『バラの妖精』のあらすじはこんなです=============
ある庭に1本のバラの木が生えていて、その1つのバラの花の中にひとりのバラの妖精が住んでいました。妖精はあまりにも小さくて人間の目には見えなかったのです。ある日妖精は遊びに夢中になって帰って来た時にはバラの花は皆閉じてしまいました。仕方なく近くにあったスイカズラの花の中に朝が来るまで居ることにしました。
妖精がそちらに飛んでいくと、そこに一組の恋人達が別れを惜しんでいました。若者は娘のお兄さんから用事を言い渡されこれから長い旅に出るのです。二人が別れを交わして若者が歩き出すと、娘の兄が後ろから忍び寄って妹の恋人を殺して菩提樹の樹の根元に埋めてしまいました。この兄は妹の恋人が嫌いだったのです。
それを目撃したバラの妖精は兄の頭についた菩提樹の葉の中に身をひそめ家までついて行きます。そして娘に事の一部始終を夢の力を借りて告げます。悲しんだ娘は恋しい人の亡骸を掘り起こし、兄が切断した頭を大きな植木鉢に入れて土をかぶせ、そこにジャスミンの枝を1本指しました。娘はジャスミンの植木鉢を自分の部屋へ持っていき来る日も来る日も植木鉢の前で泣いて暮らしました。日に日にジャスミンは大きく育ちましたが、娘はだんだん衰え、やがて死んでしまいました。
悪い兄は妹の形見だと思ってジャスミンの植木鉢を自分の部屋へ持っていきました。それはとても美しく、甘くいい香りがしたからです。でもジャスミンの花の1つ1つの中にはジャスミンの妖精が住んでいて、その夜悪い兄はジャスミンの香りで死んでしまいます。
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アンデルセンの童話にしては完成度は低い1つだと思います。彼は生涯多くの素晴らしい童話を残しましたが、中にはこういったものもあったんですね。それはさておいて。。。
バラの精油が香りの女王と言われるのに対してジャスミンの精油は香りの王と言われています。それくらい香りが強いので香りで人が死ぬのもうなずけるようです。バラやイランイランと同様にジャスミンも古くから媚薬として使われてきました。夜に香るというのも一種魔的な印象を与えてますね。
ある庭に1本のバラの木が生えていて、その1つのバラの花の中にひとりのバラの妖精が住んでいました。妖精はあまりにも小さくて人間の目には見えなかったのです。ある日妖精は遊びに夢中になって帰って来た時にはバラの花は皆閉じてしまいました。仕方なく近くにあったスイカズラの花の中に朝が来るまで居ることにしました。
妖精がそちらに飛んでいくと、そこに一組の恋人達が別れを惜しんでいました。若者は娘のお兄さんから用事を言い渡されこれから長い旅に出るのです。二人が別れを交わして若者が歩き出すと、娘の兄が後ろから忍び寄って妹の恋人を殺して菩提樹の樹の根元に埋めてしまいました。この兄は妹の恋人が嫌いだったのです。
それを目撃したバラの妖精は兄の頭についた菩提樹の葉の中に身をひそめ家までついて行きます。そして娘に事の一部始終を夢の力を借りて告げます。悲しんだ娘は恋しい人の亡骸を掘り起こし、兄が切断した頭を大きな植木鉢に入れて土をかぶせ、そこにジャスミンの枝を1本指しました。娘はジャスミンの植木鉢を自分の部屋へ持っていき来る日も来る日も植木鉢の前で泣いて暮らしました。日に日にジャスミンは大きく育ちましたが、娘はだんだん衰え、やがて死んでしまいました。
悪い兄は妹の形見だと思ってジャスミンの植木鉢を自分の部屋へ持っていきました。それはとても美しく、甘くいい香りがしたからです。でもジャスミンの花の1つ1つの中にはジャスミンの妖精が住んでいて、その夜悪い兄はジャスミンの香りで死んでしまいます。
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アンデルセンの童話にしては完成度は低い1つだと思います。彼は生涯多くの素晴らしい童話を残しましたが、中にはこういったものもあったんですね。それはさておいて。。。
バラの精油が香りの女王と言われるのに対してジャスミンの精油は香りの王と言われています。それくらい香りが強いので香りで人が死ぬのもうなずけるようです。バラやイランイランと同様にジャスミンも古くから媚薬として使われてきました。夜に香るというのも一種魔的な印象を与えてますね。
雪の女王―アンデルセンの童話〈3〉 (福音館文庫 物語) | |
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