rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

イブン・シーナの薔薇

2014-09-27 14:13:06 | ハイドロな日記
アロマを勉強している方なら必ずこの人の本に一度は目を通しているんじゃないかと思います。私も「精油辞典」をはじめ何冊もの本を読んできました。そういう意味では日本で最も有名なアロマの専門家ですね。

生活の木のセミナーはたいてい原宿のほうに行くのですが、今回は日程が合わずに湘南まで行ってきました。会場新しくてピッカピカでした。

ハイドロマニアの私は、ローズウォーターそのものの特性とか使い方について突っ込んだ内容が聞きたかったのですが、どちらかというとローズウォーターの歴史とかバックグラウンドに焦点を当てた内容でした。ま、それはそれで面白かったしブログやHPのネタになりそうです。と言っても、これから受講する方もいるでしょうからここには書かないでおきます。ハイドロゾルのサイトやFacebookページなどに小出しに書くかもしれません。

さて、イブン・シーナというば、アロマ学習者にとっては蒸留技術を確立した人としてしられていますが、イランでは誰でも知っている偉大な医者です。ヒポクラテスにも匹敵するかもしれません。そして薔薇の中にはイブン・シーナの薔薇と呼ばれるものがあります。いわゆるローズウォーターになる薔薇、ダマスクローズを指します。

先生がイランで撮影してきた画像を大画面で見せていただきました。その中でも薔薇の風景がとても印象的でした。園芸をやられている方で大小さまざまな品種の薔薇をお庭に植えてる方が多いですね。彩豊かな薔薇の花が咲き乱れていますが、そういった方のお庭の薔薇は花は目立つけど蔓や葉はあまり目立たない脇役に徹しています。ところがイランの薔薇農家の薔薇は、葉がこんもりと茂った中にぽつんぽつんと花が咲いているんです。

現代では薔薇は鑑賞のための花ですが、イブン・シーナの時代は薬のような役目を果たしていました。見た目の美しさは重視していなかったのでしょうね。そして、こんもりと茂った葉の間から顔を出している薔薇の花こそ、本来あるべき姿なのかもしれません。




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