から端午の節句に使われています。

家の屋根や軒先にさしたり、お酒にひたして菖蒲酒にして飲んだり、

菖蒲枕といって枕の下にしいたり、お湯の中に入れて菖蒲湯にして入ります。

(菖蒲湯が、一番メジャーですかね?)

いずれも、身体に悪い気がつくのを防ぐ、という意味から使われるならわしです。

もう一つ、端午の節句には、ちまきや柏もちがつきものです。

     2011_0505_154132p1020740

柏の葉は、新芽が出ないと古い葉が落ちないという特徴があり、

そこから「家系が途絶えない」「子孫繁栄」を意味する縁起のいい木として、

柏の葉を使った柏もちを食べるようになったといわれています。

まだまだ、手作りで柏もちを作る方が大勢います。うれしいことです。

当店でも、柏もち用の米粉を販売させていただいていますが、

今年も大勢の方にお買い求めいただきました。ありがとうございます。

自己流ですが、柏もちのレシピ

     110504_123101      

それから、五月の青空のもとにひるがえる「鯉のぼり」、

そよ風に揺られる姿はいつ見ても気持ちいいものです。

端午の節句の飾りは、五月人形の内飾りと、鯉のぼりの外飾りとに分けられます。

男の子の健康を願う内飾りに対して、

外飾りは、立身出世の例えにされる鯉があしらわれているように、

立派な大人になるようにとの願いが込められています。

現在は鎧兜が"身体を守る"ものという意味が重視され、

交通事故や病気から大切な子どもを守ってくれるようにという願いも込めて飾ります。

お飾りにも、食べ物にも、一つ一ついろんな意味があるんですよね。

昔からの風習やならわし、疎かにしてはなりませんね。

何だか、まとまらない記事になってしまいました。


柊鰯(ひいらぎいわし)

2011-02-03 | 年中行事

      2011_0203_111518p1020069

節分には欠かせない「柊鰯」

柊鰯とは、節分に、魔除けとして焼いた鰯の頭を串に刺して

柊の小枝と一緒に玄関等、門口に挿したものを言い、柊鰯を挿すのは古くからの習慣です。

柊の葉の棘が、鬼の目を刺すので門口から鬼が入れず、

また鰯の臭いで鬼が近寄らないと言う、昔から言い伝えられているものです。

今では、ほとんどの家庭でやらないと思いますが、

わが家では、もちろんやりましたよ。


節分

2011-02-02 | 年中行事

ちょっと雑学を・・・

節分の由来』、

節分とは、元々新年を迎えるための行事でした。

昔の暦では、今の節分の日(2/3)が一年の終わりの大晦日。

翌日の立春が、一年の始まりだったのです。

なので、12/31に食べるそばを「晦日そば」、

2/3に食べるそばを『年越しそば」と言っています。

もう一つ、

節分には、豆まきをします。

豆をまいて鬼を追い出し、福を招き入れる・・・

「鬼は外」鬼は、大昔から悪者の代名詞。

「福は内」豆には、その鬼を退治する力があると言われていました。

鬼を退治して、健康でありますようにと、

まいた豆を年の数だけ食べると良いと言い伝えられています。

近年では、『恵方巻』のほうが一般的になってきていますが・・・ 

恵方巻とは、節分の夜にその年の恵方(2011年は南南東やや右)を

向いて願い事を念じながら目を閉じて食べるのが習わし。

無言で切らずに食べると願い事がかなうといわれています。

入れる食材は「福を巻き込む」という意味から、

七福神に因んで、7種類の具を入れるのが良いとされています。

さらに、福を逃がさないように包丁を入れず、

長いまま食べるのが正しい食べ方だそうです。

もともと関西地方の習慣でしたが、今では全国に広まりつつあります。

明日2/3は、当店で「年越しそば」、「節分そば」を販売致します。

ぜひ、ご賞味下さいませ。

米屋なら、「恵方巻」を広めた方が良いかとも思いますが、

昔からの伝統を引き継ぐには、「年越しそば」かと・・・