映画『マルサの女』のDVDを見る。
午前10時の映画祭、で見る時間を取れなかったため、家で見た。
考えてみれば、今まで見そびれていたから、これを機会に勉強として。
1980年代、バブル時代の日本を描いた有名な作品。
子供の頃、でっかいカバン型携帯電話を使ってる人の映像と、あのBGMを、浴びるほど見聞きしていた記憶。
PG12という但し書きから、何があるかと身構えていたが、冒頭から襲ってきたのは、生々しいエロネタだった。
その後もセックスネタがばりばり出てきて焦りまくった。
ある意味、映画館で見なくて良かった。「うへえ」と変な叫び声出ちゃったから。
見終えて振り返ってみれば、税金という取っつきにくい専門職の世界を、非常に取っつきやすく分かりやすく描ききっている、確かに快作だ。
あの聞き慣れたBGMも、重要シーンでこそ流れるように計算されているのだろう。
実例を立て続けに紹介される場面が一番目を惹いた。
まさかそんな形で財産を隠すのか。そしてそれをまさかそんな形で暴くのか。
この作品のヒットが、世間で専門職を扱ったドラマや映画が増えたきっかけだったんだろうな。
ただ、私の場合、この作品を見るのは少しばかり遅かったかもしれない。
屋敷のあの“どんでん返し”、何となく予想できてしまったから。
(むしろ、ロックかかってなかった事に驚いた)
予備知識なく、リアルタイムで見れた観客が羨ましいなぁ。
それでは。また次回。