『探偵宣言――森江春策の事件簿』(by芦辺拓)、読了。
するすると読み終えた後、何度も読み返してから感想up。
結論は最後の方にあります。
以前、NHKで展開していたケータイ小説で、このシリーズの存在を知った。
だが、その後、いくら本屋を探しても、芦辺氏の本は1冊も見つからず。
am○zonで注文するしかないかと諦めそうになった時、やっとこの本を手に入れた次第。
内容は、主人公である弁護士・森江春策の、高校時代から現在までの連作短編集。
高校時代・大学時代・新聞記者時代・先輩弁護士の助手時代・
弁護士時代(現在)と、5通りの主人公を堪能できる嬉しい設計。
ただ凄いのは、コレらの短編たちが発表されたのが、
時系列には全く沿わないバラバラの順序だったという事。
それぞれまるで別物同士の物語を、どうしてこんなカンペキにまとめられるのだろう。
しかもその短編たちが、最終話で全て伏線としてつながっていく!なんて日には。
もう、ひれ伏すしかない。
知らない者からしたら、作者は初めから主人公の人生計画を立てていた!としか思えないんですが。
と、ここまでだけでも、この本の良さは語ったつもりだが。
私が一番に気に入ったのは、他の部分。
主人公の森江の性格と、それから独特なレトリック(修辞)たちだ。
「鼻を横断したバンドエイド」「切り爪のような月」「西瓜畑よろしく並んだガン首」etcetc……。
結論。
逆裁好きにはオススメします(笑)。
それでは。また次回。
するすると読み終えた後、何度も読み返してから感想up。
結論は最後の方にあります。
以前、NHKで展開していたケータイ小説で、このシリーズの存在を知った。
だが、その後、いくら本屋を探しても、芦辺氏の本は1冊も見つからず。
am○zonで注文するしかないかと諦めそうになった時、やっとこの本を手に入れた次第。
内容は、主人公である弁護士・森江春策の、高校時代から現在までの連作短編集。
高校時代・大学時代・新聞記者時代・先輩弁護士の助手時代・
弁護士時代(現在)と、5通りの主人公を堪能できる嬉しい設計。
ただ凄いのは、コレらの短編たちが発表されたのが、
時系列には全く沿わないバラバラの順序だったという事。
それぞれまるで別物同士の物語を、どうしてこんなカンペキにまとめられるのだろう。
しかもその短編たちが、最終話で全て伏線としてつながっていく!なんて日には。
もう、ひれ伏すしかない。
知らない者からしたら、作者は初めから主人公の人生計画を立てていた!としか思えないんですが。
と、ここまでだけでも、この本の良さは語ったつもりだが。
私が一番に気に入ったのは、他の部分。
主人公の森江の性格と、それから独特なレトリック(修辞)たちだ。
「鼻を横断したバンドエイド」「切り爪のような月」「西瓜畑よろしく並んだガン首」etcetc……。
結論。
逆裁好きにはオススメします(笑)。
それでは。また次回。