ちょっと古いけど、苦がつくと言われお正月のお餅も28日に搗くのが我が家の生活様式。
餡餅も少しは欲しいので、お友達にいただいた小豆を昨夜は煮て餡に仕上げておきました。
断捨離して大きな蒸し器も2升搗きの餅つき機も処分してしまったので1升で小さな鏡餅と餡入り餅。
こんな作業をしながら子どもの頃の餅つきを思い出しておりました。
核家族で育ったのでお餅つきには子どもも手伝っておりましたわ。「餅もよう丸めんようじゃ嫁には行けん」と父は言っていました。なんてことはない、嫁いだこの家では丸餅ではなく伸し餅を切り餅にしておりました。今も1升は切り餅にします。
正月には豆餅もつきものです。実家の豆餅にはうるち米も同時に搗き込むので、もち肌ではなくごつごつした肌で火鉢で香ばしく焼いた子供時代を思い出しましたわ。
嫁いで味わう豆餅は白餅に黒豆が入っただけの塩味でした。今年は実家の豆餅を搗いてみました。ただし、黒豆ではなく農婆の青大豆使用でございます。
子ども時代はこの豆餅が搗き上がると木製のもろぶたにナマコ型に整え入れておりましたっけ。
手入れが面倒というだけであの木製のもろぶたも処分してしまった農婆は1升の豆餅を樹脂製のもろぶたの隅に収めましたわ。
さしあたりお正月用にお餅3升搗き上がり!誰の手も借りず一人で出来るお餅搗き、何だか味わいに欠ける新しい生活様式だわ。