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うえのやなか。

2006年09月02日 | 暮らし
      
ちょっと前になるが、たまにはゲージツでも鑑賞するかっ!と上野方面に出かけた。
東京国立博物館で開かれていた『若冲と江戸絵画展』へと。
   

"若冲"とは伊藤若冲(じゃくちゅう)。名前は知らなくても、
この絵、どっかで見たことがある!という人も少なくないと思う。

 
左:この絵はとてもデザイン的。モザイクタイルを貼り詰めたように小さな四角のマスの連続で描かれている。
江戸時代に、何やってんだろうこの人は!と感動した。


洋画とはひと味違うし、特に若冲には前衛的なものを感じてしまった。
とても狂っていていい。私の場合、モーツァルトとかもそう感じてしまうのだが…
ま、真夏にトリハダで涼を得る贅沢!ってとこでしょうか。
で、すごい人だった。若い人が意外に多かった。
ちょっと残念なのは、今回の作品はアメリカ人のコレクションだということ。

帰りに本館(日本ギャラリー)に寄ってみた。

とても贅沢な造りと空間。さすが重要文化財!
ヒルズや汐留に比べて、ここは"国際級空間"でした。


さて、ゲージツのあとは…、
上野の森に明治からある「精養軒」で遅い昼食。

ここは漱石や鴎外の小説にも登場するフランス料理の老舗だそうで、
文明開化の頃は相当にぎわったらしい。

お目当ては、軽食堂でのハヤシライス!

よ~く煮込まれたソースは、材料が限定できないくらいの絶妙なコクがあって、
まろやか。見た目はフツーだが、味もフツーっぽい!…そこがスゴいかな。
良くできたタン・シチューのようなソースだった。

せっかくなので、もう一品はカレーライスをオーダー。
こちらは、わかりやすく言うと"初期のボンカレーを高級にした風味"。
いや、けなしてるのではなく、、超B級な私の舌からはこれが限界の例えなんだな。
「んんっ、ボンカレーも相当に研究された味だったことが窺われる!」といえば、
フォローになるかな!?
              

印象に残ったのは、品の良いおばぁちゃんがお一人でニコニコ食事してたこと。
物語らずして…、あぁ、とても感慨深い光景でした。


その後、上野の森をかる~くながして、谷中方面へと…。
谷中、根津界隈は何度かブラブラ歩きしてるが、久々だ。
だいぶ陽は傾いたが、この日はとても蒸し暑く、ゼッタイかき氷!な気分。
目当ての甘味処をめざし、mamaさんについて行く…。

mamaさんは遠~い昔、このあたりで学んでたことがあるので
結構詳しかったりするのだが、、日曜ということもあってお休み!
なら、せんべいでも!って脈絡なしにぶらぶら歩く私たち。

で、次のお目当て、"都せんべい"は… 
  
              …あ、閉まってました(笑) 下町に弱い私たち。

結局、谷中ぎんざ商店街で"今晩のおかず"になりそーなモンを小分けに買って
大満足のふたり。

"惣菜いちふじ" 行列には弱いのだ。


こちらは、"肉のサトー"自慢のメンチカツ。   この「角煮玉子」は、角煮の味がしっか~りしみ込んでいて
                        『んまっ』でした(笑)


ぜ~んぶ、揚げ物系でまとめて、カラダに悪そ~っ!
あぁ、やっぱりB級だよな。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

谷中ぎんざを出て駅に向かう帰り道、とてもステキな出会いが待ってました。
な、ナント!谷中で白シュナくんに遭遇!!
もう、歩いてくる遠くから白シュナと分かった私たち。
もちろん声をかけさせていただき、たっぷりナデナデさせてもらいました。
興奮していろんなことをお話しして、感動して写真を撮るのも忘れるほど。
穏やかで真っ白な男の子でしたよ。
名前は、モモイチ君だそうです。

                               by rosa papa
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