映画『スティング』のDVDを見る。
最初に告解。
以前、映画館でリバイバル上映を見た時、「何だかよく分からない」という感想で終わってしまった事を。
後に調べると、私のように混乱してる人はしばしばいるようで、特にFBI勢の事情を理解しきれてない人が多い。
それから、主人公であるフッカーの芝居が上手すぎて、彼の「知ってる上でしてる事」と「知らされずにしてる事」を、見分けられなくなってる面もある。
何せ自分、初見では、フッカーが本当にゴンドーフを裏切ってるんじゃないか?とか、余分な事考えてしまってたし。
この二人の信頼関係を疑ったらワケ分からなくなって当然なんだが、その一方で、突如出てくるサリーノの正体でまた暫く混乱しまくる。
……と、つらつらと述べていて、結論に至った。
この映画は、1回見ただけでは足らないのだ。
人物相関図を考え、2周目を見て答え合わせするのが本番なのだ。
作中では、必要以上の説明はされない。観客の自分が何とかするしかない。
騙し合い(コンゲーム)に興味あるなら必ず見ろという、世評の意味がやっと分かった。
それに個人的に、皆して帽子かぶってるから、キャラの区別にも最初は苦労するしね。
(以前、西部劇でも同じ事述べた私)
それでは。また次回。