里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

川越、喜多院(2)

2007年11月10日 | 神 仏
喜多院の隣には“仙波東照宮”と言う神社もあった。


現在は、明治維新の神仏分離令以来別に管理されているが、嘗てはこれも喜多院の
一部だったそうだ。
この神社、日本の三大東照宮の一つで、仙波と言う地名をつけて“仙波東照宮”と
呼ばれている。

本場の日光東照宮や、一旦葬られた静岡県の久能山東照宮の事は知っていたが、こ
の仙波東照宮については初めて知った。
由来を読んで見ると、家康の遺言に基づき遺骸を久能山から日光に移す際、喜多院
に於いて天海僧正が4日間の法要を営み、その縁で家康公の像を祀ったのが始まり
とか。 
後には神社の社領として200石を貰ったそうで、この点からも江戸との繋がりが
相当強かった事が窺われる。
仙波東照宮山門近くを循環する観光バス

喜多院で面白かったのは五百羅漢だ。
釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩、阿弥陀如来、地蔵菩薩の他に十大弟子、十六羅漢
を含め538体が祀られている。

みな個性的というよりも、むしろ面白い顔をしている。  
印象的なのは、
・一番男前の石像。       台座がグラついていて尻軽なのだそうだ。
・法螺が壊れている石像。   嘘がつけない正直者と言う事か?
・十二支の動物を抱えた石像。 自分の干支の石像を拝むのだそうで、私も羊の
                   石像をしっかり拝んだ。
石像群の一部男 前
正直者?羊を抱えた石像



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