地酒屋のロックンロール日記

酒好き・音楽好きの仕事がらみと個人事をつらづらと・・・

平成22年4月2日(金)  曇時々雨  電子音楽

2010-04-02 19:38:33 | レコード&オーディオ&ライブ


SILVER APPLES

1968年、1969年に1枚ずつ2枚のアルバムを発売し消えたバンド「シルバーアップルズ」
再発のアナログ盤は持っていたのが、この2枚が2in1で発売されたCDを購入。

 
1968年発売のデビューアルバム「SILVER APPLES」


1969年発売のセカンドアルバム「CONTACT」

いや~恐ろしくぐずぐずでふぬけまくってます。
エレクトリック・サイケ・ポップとして評価のあるバンドですが、
一聴して「しまった!」と思う人がほとんどでしょう!

基本はリズムボックのようなドラムと
自作したというシンセサイザーを弾くというより鳴っている感じ。
ギターやベースは聞こえてきません。 セカンドにはなぜかバンジョーを弾いている曲が!
もう2人で実験的にやりたいことをやったという感じです。
元祖プログレとも言われますが、その後デビューした「キング・クリムゾン」や「イエス」の
超絶テクニックとは比べものにならないボーカルも含めてすべてヘナヘナです。
「キング・クリムゾン」や「イエス」はとても無理でも
このバンド風なら自分でもやれるのではとさえ思えてきます。

しかしこのB級感 2度目を聞くと「あれ?」っと思い、3度目で「おっと!」と思い
5度目ではもうこのぐずぐずに「とりこ」になります。

不思議な浮遊感と妙にポップな曲調、ループする打楽器と化したドラム
60年代後半の一気に花開いたロックの多様性。
その中に徒花のように咲く「SILVER APPLES」

聞いて良しと思うのは10人中2人くらいか

絶対のおすすめは致しません!  勇気と興味のある方はご視聴下さい。

※高嶋ゲッチングはもちろん知ってるよね!