里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

“マグニチュード” って何?

2007年01月17日 | 天変地異
地震が起きるたびに“マグニチュード”と言う言葉を聞くが良くわからない。
そこで、NHKの地学講座“地球の謎解き”に参加して聞いてみた。

すると、“マグニチュード”は地震のエネルギー規模を表す単位で、
 ・数字が0.2大きくなる毎に地震の大きさは約2倍になり、1大きくなる毎に
  地震の大きさは32倍になる。
 ・従って、例えばマグニチュード5に対しマグニチュード7は、32倍×32倍
  ≒1000倍の大きさになる。
 ・但し、これは震源地での大きさであるから、直下で地震が起きるとこのエネル
  ギーをまともに受けてしまうが、離れた所ではエネルギーが消耗されるので影
  響は小さくなる。
 ・震源地までのおよその距離(km)は、
  初期微動(最初の小さな揺れ)継続時間(秒)×8 で求められるので、この
  初期微動の時間が長いようなら震源地が遠くにあるのである程度安心できる。
又、地震の強さは下の表のように分類されているとの事であった。

(地震の強さの名称とマグニチュード)

地震の強さマグニチュード最近の地震の例
巨大地震  8以上H6年北海道東方沖地震、M8.2
 大地震  7~8H7年兵庫県南部地震  、M7.3
 中地震  5~7H13年芸予地震     、M6.7
 小地震  3~5

直下型の地震が起きてしまうと、1995年兵庫県南部地震(M7.3)では6OOO人を超
す死者が出、1923年関東大震災(M7.9)では14万人を超す死者・行方不明者が出
たと聞く。
二つの地震のマグニチュードは僅か 0.6 しかないように見えるが、関東大震災の
方は、兵庫県南部地震が約8個も一度に起きた規模だそうで、関東から四国沿岸
でこのような規模の地震が近々起きる可能性があると言う。想像するだに恐ろし
い話だ。

今日は兵庫県南部地震が起きてから12年経つが、何はともあれ亡くなられた人達
のご冥福をお祈りすると共に、この様な大災害が起きない事を願うばかりだ。