rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

エリカに馳る想い

2006-11-05 15:15:20 | ハーブな日記
 まだ子どもがいない頃、女の子ができたらエリカっていう名前をつけたいと思っていた。エリカは別名ヒースとかヘザーとかいうハーブで小説嵐が丘ジェーン・エアなどに出てくる。今でこそフランス大好きおばさんになってしまったが、若い頃はイギリス大好き少女で特にイングランド北部やスコットランドに対する憧れは大きかった。おそらくブロンテ姉妹などの本の影響だろう。  

   実際に娘が生まれる段階になって、私としては昔からの憧れのエリカという名前をつけようと思っていた。漢字を宛がうなら絵里花かな。ところが夫としては「そんなガイジンみたいな名前は今時多いから、もっとあっさりした名前がいい」と主張した。そんなわけで生まれるほんの3日くらい前になって別の名前が決まり、娘は後から決まった名前で命名された。生まれてきた赤ん坊の顔を見ると、確かにエリカって顔じゃなかったな。  

   エリカはその愛らしい名前とは裏腹にとても地味な花。刺々しくさえ感じられる。ただ荒涼とした寒々しい気候に負けないで強く咲いてる姿には何かしら凛とした魅力を感じずにはいられない。まさしくキャサリンの花、そしてジェーンの花。娘にも厳しい現実に負けない強い女性になって欲しいと願っている。  

   今回エリカを購入したのはローションにするチンキを作るため。娘は現在ニキビ真っ盛りの17歳。エリカのローションがニキビ予防に少しは役立つかなと、早速チンキを作ってみた。もう、そんな年頃になったんだな、としみじみ思った。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アーユルヴェーダ初体験 | トップ | ヒース・ティー »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ヒースの丘 (noel)
2006-11-06 21:45:04
ブロンテ姉妹の小説は、読んだような読んでないような・・・
わたしは、若い頃に 本当に読書をしてこなかった事が悔やまれます。
それでも、『嵐が丘』の「ヒースの丘」というのは、強烈に頭に残っています。
それが、エリカだと言うことを知ったのは、ごく最近なんですが。
ブッシュといった方がいいくらいの丈夫な花ですが、ニキビ予防になるとはしりませんでした。
「クレアラ○ル」とかを塗るより、ずーっと、ロマンチックですね!
返信する
エリカはタフ! (ぴぐもん)
2006-11-07 20:57:50
noelさん
 そうなんですよ。エリカって丈夫でタフですよね。華やかさはないけれど。私は今Secret Gardenを読んでる途中なんですが、あれにもヒースは出てきます。あったかいインドで育った女の子が両親をなくしてイングランドの気難しい親戚に貰われていくんですが、インドの暖とイングランドの寒が読んでるだけで伝わってくるようです。

 ハーブは即効性はないので、早くニキビを直したいときは クレ○○シルを使うほうがいいでしょうね。急にはよくならないけど、ハーブでゆっくり体質を改善していくほうが安全ではありますね。
返信する
女の子の名前 (kmy)
2006-11-08 21:01:17
エリカという花がこういうハーブとして薬効があるとは知りませんでした。そして、ぴぐもんさんがイギリス大好きだったというお話を読みながら、だからハリーにも通じるのかも、と思いました。イギリスやフランスというのはかなり疎くて、こうした記事を拝見しながら読んでみようかなと思いつつ、なかなか手が届かないでいますが。
女の子の名前を考える際に「エリカ」が候補だったのですね。命名というのは難しいですね。うちの第二子は医者から「女の子」と言われ続けて姉妹を念頭に名前を考えていたら、生まれてみたら男で、入院している間中名前に悩んだ思い出があります。
返信する
命名のおもしろさ (ぴぐもん)
2006-11-09 20:43:08
kmyさん、こんばんわ
 確かに命名ってその子が一生連れそう名前を考えるんだから、難しいといえば難しいんですが、結構楽しいですよね。
 上の子がお腹にいた時は特に性別は確かめなかったんですが、自分では何故か男だと思い込んでいたんですよ。七夕の頃だから星の児と書いて星児(セイジ)って名前にしようと思いお腹に向かってせいちゃん、せいちゃんと呼びかけてました。そしたら出てきたのが女の子。
 下の子の時はよく似た男女の名前を1組用意して○○ちゃん、とどちらでもいい呼び方をしていました。

 フランスって子どもの文化があまりないんですよね。ハリーもそうですが、今でも児童文学のメッカはやっぱりイギリスだと思います。
返信する

コメントを投稿

ハーブな日記」カテゴリの最新記事