コエトオトからはじまる

コエトオトが発信する、発見と創造のブログですコエトオトのパフォーマンスをお見逃しなく!

はじめてヤーコン食べました

2007-12-07 22:40:25 | はしやすめ
知人が「お裾分け」と持ってきてくれたヤーコンです。

ちっちゃいさつまいも。

そんな印象ですが、キク科の植物だそうです。
しかもデンプンはほぼ含まれていないらしい。ふむ。

たっぷりのフラクトオリゴ糖がおなかの環境を整える。
抗酸化作用のあるポリフェノールも含む。
もちろん食物繊維が豊富。
そんなヤーコン。

「生で食べられるわよ」ってきいたので
皮を剥いてスライスして少々水にさらして
おそるおそる口にすると・・・

あまい。
梨のような歯ごたえとやさしい甘さがありました。
おかずにするなら、酢みそ和えなんぞもいいんですって。ふむ。

アンデス地方原産らしいけれど、南米では
どんな料理にしていただくのでしょうか?
なんでもインカの果物とも呼ばれるそうですから
やはり生でかぶりついているのでしょうか?

ヤーコン。
粗暴な印象のネーミングですが(笑)、裏腹に
どうやら女性の強~い味方のようです。


『漱石を売る』

2007-12-05 23:59:02 | 朗読あれこれ

漱石の命日が近いので、ウチにあるこんな本を手にとってみました。

古書店のダンナでありながら作家でもある出久根達郎氏の
『漱石を売る』(文春文庫)
という51本のエッセイが入った本です。

1作目の表題作は、まさに
「漱石」をいかにして売るか、四苦八苦する話。

なにぃーっ!?漱石を売るですとぉ~!?

はい、漱石直筆の書簡を売る話です(笑)。

さすが古書店主らしく“お宝の価値”についても触れていて

「文人の書簡は、本文と状袋(じょうぶくろ)をもって一対とみなす。
 書状のみだと一段安い。まがいものを危惧するからである。」
「内容によって高下がある。文学を論じたものを第一等となす。
 近況を報じるものを次とし、儀礼的短文を更に低く評する。」

などとあります。
サインが入っていても、「○○さんへ」と個人名が書かれていると
「○○さん」が余程有名人でない限り価値が下がる・・・ぐらいの話は
『なんでも鑑定団』を観ていれば承知の助ですよね!(^^)


さてさて件の書簡、これがただの手紙でない。
漱石が書いたものではあるけれど、
お悔み状だから店主も困ってしまうのです。

「天下周知の文豪の書簡といえども、弔詞となると、さばきにくい。
 客が縁起をかつぐからである。」

さぁ、この文豪のお悔み状を、もうけが出るように売りさばくことが
できるのかどうか・・・。
よろしければご一読ください。



漱石が亡くなったのは
大正5年(1916年)12月9日、49歳。
生前、弟子たちや面会者と語らう場であった
漱石山房での「木曜会」は、
死後、命日にちなんで「九日会」と名前を変え、
なお漱石山房に弟子たちが集ったそうです。

漱石山房・・・漱石が亡くなるまでの最後の9年間を過ごした家





風邪ひきさん、お大事に

2007-12-03 18:17:41 | はしやすめ


風邪はふとしたきっかけでひきますね~。
多分からだの中に疲れがたまっていて
それでもからだの許容範囲であれば
何とかもち堪えているのだろうけど
ちょっとからだが緩むと
ある瞬間にダムの決壊のごとく発症するという。

私の場合、おととい良かれと思ってゆっくり入った
お風呂がきっかけだったような気がします。
普段シャワーで済ませることが多いのですが
入浴剤を入れてラジオを聴きながら時間をかけて
ゆっくり入ったのです。

からだが緩んだんでしょうね。
お風呂から上がった途端、何ともいえない
虚脱感がありました。
からだが重くて頭がぼぉ~っとして。

そういえば先日、知人が
仕事で全国を飛びまわっているときに
途中で「からだにご褒美」と思い温泉につかったら
体調を崩してしまい、その後の仕事に大いに差し支えて
しまったと云ってました。

別に温泉が悪いのではなく、やはり
温泉はからだの隅々を揉み解す作用があるのでしょう。
休暇で行くならいいのですが、仕事の合間だと
ハードな仕事であればあるほど見えない疲れがたまっていて
温泉に入った途端からだがゆるんで
思わぬ症状が溢れ出しかねません。
温泉で緊張をほぐしてからだを開放するなら
仕事を完了してからがベター・・・でしょうか(^^)

