メイチャンな一日

　以前レモンマートルな一日で紹介した同じクラスで冬のスキンケアについて学習しました。その時美容効果のある精油をいくつか紹介したのですが、お馴染みのサンダルウッドやローズウッドなどはみなさんいい香りだと相変わらず好評でしたが、なかにはちょっと退いちゃう香もいくつかあったようで、クミンシードやスパイクナードなどはあまり人気を集めませんでした。

　精油をテイスティングする時いつも面白い感想を述べるカルダモンさんがクミンシードの香を
「足の匂いみたい」
と言うと、ジュニパーさんが
「足ってほど強烈じゃないけど、なんか体臭って感じがする」
などなど、みなさんネガティブな意見がちらほら。

　そこで私が
「でもなんとなくセクシーな香じゃないですか？」
と尋ねると一同首をかしげる模様。体臭が強いのが好きな人もいるのよねなど口々に呟いていました。クミンシードはブレンドした香をなんとなく華やかなムードに演出するので使いようによってはいいんですけどね。まあ、アロマの基本は使う人がいい気分になれることが第一なので、もちろん強要はしません。

　意外に人気があったのがリツェアクベバでミルラさんが
「明色アストリンゼンのにおいに似ている」
と、なにやら懐かしいことをおっしゃる。精油の瓶にリツェアクベバと書いてあったので、最初その名前で紹介していたのですが、どうも発音しづらいようで噛んでしまう様子。それではと別の名前メイチャンとリトセアを紹介して、覚えやすいメイチャンに統一することにしました。

　香の好みというのは、もちろん個々人によって異なるのですが、クラスによって好む香がでてくる現象はなかなか面白いと思います。フローラル系の香が好きなクラスもあれば、イランイランやパチュリーなどのエキゾチックな香を好むクラスもあります。ここのクラスはレモンマートルとかメイチャンとか爽やかな香が好まれるようです。これって似たような香が好きな人が集まるのか？それとも個々に好きな香を影響しあうのか？とても不思議ですね。






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