里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ミヤマオダマキ(白花)の実生、初花

2012年05月01日 | 山野草の繁殖
H22.2.24、播種。
H22.5.7、発芽。

双葉には葉柄がありV字型に開いている。
双葉の両端までの長さは1cmにも満たない。
H22.5.26、本葉出葉。

本葉は、小葉に葉柄が無い3出葉が1枚出ているように見える。
H23.5.30、発芽1年後。

2回3出葉の6枚目が出ている。
葉柄の長さは約14cmだ。
H24.5.1、初花。

発芽2年後で初花が咲いた。

花の色は真っ白ではなく、少し黄みを帯びている。

青紫色のものと同様な姿をしているが、白色花の方はどうも締まりがないように感じる。

ミヤマオダマキ、深山苧環(キンポウゲ科、オダマキ属)
本州中部以北で、高山の草原に生える多年草。 草丈は約25cm。
葉は、2回3出葉で根生する。 小葉は、扇形で深く切れ込む。
花期は5~8月で、花茎を長く伸ばして、径が約3~4cmで青紫から白色の花をつける。
ガク片と花弁は5枚で、花弁の距は細く伸びて内側に巻き込んでいる。
〔名前の由来〕
深山に生育し、花の形が苧環(麻糸を中心を空洞にして巻いたもの)に似ている事から
“深山苧環”と名づけられた。

〔上段の画像の周囲の5枚がガク片、下段の画像はガク片を除いて花弁だけにしたもの〕



ホシケイランの丹頂花

2012年05月01日 | 庭の山野草
屋内で一冬過ごしたホシケイランの丹頂花が咲いたが、越冬前に4~5枚あった葉は1~2枚に減ってしまい、屋外南側軒下で越冬したものに至っては、今年の春になって葉が次々に枯れ、1枚もなくなってしまった。
しかし、屋外南側の椿の木の下へ植えておいたホシケイランの黄色花は、越冬前に4枚あった葉が未だ3枚くらい残っている。
この系統のランは寒さに弱いのか、それともこのような生長パターンを辿るのか分かり難くて、次の冬をどう過ごさせたものか今から悩んでいる。

花の距の向きはガンゼキラン同様に、蕾の頃は上向きだが、開花する頃になると花柄が捩れて下向きになる。
花の色はガンセキランより遥かに白いが、僅かに黄みがある。
いずれにしても、当地で見慣れたランよりかなり異なった姿だ。
ホシケイラン(丹頂花)の開花前後ガンゼキランの花