ある日征四郎はソプラノの綺麗な歌声を耳にします。何やら聞いたこのとない歌で、山の方から聞こえてくるので、好奇心に駆られて行ってみます。そうしたら歌の出所は、密かに思いを寄せてる女性・ダァリヤでした。最初に出会ったとき花の名前を教えてもらい、その花が征四郎の中でそのまま彼女を表していました。軽く挨拶を交わしたあと、何の歌なのか聞いてみると、
「(略)厩で幼子が生まれた、その喜びと祈りの歌らしいのですが。でも、晴れやかな感じはあまりしませんでしょう。何だか生きてあることの慰めのようで(p18)」
そのあと、足元に咲いている白い花の名前を尋ね、オオアマナだと教えてもらいます。
「(略)別名をスター・オブ・ベツレヘム。ベツレヘムの星、というのです。御降誕の夜、光り輝く星が夜空に現れて、当方の三博士を幼子のおられる厩まで導いた、その夜、その星は輝く光の雨のように草原に降って、この花が生まれたという云い伝えがあるのだそうです。(p19)」
スター・オブ・ベツレヘムはフラワー・レメディーとして有名な花で、メディカルハーブ協会のエキナセアのように、バッチフラワーレメディーのシンボル的な花でもあります。強い恐怖を鎮める花と言われています。癒しの花であると同時に希望も表す、とてもロマンチックな花ですね。
ロマンチックと言えば、本書の中でダァリヤさんはこの章にしか出てこないのです。恋人未満の男女のやりとりがなんとも初々しく思います。
タイトルの写真はたまみ626さんによる写真ACからの写真です。
「(略)厩で幼子が生まれた、その喜びと祈りの歌らしいのですが。でも、晴れやかな感じはあまりしませんでしょう。何だか生きてあることの慰めのようで(p18)」
そのあと、足元に咲いている白い花の名前を尋ね、オオアマナだと教えてもらいます。
「(略)別名をスター・オブ・ベツレヘム。ベツレヘムの星、というのです。御降誕の夜、光り輝く星が夜空に現れて、当方の三博士を幼子のおられる厩まで導いた、その夜、その星は輝く光の雨のように草原に降って、この花が生まれたという云い伝えがあるのだそうです。(p19)」
スター・オブ・ベツレヘムはフラワー・レメディーとして有名な花で、メディカルハーブ協会のエキナセアのように、バッチフラワーレメディーのシンボル的な花でもあります。強い恐怖を鎮める花と言われています。癒しの花であると同時に希望も表す、とてもロマンチックな花ですね。
ロマンチックと言えば、本書の中でダァリヤさんはこの章にしか出てこないのです。恋人未満の男女のやりとりがなんとも初々しく思います。
タイトルの写真はたまみ626さんによる写真ACからの写真です。
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