rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

『アロマテラピーブック』

2009-08-25 21:11:36 | 自然療法関連書籍
アロマテラピー・ブック
ジニー ローズ
八坂書房

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 ジニー・ローズはアメリカのアロマ協会NAHAの会長も勤めたほどの有名なアロマセラピスト兼ハーバリスト。NAHAは日本でいったらAEAJのような全米で一番大きいアロマの団体です。ジニーは本もたくさん出版されていて日本人でいえば佐々木薫先生、浅井貴子先生、苑田みほ先生のような有名人です。

 この本の良いところはなんといっても情報量の多さ。精油の数も英語版でざっと数えてみたら151種類ありました。日本語版は図書館へもう返してしまったので現在手元にありませんがおそらく同じくらい載っているでしょう。ただ、その中には亜種が独立していたり、反対にカモミールみたいに数種類に分類されてもいいようなものが1項目で取り上げられていたりでこの数もあいまいです。

 精油の見出しのところに<しずく>のマークがついていてしずくににっこりわらっているような口の絵がかいてあれば安全に使える精油、怒ったようなへの字の口が書かれている物は注意が必要な精油、ひりひり炎症を起こしたような絵がかかれているのは皮膚刺激がある精油、斜線が引かれているのは使ってはいけない精油。この使ってはいけないような精油をあえて揚げてある所が日本では考えられないですね。

 それからもうひとつ面白いところは家庭でできるような水蒸気蒸留の方法や油脂吸着法のアブソリュートの採りかたなどが紹介されています。いずれもちょっと面倒なようなので実際に採取してみようとは思えませんが興味深い内容です。

 逆に難点をいうなら、イラストをなんとかしてほしい。日本語版はかなりカットされていますが、英語版はふんだんにイラストが載っていて、どれもこれも結構

   きもい!!  > <   グロい!!

ちょっと日本人には受け入れがたい挿絵です。ただ反面こぎれいなイメージイラストやイメージ写真で飾り立てられた本と違って現実的というか生活の中に生かされている感があります。レシピの種類も多いのでこれは初心者というよりも中級者以上の方が楽しめる一冊だと思います。






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