晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

お盆に思う・・・

2014-08-14 22:13:35 | Weblog
 先代に倣い、先祖を祭る事がつとめの嫁・・・との思いは少し古風なんでしょうか。
田舎の同居暮らしも時代とともに少しづつ変わり、我が家のような昔ながらの生活スタイルも稀な気がいたします。
 今年のお盆は歳を重ねたせいでしょうか、いろんな思いが湧いてくるものです。

 先月は年老いた叔父が亡くなり、家族で葬儀を済ませました…との知らせを受け、少し気持ちが動揺しました。
一人娘が嫁ぎ、その家を継ぐ者もなく親戚のお付き合いも高齢になると困難になり、ご遠慮申し上げます。こんな状況は珍しくもない世の中です。
 先祖のお墓も守る者がいない・・・そんなことでしょう。

 また、思いがけない訃報の知らせがあり、今日は<あの心優しい叔母>の葬儀となりました。
こちらもまた家族葬、とはいえ親族には声もかかりますが、参列するのは甥や姪、嫁の立場の私は叔母との最期のお別れもやはり遠慮いたします。
ここ数年、葬儀のスタイルもずいぶん変わってきました。

 家族の多い我が家のお盆も、孫たちも休みに合わせ外出、夫は葬儀ということで留守番役の婆です。
たったひとりの昼食などTVを見ながら、お茶漬けでさっと済ませてしまいます。
 だけど、そのTVに釘づけです。
イマドキのお墓事情をみながら、我が家のような家族様式の中では当面は考えられないことばかり。
寂しいお墓事情を見ていると、ひとりお茶漬けで済ませたお昼がいっそう虚しく感じます。

  < 寂しさに 慣れぬ孤食は 粗食なり >