・前回までの高齢期の支出の推算からは次のようなことを言えると思います。
・生活費など(生活費、住居費、通院費、保険料)は1年間の支出はおおよそ一定額であるものの、長く生きるほど総額が増える。そこで生活費などは可能な限り終身年金で賄うようにしておくことで資金不足のリスクが減る。たとえば、単身男性の場合、年金額が年額120万円(月額10万円)であれば、つつましい生活をする限り生活費などのための貯蓄は不要となる。逆に年金がゼロとすると、70歳10人が3人になるまで自分も生きるとすると生活費などのためだけで70歳時点で2,600万円の貯蓄が必要になる。
・介護費も非常に幅がある。特に女性は介護が必要になる可能性が高く、さらに寿命も長いため介護のための費用が多くなる。なお、前回ブログの推算結果は2030年頃には自己負担3割となるとの前提となっていることから、現在と比べると高額となっている。しかし、当ブログ「高齢期の備え13」で述べたように自己負担割合が増える可能性は高いので、貯蓄または私的な保険で備えておく必要がある。
・交際費や趣味のための費用は、自分が将来すると決めれば必ず必要な資金であり、保険にはなじまない。現役時代に余裕があれば必要な予算をたてて貯蓄しておく。余裕がなければ実際に高齢になったとき、交際や趣味を控えれば少なくとも生活はできる。
・上記の考え方に基づいた今から始めておきたい備えは次回からのブログで。
・生活費など(生活費、住居費、通院費、保険料)は1年間の支出はおおよそ一定額であるものの、長く生きるほど総額が増える。そこで生活費などは可能な限り終身年金で賄うようにしておくことで資金不足のリスクが減る。たとえば、単身男性の場合、年金額が年額120万円(月額10万円)であれば、つつましい生活をする限り生活費などのための貯蓄は不要となる。逆に年金がゼロとすると、70歳10人が3人になるまで自分も生きるとすると生活費などのためだけで70歳時点で2,600万円の貯蓄が必要になる。
・介護費も非常に幅がある。特に女性は介護が必要になる可能性が高く、さらに寿命も長いため介護のための費用が多くなる。なお、前回ブログの推算結果は2030年頃には自己負担3割となるとの前提となっていることから、現在と比べると高額となっている。しかし、当ブログ「高齢期の備え13」で述べたように自己負担割合が増える可能性は高いので、貯蓄または私的な保険で備えておく必要がある。
・交際費や趣味のための費用は、自分が将来すると決めれば必ず必要な資金であり、保険にはなじまない。現役時代に余裕があれば必要な予算をたてて貯蓄しておく。余裕がなければ実際に高齢になったとき、交際や趣味を控えれば少なくとも生活はできる。
・上記の考え方に基づいた今から始めておきたい備えは次回からのブログで。