自称・敏感肌の人達

エステサロンで働いていた頃、自分は敏感肌だと言うお客様がとても多かったんですね。エステティシャンとお客様の会話を小耳に挟むと
「私本当に合う化粧品がなくて…◯◯社の○○シリーズしかダメなの」
なんて語っていたりする。傍らで聞いてる私は
え⁈あれが使えるんならそれほど敏感でもないでしょう？
と、心の中で思った。

お客様の傾向を見ていると本当に敏感な人もいると思いますが、多くは自分が敏感肌だと思いたい人達なんですね。ある日1人のエステティシャンに
「それほどでもないのに、敏感肌だっていう人多いでしょう？自分は敏感だって思いたいのかな？」
と聞いてみたら
「そうだね。敏感な方がなんか可愛いもんね」
と答えた。彼女が営業している所はあまり見ていないけど、きっと自分は敏感肌だと主張するお客さんに
「そうですね～、大変ですね～」
なんて話合わせている姿を容易に想像出来てしまった。

おそらく他の店のエステティシャンも美容部員も同じだと思う。彼女達はサービス業だから、お客様が望む方向に会話を持って行ってるんだろう。あわよくば自分の扱っている化粧品を売ろうって気持ちもうっすらわきまえて。

お恥ずかしながら私も嘗ては自分が敏感肌だと言っていた。湿疹が出来やすい体質で皮膚科に通いつめた時期もあったし、それこそ美容関係の人からは敏感だねと言われてきたので。

でも自分がサロン始めて本当に敏感な人達に会っていくうち、言えなくなってきました。被れることもあるけれど、使える化粧品もたくさんありますし。そもそも凄く敏感な人はエステサロンのお手入れ受けるのも難しいんですよ。

自分で敏感だと思っていても、探してみると案外使えるものもあったりするんですよ。







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