老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

未来の党の党内紛糾に思う(2)

2012-12-26 20:41:07 | 政治
いやしくも、国政にかかわる者であれば、来年の参議院議員選挙は、この国の命運を決めかねない重要な選挙、という認識を持って当然と思うのだが、違うのだろうか。

この国の「未来」を方向付けようとする道に 二道ありで、かつて来た道への回帰と、来た道に告げた別れを大切にしてさらに前へ、とに 大別出来ましょう。

後者の道を切り開いて行こうとするグループの先頭に立ち得るかと、ほのかな期待を持たせた政党が、一ヶ月余で、ほぼ、瓦解する。やりきれない。

なへんに原因があるのか。瓦解は瓦解、新たな「希望」を探せばいいさになるのか。希望の「旗を立てる者」は、いるのか。現れるのか。

どんぺりの「苦さ」のみが舌に残る「年の瀬」です。

「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
百山
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未来の党の党内紛糾に思う(1)

2012-12-26 20:30:19 | 政治
予想どおり、嘉田代表の衆議院選敗北に対する無責任と我が儘で、未来の党内が紛糾しているようである。25日の朝日新聞夕刊によれば、嘉田氏は記者団に、『「小沢共同代表を受け入れたら、私の政治生命が終わる。(起用は)社会的な抵抗が大きすぎる」などと述べ』たと報じられている。
http://www.asahi.com/politics/update/1225/OSK201212250027.html

この談話を読む限り、党利党略どころか私利私欲が露わで、選挙に敗北した責任が全く感じられない。これでは「国民の生活が第一」から「未来の党」に合流した議員を、「未来の党」の議員としてではなく、「国民の生活が第一」からの傭兵議員と見て、「落選しようがかまわない」と思っていたのではないかと疑われてもやむを得まい。

何れにしろ選挙敗北の責任は嘉田代表にある。敗北した以上、選挙前のことはリセットして未来の党議員の多数決の意見を謙虚に聞くべきである。そして小沢氏との共同代表制を受け入れ、「未来の党の日本改造計画」のようなものを共著で出版して、来夏の参議院選までに風を興すことである。阿部知子議員が共同代表では党勢は拡大できない、今の社民党を見れば明らかであろう。

因みに小沢氏(岩手4区)と阿部氏(神奈川12区)の小選挙区での得票数を比べれば、小沢氏は7万8千票、阿部氏は5万1千票である。また今回は2人とも古巣を離党しての立候補であるが、小沢氏は民主党から刺客候補を立てられているが、阿部氏は社民党から刺客を立てられていないのに約2万7千票の開きがある。

参考までに小沢氏の刺客候補は2万8千票を取っており、刺客が無ければこの票はほぼ小沢氏が獲得したであろう。是を見ても小沢氏が阿部氏より力があることが分かるはずである。選挙前の党首討論で嘉田氏は、小沢氏を使いこなせるかとの質問者の問いに「使いこなす」と答えて居たはずである。今の態度と記者団への談話からは、小沢氏を使いこなせないから「排除しようとしている」と思われてもしかたないであろう。

一方滋賀県議会は未来の党代表と県知事の兼務に対して不信任案が可決される率が高いと報じられている、それを避けるには共同代表を受け入れるしかないはずである。

「護憲+BBS」「政党ウォッチング」より
厚顔の美少年
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日本人について

2012-12-26 16:55:54 | 選挙
私は2.26後の日本軍政下でも議会民主主義者で、自由主義が好きで、世間様から評判の悪い子で、英米との戦争は負けるに決まっていると思っていたから、負けた時は自分が勝ったみたいな錯覚にとらわれそうになったぐらいである。日本と英米とどっちが正しいなどと思ったわけではない。国力の差を考えて、日本の陸軍軍人がバカだと思っていただけである。

その後の日本のデモクラシイについて、戦後のある時期までは一応評価できると思っていた。

ところが私が八十過ぎの本格的な老人になった今度の選挙で、戦争好きの安倍を大将にする自民党の圧勝で呆然として言葉もない。

しかし国民の大多数が彼のような戦争好きとはとても考えられないから、これは現在の選挙制度にも大きな原因があると考えられるが、もう一つは戦後六十何年、戦後生まれの人々が絶対多数でほんとうのきびしい生活を知らないで、物を考えるのが嫌いで、感情に流されるのが好きな国民性が復活してきたせいだと思う。

これに対する対策は今すぐにはうまい案がない。今のところ戦争中と同じく、郎君独寂寞、おのれの思考する人間の在りようを守って護憲運動に専念するしかないと思っている。

「護憲+コラム」より
鈴木建三
コメント (1)
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