ま、私は医者ではないので医学的見地から
正しいかどうかは分かりません。個人差もあります。
ただ11月10日付の【朗読もの】でも書いたように
風邪はからだのどこかを働かせすぎて偏りができたときに
起こるものであるとすれば
そのからだのサインを受け止めてあげなくては
いかんでしょうね。

みなさん、ついつい自分のからだを過信するでしょ?
私もです。
やっぱり風邪とじょうずに付き合おう!これでしょうか。

あ、でもひどい症状のときですとか長引く風邪は
自分で判断せず、専門医に相談してくださいね、ほんと。

あぁ、ポイント制

2007-12-02 15:44:22 | はしやすめ

お気に入りのドーナツを食べようとミスタードーナツに行きました。

ウキウキ注文。そして張り切ってミスドのポイントカードを提示。
すると店員さんが
「あ、このポイントは期限が切れてしまいましたので
 貯まったポイントは無効です。
 新しいポイントにします」
とのたまった!

えぇっ!?
つまり、これまでのポイントはご破算だというのです!

あからさまにテンションの下がった顔になった私、
ポイントカードを確認するとやはり期限はきている。
しかも期限はきのうでした。
一日くらいサービスしてよ・・・などという柔軟性は
チェーン店には求められません。
失ったポイントは450点あまり。450円ほど損しました。
すみません、みみっちくて。

1年間有効、という盲点を突かれたわけですが、
そういえば2007年は終わろうとしています。
ポイント制にしているものには、年末で何ポイントかが無効になる
ものがありますよね?
それらは早めに使うか、商品券に交換できたりするするので
みなさん、要チェックでございますよ!

ちなみに、タワーレコードなんぞは
ポイントカードの最終使用日から1年間有効としています。
買い物をすれば、そこからまた1年間先まで有効になるのです。
この方が親切だと思います。
だって1年後をいちいち気にしながら使ってませんもん。

悔しさ満々でドーナツを食べていると、別のお客さんに店員さんが
「もうすぐ期限が切れますからお気を付けください」
と云ってました。
あぁ、アタシは店員さんにそう云ってもらえるタイミングのときに
店に来てなかったのですね。返す返す残念!とほほ。



ヘイ、ミスターブルースマン

2007-12-01 17:10:10 | 朗読あれこれ

「お前は、セイジ・モリナガを知っているか!?」

森永セイジさんのアルバム『SLOW SIDE』の中に書かれた
一行はまさに言い得て妙でした。

山口県の徳山からひとりのブルースマンがやってきて
東京でライヴをやるってんで荻窪のライヴハウスに向かったのです。

ブルースマンの名前は、森永セイジ。
ミュージシャンであり、徳山で「BOOGIE HOUSE」という
ライヴハウスを経営する男です。

ワンマンで森永さんのライヴを体験するのは初めて。
ブルースが何たるかなんて分かってない私ですが、
森永さんのギターとブルーススピリットと人柄は
私の心を揺さぶるに充分でした。まさに
「お前は、セイジ・モリナガを知っているか!?」
「セイジ・モリナガのブルースを聴いたことがあるか!?」
と道行く人々に語りかけたくなる、そんな気持ちにさせて
くれたのです。

今でもギターを弾かない日はないというブルースマン。
「いつまで店をやってるかわかんないから
 BOOGIE HOUSEに来るなら早くきといた方がいいよ」
なんてうそぶくブルースマン。

ブルースのスタンダードを主に歌うセイジさんですが、
オリジナルの「KI-TA-KU」という1曲がしみるので
ここに歌詞を書きます。

“深夜に病院で亡くなった親父を家に連れて帰る時に思ったことを
 歌にしました”

こんなコメントがついています。



  KI-TA-KU

話したいことがあった
忘れかけたむかしのこと
少しくらい笑いながら
思い出したかったよ

いいわけはしたくないけど
言っておきたいこともあった
二度と戻せないことも
どうしようもないこともあるんだ

もうすぐうちへ帰る
もう少しの辛抱だ
そのあとはゆっくりと気のすむまで眠りなよ


ろくでなしの俺だったけど
今は少しまともになった
一度くらい俺のことを
ほめてくれないか

暗くて深い真夜中の海は
こらえる涙であふれそうだ

もうすぐうちへ帰る
もう少しの辛抱だ
そのあとはゆっくりと気のすむまで眠りなよ


※CDに歌詞カードはなく、歌詞は聴きおこしです。ご了承ください。